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ブアレム・サンサル『2084 世界の終わり』発売。 2084年、核爆弾が世界を滅ぼした後、偉大な神への服従を強いられる国で、役人アティは様々な人と出会い謎の国境を目指す。アカデミーフランセーズ大賞受賞のディストピア長篇。kawade.co.jp/np/isbn/978430… pic.twitter.com/DeoT1AHtsP
2017-09-04 12:43:39今年『2084 世界の終わり』(中村佳子訳、河出書房新社)が邦訳されたアルジェリア人作家、ブアレム・サンサルは訳者あとがきによると1999年、長編推理小説『蛮人の誓約』(未邦訳)でデビュー。アルジェリアを舞台に、「定年を間近にした老刑事ラルビの最後の捜査を追った」作品とのこと。
2017-10-18 00:09:26- 『蛮人の誓約』はアンスティチュ・フランセ日本による翻訳出版助成の対象作品にもなっている。アンスティチュ・フランセ日本が作成したリスト(PDF)の4ページ。
ブアレム・サンサル(1949年生)はアルジェリア在住のアルジェリア人で、ミステリ出版の老舗としても知られるフランスのガリマール社からデビュー(作品はフランス語で執筆)。自国では作品すべてが発禁というわけではないものの、おおっぴらには読めない作家という位置づけだそうだ。
2017-10-18 00:23:30アルジェリア人作家で、フランス語で推理小説を書く(書いた)人物とえば、ヤスミナ・カドラが有名か。ブアレム・サンサルのデビュー作『蛮人の誓約』(Le Serment des barbares)、ぜひ邦訳されてほしい。今年は東欧と東アジアの翻訳ミステリが盛況。次はアフリカミステリ?
2017-10-18 00:37:09ヤスミナ・カドラの、ガリマール社のミステリ叢書〈Folio policier〉にも収録された4つの長編推理小説はフランスやドイツのミステリ賞を受賞している。それらもいつか邦訳されてほしい。
2017-10-18 00:49:15ヤスミナ・カドラ(アルジェリア出身)、日本語版Wikipediaに「2005年にフランス国籍を取得」とあるが、こちらのページ(日本語) calmelavie.wpblog.jp/?p=2357 によると、その後、国籍をアルジェリアに戻したとのこと。
2017-10-18 00:54:14