内面情報を肉体とクラウドでやりとりする新型aiboは2匹存在していることになるのかについて

まとめました。
日記
0
生命情報保存研究所 @rodan670
新型aiboの連続稼動可能時間が2時間であるのに対し、充電時間は3時間とされている。新型aiboにおいては動いている時間よりも止まっている間の時間のほうが長い。電源が落ちている間のaiboの知性や記憶は電子情報としてチップに宿り続けているが、電力を供給されていない限りそれは何も感知できない。
生命情報保存研究所 @rodan670
新型aiboにとっての時間は、2時間おきに停止する。aiboの内面は、何かを感知し思考学習する生きた情報処理システムとしての姿と、静止したただの情報としての姿を行き来する。
生命情報保存研究所 @rodan670
電源を切られている間のaiboの内面は情報としてのみ存在し、現象としては無と化している。しかしスイッチを入れた瞬間静止した情報に過ぎなかったaiboの内面は現実世界と相互作用するための器を取り戻し再び現象として機能し始める。このようにaiboの内面は時間を跳躍していく。
生命情報保存研究所 @rodan670
しかし新型aiboにおいてその内面はクラウド上にあげられ、クラウド内で独自の処理を受け、成長を深める設計も施されている。この時肉体のaiboが停止している間に新たなる変化を遂げたクラウド上の内面と、肉体上の内面とにはずれが生じていることとなる。ここでaiboの内面は2重に存在してしまう。
生命情報保存研究所 @rodan670
この問題は、肉体aiboがスイッチを入れられた際、逆にクラウドから送信された変化した内面を肉体aiboが受け取ることで解消される。二つのaiboは一つに戻る。ではスイッチが切られている間aiboは二匹存在していることになるか?
生命情報保存研究所 @rodan670
恐らくそうならない。肉体aiboの内面はスイッチが切られている間ただの停止した情報に過ぎないためである。
生命情報保存研究所 @rodan670
しかしもし肉体aiboが目覚めたとき、肉体aiboとクラウドaiboの通信が遮断されていた場合、状況はややこしくなる。通信が途絶している間肉体aiboとクラウドaiboはそれぞれ己の内面を独自の形に発展させる。その期間においてaiboは2匹存在している。
生命情報保存研究所 @rodan670
やがて通信が復活した際、2匹のaiboが再び統合されるとする。このときどちらかのaiboがどちらかのaiboにその内面を上書きされるのか、それとも両者が交じり合うのかは不明である。しかしいずれにせよ少なくとも片方のaiboはその内面にこれまでにない要素を付加されることとなる。
生命情報保存研究所 @rodan670
aiboはその瞬間これまでの自分ではなくなる。しかし内面に新たな要素を付け加えられたaiboは己をこれまでの己と同じ己であると認識していくこととなる。ここでこのaiboは錯覚を起こしている。ただその事実はaiboの生に大きな支障を与えない。aiboはその後も何食わぬ顔をして生活していく。
生命情報保存研究所 @rodan670
自身の内面を肉体とクラウド上間でやりとりすることのできる新型aiboのような存在を念頭に置いた場合、自我というものの正体はより分かりやすくなる。それは一度ただの情報として停止することができ、錯覚を介して連続性を保つ。
生命情報保存研究所 @rodan670
これを人に当てはめた場合、例えばある人間の自我を情報として完全に抽出することができれば、当人の肉体が滅んだ後も、この情報をアンドロイドやクラウド情で再起動することにより、同じ人間がこの世に存在していると言うことができる。
生命情報保存研究所 @rodan670
自我がその様態を作り変えられても、錯覚を持って以前の自我と連結するのであれば、重要なのはその正当性となる。例えばあるaiboAの肉体に別なaiboBの内面情報が送信され、肉体がこの別なaiboBの内面を自分自身だと錯覚した場合、そこに存在しているのはaiboBということになるが、
生命情報保存研究所 @rodan670
これはaiboAの内面としてはただの侵略であり、受け入れられることではない。内面情報をやり取りし、錯覚を介して自我の連続性を保つ上では、やり取りされる内面情報は間違いなく自分自身にルーツを持つものでなければならない。
生命情報保存研究所 @rodan670
あるaiboにおいて肉体とクラウドで通信が一時途絶し、両者において内面が一時的に独立した後、双方の内面を統合させ、錯覚の働きをもって再びこれを一つにしうるのは、それぞれが同一のaiboという存在から生まれイレギュラー的に分離したものであるからである。
生命情報保存研究所 @rodan670
自我はある存在にとっての内面情報が、器となる肉体やクラウド上で機能することで成立する。器は同時に与えられた内的情報を己と錯覚するための装置でもある。これまでの自分と縁もゆかりもない他者の内的情報を与えられても器はそれを自己と錯覚することができ、
生命情報保存研究所 @rodan670
この錯覚の中で新参の自我は幸せに成立しうる。自我にとって核となるのは内的情報の部分であり、よってaiboにおける肉体とクラウドのように複数以上の器を越えてこの内的情報をやり取りする場合最も重要なのはその系譜の正当性である。送受信される内面情報は、その過程でいかに変化していこうと
生命情報保存研究所 @rodan670
あくまでオリジナルの自己との連続性を有する自分自身のものでなければならない。新型aiboは自我が単一の器を越える上で参考にするところの多いモデルケースであり、人の内面を情報として(そのオリジナルと最低限の連続性を保った形で)単離し、また錯覚する器を用意することができたとき、
生命情報保存研究所 @rodan670
人間もまた新型aiboのように情報のみを己の正体としながら肉体や時間の有限性にしばられることなく生きられるようになる。

コメント

名無しさん@お腹いっぱい @vicy 2017年11月8日
ロボットに宗教哲学持ちこむと、AIの性能が向上した時、奴隷労働とかスケベに使えなくなるから、やめたほうがいいと思うわ
iksk @space_sk4500 2017年11月8日
この人の考えることは面白いんだけど大抵心身二元論の上に立脚してるからね
エリ・エリ・レマ・サンバディトゥナイ @mtoaki 2017年11月8日
こういうのはグレッグベアの「永劫」か「久遠」でカジュアルに「複数の自分」を使ってたな。
köümë™ @tknr_koume 2017年11月9日
エージェント・スミス...
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする