第12回表象文化論学会研究発表集会ツダり

第12回表象文化論学会研究発表集会のツダりまとめです。 http://www.repre.org/conventions/12_1/
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saebou @Cristoforou

#repre2017 表象文化論学会秋の研究集会はじまりました。当番校実行委員なんであんまりツダれないと思うのですが… repre.org/conventions/12…

2017-11-11 10:03:51
saebou @Cristoforou

#repre2017 朝は女性表象の部屋にいます。

2017-11-11 10:04:32
saebou @Cristoforou

#repre2017 「19世紀英国の女優が抱えた「女性らしさ」との葛藤──エレン・テリーのオフィーリア理解をもとに」風間彩香

2017-11-11 10:04:47
saebou @Cristoforou

#repre2017 エレン・テリー演じるオフィーリアは賛否両論あった。非常に女性らしいと言われたが、見た目を重視しすぎという批判も。「ゴシック時代の角張った乙女」と言われたが、これはラファエル前派の影響も。

2017-11-11 10:07:25
saebou @Cristoforou

#repre2017 白い衣装と長い髪のオフィーリアが普通だったが、エレン・テリーは衣装について細かいプランを考えていた。狂気の場面では黒い喪服を着ようとしたが、ハムレット以外は黒服はダメということで断念。みんなに愛されていた女性であることを示すピンクの可愛いドレスで狂気の場面を演じた。

2017-11-11 10:11:29
saebou @Cristoforou

#repre2017 これまでの視覚的伝統に挑戦するオフィーリアを提示したテリーの演技プランは彼女のフェミニズムのあらわれだと言われている。テリーはもともとフェミニズム的な思想を持っていた。この衣類は19世紀の服飾の流行の中で位置づけることができる。

2017-11-11 10:12:27
saebou @Cristoforou

#repre2017 19世紀中盤以降は劇場のミドルクラス化が進んだ。ミドルクラスの観客を惹きつけるため、当時のトレンドに沿ったファッションを取り入れてリアリズム的な衣装プランを提示した。

2017-11-11 10:13:56
saebou @Cristoforou

#repre2017 当時の人々が同時代のふつうの女性として親近感を得られるようなオフィーリア。新たなオフィーリア像と、観客に親しまれているオフィーリア像の間の葛藤。

2017-11-11 10:14:49
saebou @Cristoforou

#repre2017 エレン・テリーは、シェイクスピアの女性像はルネサンス期のリベラルな潮流を反映していると考えていた。テリーの考えでは、人文主義の時代の女性たちは力強く描かれていた。しかしながらオフィーリアはその中ではたいへん弱い。

2017-11-11 10:16:39
saebou @Cristoforou

#repre2017 女優参政権同盟。テリーはこれに協力していた。テリーは女性の権利や階級差別に関心を持ち、そうした芝居を書いていたバーナード・ショーと交流があった。

2017-11-11 10:19:13
saebou @Cristoforou

#repre2017 ショーによると、オフィーリアはあまりこれまで進歩がない役柄だったが、パトリック・キャンベル夫人は革新的なオフィーリアを提示したと考えていた。キャンベルは精神疾患で安静療法を受けたこともあり、狂気の演技は非常にリアルで斬新だったようだ。

2017-11-11 10:21:02
saebou @Cristoforou

#repre2017 テリーはキャンベルの解釈を批判していた。

2017-11-11 10:22:09
saebou @Cristoforou

#repre2017 一方、女性に対する価値観が変化していく中で、テリーは自分が演じたオフィーリア像を弱いと見なさざるを得なかった。ショーとの交流などを通して、過去の自分が演じた役を考え直していたようだ。

2017-11-11 10:24:33
saebou @Cristoforou

#repre2017 テリーは社会の動きを鋭敏に察知し、それを解釈に取り入れていた。

2017-11-11 10:25:16
saebou @Cristoforou

#repre2017 戦間期ドイツにおける、人間の身体を生き生きとしたものではなく機械や生きているのかどうかわからないようなものとして提示する芸術について。カルージュの「独身者の機械」の概念を使って、第一次世界大戦後の女性と機械の表象を見ていき、身体観の変遷を探る

2017-11-11 10:31:56
saebou @Cristoforou

#repre2017 トリアディック・バレエとか。

2017-11-11 10:33:09
saebou @Cristoforou

#repre2017 こういう機械的身体のイメージの流行はドイツに限らないが、ドイツにおいては傷痍軍人の身体と機械が結びついていた。多数の傷痍軍人が第一次世界大戦から復員してきたが、彼らは英雄である一方、大きなケガをして戦争によってズタズタにされた身体を持っていた。

2017-11-11 10:34:25
saebou @Cristoforou

#repre2017 オットー・ディックス、ハインリヒ・ヘールレなどの義肢や身体障害を扱った絵。人が機械のように見える。金属製義肢はジーメンスが作っていた。

2017-11-11 10:35:14
saebou @Cristoforou

#repre2017 義肢をつけて働く労働者の写真。手足だけではなく、身体自身が交換可能であるように見えてくる。戦争によって機械とのハイブリッドとしての身体が立ち現れてくる。

2017-11-11 10:36:07
saebou @Cristoforou

#repre2017 完全な身体という伝統的な理想像があったが、第一次世界大戦に従軍した男たちはこの「完全な身体」を破壊される形で帰ってきた。

2017-11-11 10:38:07
saebou @Cristoforou

#repre2017 機械のような女性の身体を提示した芸術作品。マックス・エルンスト「花嫁としての解剖体」など。大戦期に使用された棺などのイメージがあらわれている。

2017-11-11 10:39:06
saebou @Cristoforou

#repre2017 『メトロポリス』のマリアなどの先駆となるようなエルンストの図像

2017-11-11 10:39:42
saebou @Cristoforou

#repre2017 女性と機械の表象においては、ある種のフェティシズムとエロティシズムが見受けられる。独身者の機械の要素がある。

2017-11-11 10:42:41
saebou @Cristoforou

#repre2017 独身者って誰か。第一次世界大戦で傷ついて帰ってきた傷痍軍人ではないのか。完全なる身体を持ち、家族がおり、国を守る男と、男性に守られる貞淑な女という理想があった。一方で大量消費や機械化の進行、戦争による女性の就業、ワイマール憲法などで女性が社会で目立つようになる。

2017-11-11 10:46:33
saebou @Cristoforou

#repre2017 第一次世界大戦から帰ってきた傷ついた男たちと、就業している女たちという過去の理想から離れた社会の変化。

2017-11-11 10:47:00
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