相沢沙呼上智大学講演会2017

2017年11月4日に上智大学ソフィア祭にて行われた相沢紗呼先生の講演メモです。主催は上智大学紀尾井文学会。
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@starry_pink

講演会のメモ流します。まとめもせずにそのまま。うるさかったらミュートをお願いします。 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 19:12:44
@starry_pink

入ってきたとき 「10人ぐらいしか来なかったらどうしようかと思っていたから嬉しいです」 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 19:13:49
@starry_pink

・マジックとミステリを合わせた作品を作ろうと思ったきっかけ 子供の頃からマジックが好きで、マジシャンになれたらいいなと思っていた。マジシャンはミステリにとっての敵で、そのことが癪だった。海外ミステリだと探偵役にいたりするが、種明かしをされがち。 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 19:15:40
@starry_pink

小説でマジックの魅力が伝えられたらいいと思う。が、それを成功したとは思わない。難しいことに挑戦したと思っている。 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 19:17:57
@starry_pink

小説を書き始めたのは中学生の頃。ギャグ小説や剣と魔法のファンタジーも書いた。ミステリを書こうと思ったとき、自分なりのホームズにはマジックが必要だと思った。 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 19:22:36
くれす @L_amirstan

マジックが子供の頃から好きだった。フィクションの中に出てくると嬉しいが、ミステリ作品におけるマジシャンはだいたい敵役。マジック好きな少年としては「怪しいけど悪い奴じゃないよ!」という気持ちだった。 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 19:22:44
@starry_pink

・探偵役を女子高生マジシャンにしたのはどうしてか ライトノベルの文化として戦うヒロイン+平凡な男の子というものがその頃多かった。サンドリヨンは元々ライトノベルの賞に送ったものだからそれを意識している。 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 19:24:03
@starry_pink

・サンドリヨンの執筆時間 少しずつ短編を書いていた。当時は仕事が忙しかったし、1年以上はかかっている。1話、2話は自分のサイトに載せていた。 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 19:26:26
くれす @L_amirstan

マジシャンを作品の中心に据えるためには種明かしが必要。たとえば某ドラマはそのひとつ。プロマジシャンは種を明かされても商売に困りはしないけど心理的に抵抗があるんでしょうね。(意訳) #相沢沙呼講演会

2017-11-04 19:27:07
@starry_pink

15歳のときから1年か2年に1本、電撃とかに送っていた。サンドリヨンは某ライトノベル賞(……)に送って落ちた。改稿して鮎川賞に送った。 結果的に鮎川賞で良かった、と行っておかないと東京創元社の人に怒られる。 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 19:28:15
@starry_pink

・サンドリヨンは、ライトノベルの賞に送ったときと今の状態ではどのぐらい違うのか 八反丸芹華というキャラがいるが、ライトノベルの賞に送ったときは大人しかった。改稿していくうちに趣味全開になった。 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 19:55:00
@starry_pink

自分はキャラが勝手に動くタイプではないのだが、八反丸芹華についてはキャラが勝手に動く。 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 19:55:27
@starry_pink

「女の子に男の子が振り回されるというシチュエーションが多いが、それは趣味か」「はい」「外見がこう……」「はい」 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 19:57:09
@starry_pink

小説書くのは楽しくない。昔は楽しかった。仕事だから書こう。せめてモチベを上げるために好きなものを書こう。 その結果、ヒロインが出てくるときだけ筆が乗る。ヒロインが出てくるところに無駄な描写が多くなり、担当さんに指摘される。 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 19:59:56
くれす @L_amirstan

ラノベ賞に応募したときには大人しかった八反丸さんが(あゆかわしょー向けの)改稿で趣味が全開になった。普通逆だろ! #相沢沙呼講演会

2017-11-04 20:00:31
@starry_pink

・物語先行かキャラクター先行か キャラクター先行。例外は雨の降る日は学校に行かない。雨の降る日については、書きたいテーマが先にあった。 キャラクターと話は密に繋がっていて、どちらかから考えようとしても結局どちらも平行で考えることになる。 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 20:02:49
@starry_pink

・読者を意識して書いているか 1作目では意識していなかったが、2作目3作目と書いていく中で意識せざるを得なくなった。ありがたいが、つらくもある。そのへんはなんとかの神様2でやるので今は話さない。 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 20:04:42
@starry_pink

・ヒロインの譲れないポイント ……漢字にすると2文字のを期待している人がいると思う……。 他の人が書かないような子を書く。キャラ小説を書くときは読んでいる人が萌えてくれないといけないから、自分が萌えるように書く。 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 20:07:43
@starry_pink

という話を知り合いの作家に話したら気持ち悪いと言われた。 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 20:07:58
@starry_pink

・語り手の男の子について 等身大で感情移入してもらえるように書いている。他の作品を読むと、主人公がイケメンすぎるなと思ってしまう。 酉乃シリーズ、マツリカシリーズは主人公をへぼく書いているが、ダメだという人が多くて想定外だった。 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 20:12:18
くれす @L_amirstan

司会「ヒロイン像は趣味ですか?」相沢「趣味です」ヒロイン描写は長くなる。書くモチベーション。ヒロインがほとんど出てこないマトリョシカはきつかった。司会「マトリョシカ艶めかしい!活き活きとしてる!」相沢「すまんな」 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 20:13:03
@starry_pink

・色々な描写について にやにやしながら書いているのか→書いているときの顔は見られないからわからない。 読者がにやにやすることを想定しているのか→そういうシーンもあるし思っていなかったようなシーンを言われることもある #相沢沙呼講演会

2017-11-04 20:14:22
@starry_pink

そもそもサンドリヨンはふとももふともも書いたつもりはなかった。選評に太腿と書かれたせいだ。 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 20:16:11
@starry_pink

・日常の謎の好きなところ 北村薫先生の 日常に目を向けることで大切な人の悩みに気づける(曖昧……出典どこ……)という言葉が好き。それが日常の謎の魅力。 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 20:18:56
くれす @L_amirstan

主人公には感情移入できるべき。結果ヘボくなる。普通の作品は主人公がイケメンすぎて「中高生の頃、こんなに人ができてなかったよ!?」となる。人生の階段を登っていくところをなるべく描けるように。司会(男性)「主人公だめだな!と思うと同時に内心共感してしまう」 #相沢沙呼講演会

2017-11-04 20:19:25