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LH2 @LH2NHI
せっかくなので、Deltaロケットの歴史をここでおさらいしておきたいと思います。以下連ツイします。 #Deltaロケット列伝
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■Thorロケットの仲間たち Thor IRBM  1955年、Atlas ICBMを開発中の米空軍は、IRBM Thorの開発を開始。Atlas完成までの欧州核戦力のギャップを埋めるためで、アトラスのエンジンを流用し、英国の射点からソ連を狙える2400kmの射程とC-124航空機で空輸できるよう設計されました。 #Deltaロケット列伝
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■Thorロケットの仲間たち Thor IRBM  1957年、Thorは初飛行に成功。1959年には英国に配備され、1963年まで運用されました。Atlasが運用に入るとすべての配備済みThorミサイルは米国に返送され、第2の人生を歩むことになりました。 #Deltaロケット列伝
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■VanguardとThorの出会い~Thor Able~ ThorにVanguardの第2段を連結し、ICBMの再突入体の試験に使う。それがDeltaにつながるThor Ableロケット誕生の目的でした。 そしてその上にさらにVanguardの第3段を搭載し、月を目指します。 #Deltaロケット列伝 pic.twitter.com/OplixeP5A1
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■VanguardとThorの出会い~Thor Able~ 月を目指したARPAのPioneer計画。しかし月への到達はなりませんでした。しかしNASAの観測衛星Explorer 6、そして気象衛星TIROSの打ち上げに成功。NASAは失敗ばかりの初期ロケットの中でThorAbleの成功率の高さに満足、計画延長に動きます。 #Deltaロケット列伝 pic.twitter.com/epPVi9qH1i
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■初のDelta~Thor Delta~ Thor Ableに、設計されたが使用されなかったVauguardのガスジェットを搭載する…それがThor-Deltaでした。Atlas-Vega(計画中止)前の2年間だけ使用する”暫定ロケット"計画でした。 1段はMB-3,第2段はAJ-10-118,第3段はX-248エンジンでそのまま。 #Deltaロケット列伝
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■Delta、続く~Delta A~C~ ここからエンジンをMB-3ブロック2にパワーアップ。さらに第2段を延長したB型、さらに第3段をFW-4Dなどに強化したC型が登場。 24号機失敗を除き打ち上げ成功が続き、通信衛星Relay、そして初の同期通信衛星Syncom2等の画期的衛星の打ち上げに成功しました #Deltaロケット列伝 pic.twitter.com/kFuhgy3kTZ
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■推力増強デルタ~Delta D~ Syncom2は同期したものの、傾斜角がついていました。静止衛星を実現するため、Castor1ブースタを3本装着したのが"D型"です。 D型は1964年、初の静止衛星Syncom3の打ち上げに成功。またインテルサット初のIntelsat-1 打ち上げにも成功しました。 #Deltaロケット列伝 pic.twitter.com/FFqufX7Zeo
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■最後のVanguard ~Delta A~C D型以降、上段はもっと太いものに改良されましたが、C型までのDeltaもその後長年活躍しました。1969年7月、OSO 5を打ち上げるまで、Vanguardの細長いタンクを備えたデルタは飛び、38機中3機のみの失敗と、当時としては驚異的安定性を誇りました。 #Deltaロケット列伝
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■太って2倍強くなる ~Delta E 第2段を0.8mから(空軍のAbleStar上段を延長した)1.4mまで太くし、AJ-10-118Eを搭載、第1段もMB-3Block3に、ブースタもCastorIIに、と増強しまくったのがE型 GTO能力は2倍で200kg、低軌道735kgでTIROS/ESSAやIntelsatをどんどん打ち上げます。 #Deltaロケット列伝 pic.twitter.com/9ytl8cvh20
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■長くなって1.5倍強くなる ~Delta L,M,N 26回中1回しか失敗しなかったDeltaE。さらにパワーアップすべく、今度は第1段を49tから73tまで延長。GTO356kgまで増強されます。 LとMは第3段仕様の違い、Nは第3段がない低軌道用です。 #Deltaロケット列伝 pic.twitter.com/yX9hfWDZkX
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■お供を増やして強くなる ~Delta M6,N6 さらに大型の改良型Tirosを打ち上げたい… そうだブースタを3本から6本に増やそう。というのがDeltaM6,N6、 GTO 454kgまでパワーアップしました。 #Deltaロケット列伝 pic.twitter.com/kcTo8Idl4d
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■改良型エンジン&初の9本ブースタ ~Delta 300,900 今度は第2段パワーアップ。Titan-3CのTranstageに使われていたAJ-10-118Fエンジンを搭載。(300型),さらにブースタを9本まで増やしたのが900型。900型は本格的気象衛星NIMBUS打ち上げに貢献。SSO1.2tまで強化されています。 #Deltaロケット列伝 pic.twitter.com/mzmLIb5GwE
