海外コミック『ファン・ホーム-ある家族の悲喜劇』に関するツイート

『ファン・ホーム-ある家族の悲喜劇』という海外コミックの翻訳を担当された椎名ゆかりさんによる同作品に関するツイートをまとめました。
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椎名ゆかり @ceena_J

小学館集英社プロダクションから出た『ファン・ホーム-ある家族の悲喜劇』の翻訳を担当しました。持ち込みからした本なので個人的に思い入れがありますが、本当に良い本なので是非沢山の方に読んでいただきたいです。http://amzn.to/gLHHHI

2011-03-29 20:10:54
椎名ゆかり @ceena_J

この『ファン・ホーム』は海外で数々のコミックスの賞を受賞しているだけでなく、文学作品としてEntertainment Weeklyからは「1983年から2008年の20年間に出版された本ベスト100」にも選ばれています。http://amzn.to/gLHHHI

2011-03-29 20:14:37
椎名ゆかり @ceena_J

コミック『ファン・ホーム』は小説好きの人にもお勧めです。本文で内容に関わってくる本は(背表紙も含めれば)100冊を超えてます。その中でも特にジョイス『ユリシーズ』、プルースト『失われた時を求めて』は多く参照されています。http://amzn.to/gLHHHI

2011-03-29 20:21:11
椎名ゆかり @ceena_J

アメリカ文学に関する参照も沢山ありますので、結局翻訳に際してはジョイス、アメリカ文学、プルーストの研究者3人の方にご協力いただきました。>アメリカのグラフィックノベル『ファン・ホーム』http://amzn.to/gLHHHI

2011-03-29 20:23:19
椎名ゆかり @ceena_J

そしてジョイス、アメリカ文学、プルーストの3人の研究者たちが皆さん声を揃えて「この作者はわかってる!」と仰っています。>アメリカのグラフィックノベル『ファン・ホーム』http://amzn.to/gLHHHI

2011-03-29 20:25:28
椎名ゆかり @ceena_J

同性愛者である作者(女性)が同じく同性愛者である父との関係を描いた自伝的作品です。家族の絆、アイデンティティ、自殺、文学のあり方などなど普遍的なテーマがつまっています。>アメリカのグラフィックノベル『ファン・ホーム』http://amzn.to/gLHHHI

2011-03-29 20:30:00
椎名ゆかり @ceena_J

全7章ある章ごとにテーマがハッキリしていて、それぞれの賞の題名が文学作品(または有名なフレーズの)の引用になっています。そして1章から7章まで時間軸に沿って進むわけではありません。>アメリカのグラフィックノベル『ファン・ホーム』http://amzn.to/gLHHHI

2011-03-29 20:37:21
椎名ゆかり @ceena_J

各章はテーマごとに進み、時間軸に沿って進むわけではないので、結果として時間が至るところで飛ぶという物語構成になっていますが、最後まで読むとその構成の妙に驚かれると思います。>アメリカのグラフィックノベル『ファン・ホーム』http://amzn.to/gLHHHI

2011-03-29 20:40:50
椎名ゆかり @ceena_J

『ファン・ホーム-ある家族の悲喜劇』は今、ブックファースト(新宿ルミネ)、ジュンク堂(吉祥寺・コピス吉祥寺ビル=もと伊勢丹)、三省堂(神保町)でフェアを開催中です。ただしマンガではなく海外文芸のコーナーです。よろしくお願いします。http://amzn.to/gLHHHI

2011-03-29 20:44:57