【居残り】なぜ原発は推進されたのだろう?【独り言】

零時過ぎにAPI使い切って「おまえ黙れもちつけ」とTwitterさんに言われてしまった。午前3時過ぎに復帰したら皆寝ていてぼっちでした。ので、ひっそりと居残りで自習。 結局、後で読み返す用に自力でまとめ。 かつて、なぜ原発は推進されたのか? 続きを読む
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加藤AZUKI @azukiglg

あ、戻った。まあ、皆さんもう寝てるだろうので、独り言。

2011-03-28 03:06:27
加藤AZUKI @azukiglg

http://bit.ly/hMLaZi @fuwarin さんのまとめたこのグラフで見ると、1965~1973年(この年がピーク)に向けて石油の使用量が増加を続け、逆に石炭と水力の占める割合が下がった。で、オイルショックに見舞われた。

2011-03-28 03:08:27
加藤AZUKI @azukiglg

一次エネルギーの7割を原油に依存するというのはどう考えても偏ってる。原油価格に猛烈に左右されるし。原子力は1965年くらいからグラフに現れ始めるけど、数字が出るのは1970年の0.3%という比率から。1973年は0.6%その後石油の比率減少と引き替えに原子力の占める割合が増える。

2011-03-28 03:10:32
加藤AZUKI @azukiglg

一緒に増えたLNGや1990年くらいから盛り返した石炭も合わせて石油(と水力)以外は右肩上がりに伸びるけど、原子力は2000年くらいから逆に比率としては減少し始めている。LNGや石炭の比率を上げる、「分散投資」は【言われるまでもなく既にやってる】と、言える。

2011-03-28 03:12:19
加藤AZUKI @azukiglg

「発電コストについて東電や政府は嘘を付いている!」という指摘もあった。何が正しいかは確かに検証のしようがないからわからんけど、はっきり分かってるものはある。つまり、「電力の販売単価」。末端価格、電気代と言い換えてもよい。それと「電力需要」の推移。

2011-03-28 03:14:55
らいと @light_09

@azukiglg 一連のやり取りを眺めさせていただきました。色々な考えがあるなぁ、と。

2011-03-28 03:16:23
加藤AZUKI @azukiglg

まず、電力料金単価の推移から。http://bit.ly/gDpYd3 平成6年から19年までのデータだけど、基本的に電力価格は下がり続けている。もし、原発の発電コストが実は安くない、高いなら、原発が増えれば増えるほど電力の末端価格は上がるのではないか?

2011-03-28 03:18:19
加藤AZUKI @azukiglg

@light_09 それぞれの立場に立てば皆正義ですし、情理は理解できますし、同情すべき点も多いですけど、最後は「金=コストを誰が賄うか」に帰結する話ですからねえ……

2011-03-28 03:19:02
加藤AZUKI @azukiglg

原発の稼働機の機数はずっと拡大してきているわけだから、もしその他のエネルギーと比較して原発の発電コストが安くないのであれば、発電コストと収益を上乗せした電力単価は【値上がり】していなければおかしいということになる。実際には値下がりしている。http://bit.ly/gDpYd3

2011-03-28 03:21:54
らいと @light_09

@azukiglg 廃止論者はそれで結構なんですが、廃止のコストを全然語ってくれないですよね。

2011-03-28 03:22:08
加藤AZUKI @azukiglg

もうひとつのデータは「電力需要」。もし、省エネルギーが進んで電力需要が下がったのだとすれば、供給電力量が需要より多くなるわけだから、電力単価が安くなる――というのも成り立つ。で、これが1955~2009年までの最大電力の動き(中部電力) http://bit.ly/gDpYd3

2011-03-28 03:24:23
加藤AZUKI @azukiglg

東電のものではなく「最大電力(ピーク時)」ではあるけど、少なくともピーク時にそれだけ給電する能力とそれだけのピーク時需要があった、という指標にはなる。で、これを見るとリーマンショックで需要が急落した2009年を除けば、55年以降オイルショックと冷夏以外の需要は増え続けている。

2011-03-28 03:26:50
ten@趣味垢 @ten1810

質問です。割と電力発電費用対比は見るのですが、一次資源の仕入れから廃棄物破棄コストまで含めた対比を最近見ないんですよね。ご存知でしょうか。RT @azukiglg: 原発の稼働機の機数はずっと拡大してきているわけだから、http://bit.ly/gDpYd3