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■もっと長くしたら強い ~Delta 1000型 1972年、NASAとマグドネル・ダグラスは初めて、空軍のおさがりではない改良に舵を切ります。デルタ慣性誘導装置、9本ブースタ、そしてExtended Long Tank (延長型長タンク) そして今でもおなじみの4ケタの改良番号を採用しました。 #Deltaロケット列伝
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■ストレートエイトデルタ ~Delta 1x10型 これまでのデルタは第2段が絞られていましたが…第2段にアポロ月着陸船下降段のエンジンを流用したTR-201エンジンを装着してからは、第1段と同じ直径のカバーに収まるようになりました。今見慣れたDeltaの姿に近づいてきましたね。 #Deltaロケット列伝 pic.twitter.com/74Ae2Yn19a
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■アポロ計画のおさがり ~Delta 2x10型 アポロ計画のSaturn-1Bで使用された、H-1エンジン。294台を生産しましたが飛んだのは152台(なんでそんな余るんだよ…)アポロ計画終了後、余ったエンジンはRS-27と改名され、Deltaに装着されました。83台のRS-27はこの後も長く活躍します。 #Deltaロケット列伝 pic.twitter.com/RTBW2q7ozb
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■お供が長く、強くなる ~Delta 3x10型 第1段、2段とくれば次はブースタ。今度はブースターをCastor IIからIVに増強。この開発では868kgの3軸制御衛星を搭載したいRCA GCが開発費を一部負担。ブースタは従来の6本燃焼⇒3本燃焼⇒同時分離から5本燃焼⇒2,3本分離⇒4本燃焼に。 #Deltaロケット列伝 pic.twitter.com/S6UA21T22L
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■Delta シャトルに翻弄される Deltaは43機連続打ち上げ成功。上段にPAM-D、第2段にAJ-10-118K、新型誘導装置DRIMS等を開発、さらなる発展を図りますが、1981年にシャトル初飛行。すべてのペイロードを取り上げられたDeltaは1983年、生産ライン閉鎖に追い込まれます。 #Deltaロケット列伝
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■Delta シャトルに翻弄される2 1985年、ついに打ち上げが無くなったデルタ。倉庫には6機分のDeltaしかありません。そんな1986年、スペースシャトル、チャレンジャーが爆発。倉庫のDeltaを持ち出してGOES-Gを搭載しますが打ち上げに失敗、指令破壊で爆破。 youtube.com/watch?v=N1XE_a… #Deltaロケット列伝
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■中型打ち上げロケット(MLV) 20機のGPS-IIをシャトルで打ち上げようとしていた空軍、1986年8月、空軍は6か月で500万ドルの中型打ち上げロケット(MLV)検討契約をマクドネルダグラス、マーチンマリエッタ、ジェネラルダイナミクス、そしてヒューズと締結。そこにMD社が提出した計画こそ、DeltaIIです!
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■頭でっかち Delta-III DeltaIIはHS376衛星にピッタリですが、今後衛星はもっと大型化する… まずはMLV-II中型ロケットクラスのGTO2.6tを狙った計画を立ち上げたものの、衛星巨大化が急加速。一気にGTO3.8t級のDeltta-IIIを開発することに。 #Deltaロケット列伝
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■頭でっかち Delta-III ここまで能力アップするには大規模な改造が必要。タンクはLOXは従来通り直径2.5m、その上に4mのケロシンタンク&巨大進展ノズル搭載RL-10B2付き水素上段。ブースターもGEM-46に巨大化! しかし飛行は2回失敗、3回目が成功したころには需要はもはやなく… #Deltaロケット列伝 pic.twitter.com/cfoZlQmsVS
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■伝統+Delta-IIIの置き土産 Delta-II Haevy 残念な結果に終わったDeltaIIIですが、上段はDeltaIVに活かされました。そしてGEM-46ブースタはDeltaIIに装着して能力アップに使用。 水星探査機MESSENGERや月探査機GRAILなどを打ち上げました。 #Deltaロケット列伝 pic.twitter.com/JgKsRvpkp5
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■終幕の予感 ULA誕生 2004年、ボーイングは最終組み立てをPuebloからDelta4用のDecaturに移設。Huntington Beachの縮小が目的で、第2段はイタリアのAleniaにアウトソースしてしまいました。さらに2006年、ロッキードマーチンと共にULAを設立してさらなるコストカットを図ります。 #Deltaロケット列伝
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■信頼性の栄冠の星、取られる Deltaは飛行成功が続くと、三角形のロゴの中に星を増やしていく伝統がありました。Delta322号機はすでに70個の星を描いていましたが、コストダウンのためそのあとは単なる数字になり、2012年にはその数字も無くなってしまいました。 #Deltaロケット列伝
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