土地使用権を通じて見る中国の社会支配概念

メモ帳にあったものを何となく発掘してみました
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ショーンKY @kyslog

代わりに中国の統治観念について。RTした通り、腐敗撲滅という名目のもとに法律をちゃんと適用していこうという記事なんですが、逆に言うと中国はこれまで中国にいるほとんどの人が法治国家ではなく人治国家であると認めざるを得ない状況にあった。これは中国公式の政策からも説明できる。1

2014-08-27 18:18:29
ショーンKY @kyslog

中国では賄賂が常識という程で外資も報道機関も手を染め、賄賂で死刑さえ結構あるのはご存じと思いますが、賄賂は「役人が贈収賄額以上にカネを動かす権限があるときに利益になる」もの。普通の法治国家は不正を抑えるために役人の権限を削るので、賄賂の蔓延から背理法的に人治国家であると言える。2

2014-08-27 18:23:19
ショーンKY @kyslog

中国の役人の権限は日本に比べると大きく、例えば土地の私有権を認めず貸与という形式をとり、いつでも強制排除できるために、住宅や工場を安定運用するなら使用権を召し上げられないよう付け届けが欠かせない、などというのは中国国内の新聞でも隠然と言われていた。 3

2014-08-27 18:27:15
ショーンKY @kyslog

なぜ不正の温床となるようなそんな権限が平然と残されているかと言えば、共産党がそのような支配権を望んでいるからであり、kokusai-shoin.co.jp/241.html そもそも政府の統治の概念が「命令に従わせること」なのではないか、と考えていた。4

2014-08-27 18:29:30
ショーンKY @kyslog

米中会談の時に共同宣言にある「大国の共存」の意味がアメリカ側は「ルールを共有し互いに干渉しあって大喧嘩を防ぐこと」、中国側は「太平洋でナワバリを分割し互いに干渉しないこと」と意味が違っているのではないか、と書いたのも、基本的にそう理解していたから、というのがあります。 (終わり)

2014-08-27 18:31:39