アレフガルダーズ ver10.41 メルキド早期降伏の理由とは?ドムドーラ伯ローレン登場。

王統派の首領メルキド伯(ラルス37世)は、ご先祖様のフットワークの軽さだけを受け継いだような、困った人なようです。国王たる自分が生き延びればなんとかなるという思考も間違いでは無いんですが、弟を逃がした方が、いろんな面から見て正解だったかも......。 こちらはアレフガルダーズのチュートリアル的なまとめです。 https://togetter.com/li/1157738
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アレフガルダーズ ver10.41

用語説明
NPC:ノンプレイヤーキャラクター
PC:プレイヤーキャラクター
PT:パーティー

ドムドーラ伯ローレン:メルキド伯(ラルス37世)の弟。なので故ラルス36世の弟でもある。長男ラルス36世、次男メルキド伯、三男ドムドーラ伯の兄弟。末弟。

これまでのお話
サーバー4学園都市メルキドでは、せっかく聖ニコラウスが来たのにクレーム対応で大忙し。ニコラウスは2日を無為に過ごしてしまった。そのころ300年後の世界では、リンドラッヘ別働隊の砲撃でメルキドが降伏「降伏にはまだ早くないか?」皆でいぶかしんだが、なんか事情があるんだろう。

メルキド郊外、北の橋周辺「私はドムドーラ伯ローレンの使者である!共和国軍の将軍に面会したい!」白旗を掲げた軍使が叫ぶと「共和国軍南方軍司令グリューン将軍です。お話をうかがいましょう」テントの中でなんか話が進み、南方軍参加のPCの画面に【停戦】の文字が「どうした」「使者が来たらしい」

「停戦交渉?どっちから」「わかんない」PCがザワつきはじめるが「戦うのやめないと」「そうだね」みんな戦闘停止。このゲームは、停戦の表示が出たあと戦うと、プレイヤーであろうと強制的に逮捕されて斬首(全滅扱い)なのをみんな知っているのだ「本当にキャラの首切断されるからな」「晒されるし」

ペナルティとして1時間ほど首切れた状態で晒されるんだって。そしてイックスたちも「停戦だって」「交渉がはじまってるのかしら」「見に行こうぜ」下山。リンドラッヘたちNPCにも待機命令が出るぞ「北の本隊行ってみよう」行くと交渉会場が設営され、PCの人だかりが「ドムドーラ伯って言ってたね」

「あれ?メルキドの大将ってメルキド伯じゃなかったっけ?」「そうそう、ラルス37世とかいう人」「なんでそいつ出てこないの?」「知らない」みんなで意見交換会。A.T.Oは戦闘だけでなく交渉的シナリオにも力を入れてるので、そういうのが好きな人が集まって来るのだ。そして「お、来たみたいだぜ」

イックスが目ざとく入場者の列を発見。すると共和国側司令部が一斉に立ち上がり「グリューン将軍です」「ドムドーラ伯ローレンだ」握手して両者着席「早速本題だが、今回ここに来たのは降伏の申し入れのためだ」ラルス16世を若くしてファンキーな感じを無くした雰囲気のローレンが重々しく宣言。

「勇気ある申し入れに敬意を表します殿下。ただ、ひとつ質問が」グリューン将軍続けて「殿下はメルキド伯の名代として参られたのですか?」「いや、現在のメルキドの総司令官はこの私だ」「それはどういう......」ローレン、無表情で「ラルス37世陛下はムーンブルク艦隊とともにメルキドを脱出された」

「逃げたの?」「なんで」「それで違う人が来たのか」みんな騒然だが、メルキド伯(ラルス37世)は、ムーンブルク艦隊から撤退の申し入れがあった時点で、一緒に行くと言い出し、そのまま逃げてしまったのだ。王統派の諸君が唖然とする中、ラルス37世は言った「余が生きている限り王国は不滅だ」

どこに行かれるのですかという問いに対して陛下は「リムルダールに遷都し再起を期す。それまで持ちこたえるように」そして後事を弟のローレンに押し付けて密かにムーンブルク艦に乗艦。だが悪いことに国王が逃げる姿を多数の兵士が目撃してしまい籠城軍は激しく動揺。そこに南部山岳からの砲撃が来た。

市内は大混乱に陥り、ローレンは「これでは戦えない」と降伏を決意したんだって「うわあ、損な役回りだぜ」イックス、画面下に表示される字幕状況説明に気が滅入る「気の毒ね」会談は降伏受諾の方向で特に波乱無く進み、あとは王国(王統派)側の官僚と、共和国側の派遣議員による事務レベル会談へ。

「では、サインを」「うむ」最後になんかの書類にサインし、ローレンが立ち去ろうとすると「殿下」グリューン将軍が呼び止め「私は、殿下が自由主義者であることを知っています。最近までペルポイにいましたから」「......そうか」不幸!ドムドーラ伯ローレンの個人的な政治信条は、共和国寄りだった。

「殿下の【精霊と市民の理論】【主権とは何か】を読みした」するとローレン、少し沈黙した後「私の思想信条は、今も変わりはない。だが、私の置かれた立場がそれを許さない。状況だ、状況なのだよ」去っていった「革命政府は過激化してアレだろ?あの伯爵大丈夫なのかな」イックス、とても心配する。

そのころサーバー4のメルキドでは「ということで、今年も皆さんに手伝ってほしいのじゃ」赤い服に白い大きな袋を背負ったニコラウスが、何かを説明し終わっていた。周囲には公式広場のクリスマスイベントの告知を見て来たPCの人だかり「へー今年はちょっと違うのか」「人集め的な?」「面白そう」

「そうじゃろうとも!」ニコラウス我が意を得たりと勢い込み「サーバー3の上の階の、ええと何じゃっけあの国。科学が発展してる」「ベクタブルクのこと?」「そうそう!そこで勝手にわしの真似しとるティッシュ配りとか店員とかを見て思いついたんじゃ!わしが増えて、勝手に何か配る!負担が減ると」

「ふむふむ」「あれ?去年もサンタ衣装配られなかったっけ?何が違うの?」「じゃから」ニコラウス、辛抱強く解説「前回は配る係だけ増えて、リーダーがわし一人のオペレーションで大変だったでしょ?それを、他の人たちにも協力してもらうんじゃよ。そこが違うの」次回、もうちょっと詳しく聞こう。

「アレフガルダーズ」つづく

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おさらい。グリューン将軍の言ってたペルポイとは、ペルポイ及びロンダルキア連邦のことです。この新興国は、アレフガルド革命が起こるまで、ベラヌールに対する独立戦争を戦っていました。そしてドムドーラ伯ローレンは、ペルポイ側を支持するような著作をしていたらしいのです。