2011-03-28 03:28:17
加藤AZUKI @azukiglg

つまり、電力需要は不況の時期を除いて基本増え続けており、供給過剰になる、減っているということは起きていない。先のデータでは原発の稼働数の増加に合わせて、電力単価は下がってきている。これらを総合すると、「原発が占める電力供給量の増加で電力価格が安くなった」と説明できる。

2011-03-28 03:28:24
加藤AZUKI @azukiglg

もし、費用が高いのであれば、その分の費用が電力単価に上乗せされなければならない。将来的にまったく想定していない、ということはないのだろうけど、福島原発の炉齢延長などにあったように、「可能な限り長く使って、解体費用の貯金を殖やそうとした」というのはあったのかもしれない。

2011-03-28 03:30:18
加藤AZUKI @azukiglg

将来得られたかもしれない収益分を解体費用捻出用に計上していたのだとすれば、今回の事故でその計画は崩れたことになる。その点については、事故前と事故後でロードマップも違ってくるんじゃないかなという気はする。

2011-03-28 03:31:34
加藤AZUKI @azukiglg

探してるんですけどねえ。 RT @ten1810: 質問です。割と電力発電費用対比は見るのですが、一次資源の仕入れから廃棄物破棄コストまで含めた対比を最近見ないんですよね。ご存知でしょうか。RT @azukiglg: 原発の稼働機の機数はずっと拡大してきているわけだから、http

2011-03-28 03:33:06
加藤AZUKI @azukiglg

ただ、廃棄物コストが電力価格に一切計上されてこなかった、ということもないと思うんですよね。なぜなら、核廃棄物の処理や最終処理をこれまで一切やってこなかったわけじゃない。再処理だってタダでできるわけでもない。そうした処理作業のコストも事業に影響を与えていたはずです。

2011-03-28 03:34:25
加藤AZUKI @azukiglg

処理が行われた、それに想定外のコストが掛かっているのなら、電気代が高くなってるはず、とか思うんですよね。安く出来た、年々安くなってたということは、燃料処理をして、メンテして、新造しても事業収益が出せてる、ということなわけで、電力会社が善意で持ち出してしてるとは考えにくい。

2011-03-28 03:35:54
ten@趣味垢 @ten1810

河野太郎さんの快文書など、反原発側の見積は見るのですが、推進派の見積が見つかりません。RT @azukiglg: 探してるんですけどねえ。 RT @ten1810: 割と電力発電費用対比は見るのですが、一次資源の仕入れから廃棄物破棄コストまで含めた対比を最近見ないんですよね。

2011-03-28 03:37:22
加藤AZUKI @azukiglg

最大消費電力、計上総消費電力の推移なんかは、皆で探せばいくらでも見つかるでしょうし、「電力需要は年々伸びてる」「電気料金は年々下がってる」「原発数は年々増えてる」っていうのは、公開された数字として検証しやすいんじゃないでしょうかね?

2011-03-28 03:37:38
加藤AZUKI @azukiglg

僕は特別なツテwなどない一般人ですから、「誰が見てもごまかしようのない公開文書」から推察するしかないです。 RT @ten1810: 河野太郎さんの快文書など、反原発側の見積は見るのですが、推進派の見積が見つかりません。RT @azukiglg: 探してるんですけどねえ。 RT

2011-03-28 03:38:27
加藤AZUKI @azukiglg

で、商売の基本として「需要が多ければ供給は多く期待される」「大量に作れば供給時の価格は安くなる」「事業主体が事業を継続していくためには、設備投資・維持・人件費のコストを賄えるだけの収益を出し続けられなければならない」というのは、どんな商売でも動かない鉄則ですよね。

2011-03-28 03:40:07
加藤AZUKI @azukiglg

だとすると、「電力需要は伸びたか」「電力供給設備は増えたか」「供給単価はいくらか」を見ることで、精密な数字はともかくとして「傾向」はわかるのではないかと。もし原発の発電コストが高いものであるなら、電力単価は【下げられない】はずですし。

2011-03-28 03:41:51
加藤AZUKI @azukiglg

もし仮に、電力会社が内部保留を取り崩してでも単価を下げた(何の理由があってか僕には説明できませんけどw)のだとしたら、その分、設備投資やその他の規模を縮小しなければ計算が合いません。コストが嵩んでるのに収益を減らす理由はなんじゃらほい、となります。

2011-03-28 03:43:04
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