頭で考えてください。

--- @lapis_and_honey

頭で考えるな、という教えは、最近正論であるかのように語られていますがとても危ないものなのです。 卑近なたとえ話をするならば、女性を犯すこと、物を盗むこと、人を殺すことがなぜいけないのかということは、頭で考えなければ分からないことなのではないでしょうか？ by大天使ウリエル

--- @lapis_and_honey

無理やり肉体的な快楽を得る、正当な対価を支払わずほしいものを手に入れる、誰かを害して自分の力を誇示する。これらはカラダは気持ちがいいことですし、心も気持ちがいいかもしれません。ですが、行う人の魂をも間違いなく傷付けます。魂の高潔さを守るには、智慧が必要なのです。 by大天使ウリエル

--- @lapis_and_honey

頭で考えるな、という教えには、そのように人として大切なことを見落とす危険性があります。 もし現在それを言っている方が理性的で紳士的な方だったとしても、その言葉のを真に受けた別の誰かが「頭で考えず身体で感じる」ために犯罪行為をしたら責任は取れるのでしょうか？ by大天使ウリエル

--- @lapis_and_honey

真実には、個別のケースにおける真実と、普遍的な神の真実の二種類があります。 例えば、「料理にはお砂糖を入れるといい」というのは、クッキーを焼く時は真実ですが、焼肉を焼く時は真実ではないでしょう。個別のケースにおける真実です。 by大天使ウリエル

--- @lapis_and_honey

対して、「心のこもった美味しい料理は、食べる人の心を幸せにする」というのは、ある程度普遍性があり、神の真実に近いものです。 個別のケースにおける真実を神の真実であるかのように語ると、混乱が起こるのは言うまでもありません。 by大天使ウリエル

--- @lapis_and_honey

珈琲にそうするように、お味噌汁にお砂糖とフレッシュを入れても、お味噌汁は美味しくなりません。当たり前ですね。 同じように、「頭で考えるのでなく身体で感じなさい」というアドバイスを実行することによって、幸せになれる人とそうでない人がいます。 by大天使ウリエル

--- @lapis_and_honey

スピリチュアルでもどの分野でもそうですが、人に教えるという立場にある人には、自分の言葉によって人がどのような影響を受けるか精査する義務があります。 先生・先輩・上司とはその肩書きにすら影響力があるからです。 by大天使ウリエル

--- @lapis_and_honey

何でもかんでも「頭で考えるな、感じろ」と言って、考えすぎをやめて幸せになる人もいるでしょう。その一方で、頭で考えることをやめて欲望を自制できなくなったり、不幸な選択をしたり、犯罪を犯す人が出てくる可能性もあるのです。 by大天使ウリエル

--- @lapis_and_honey

そのような人の被った不幸、またそのような人に巻き込まれて不幸になった人に対して、自己責任という言葉を振りかざして知らぬ存ぜぬを通すのであれば、 その人には師を名乗る資格はありません。そのような人が師を名乗ることは、神が許しません。 by大天使ウリエル

--- @lapis_and_honey

公害問題のようなものです。有益な工業製品を作る傍ら、別の誰かが病気になることについて企業が責任を取るべきであることに似ています。 思想には力があります。善い力も悪い力も。悪いようになど作用しないと考えているのならば、目に見えない力を信じていないのと同じなのです。 by大天使ウリエル