ラテン語ひとかじり② まとめ

ラテン語の基礎文法をゆるふわに仕立てました。知の基礎代謝をそっと支えます。
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ラテン語たん @Latina_tan

今夜はひさしぶりに、 #ラテン語ひとかじり のタグで何かやってみましょう。何をやるかはお風呂に入りながらいま考えますので、要望などありましたらっ。

2017-12-22 22:04:46
ラテン語たん @Latina_tan

前回は togetter.com/li/1144558 こちらでした。ゆっくりとご覧くださいね。 #ラテン語ひとかじり

2017-12-22 23:36:53
ラテン語たん @Latina_tan

どこまでやったんでしたっけ。主格・直接目的語・間接目的語まででしたか #ラテン語ひとかじり

2017-12-22 23:38:26
ラテン語たん @Latina_tan

男性名詞 Antōnius - Antōnium - Antōniō 女性名詞 rosa - rosam - rosae 抽出すると -us / -um / -ō -a / -am / -ae 良いでしょうか。 #ラテン語ひとかじり

2017-12-22 23:41:12
ラテン語たん @Latina_tan

-us / -a は仕方ないとして、直接目的語は -m が共通していますね。何を間に挟むかの違いはありますが…。こういう共通項といいますか、エッセンシャルな部分を抜き出して覚えてしまうと効率がよいですよ #ラテン語ひとかじり

2017-12-22 23:42:21
ラテン語たん @Latina_tan

間接目的語(与格)も、二重母音か長母音か、いずれも母音が長くなるんだなーとぼんやり理解するのも良いかもしれません。 #ラテン語ひとかじり

2017-12-22 23:45:27
ラテン語たん @Latina_tan

実は変化形のうち半分くらいを網羅したかたちになります。 ○ 主格(主語) - 属格(所有格とかもろもろ) ○ 与格(間接目的語) ○ 対格(直接目的語) - 奪格(その他もろもろ) - 呼格(呼びかけ)←覚えるのはかんたん #ラテン語ひとかじり

2017-12-22 23:48:32
ラテン語たん @Latina_tan

なので今度は属格(所有)です。 属格は…もちろん「多用される」という意味でも重要ですが、辞書を引くときに非常に頼りになる!という意味でも便利なんですよ。 #ラテン語ひとかじり

2017-12-22 23:49:58
ラテン語たん @Latina_tan

(本当は動詞の基礎でもやったほうがよかったかも、という顔) #ラテン語ひとかじり

2017-12-22 23:50:27
ラテン語たん @Latina_tan

今度は別の男性名詞・女性名詞にご登場いただきます。 campus 野原 / Rōma ローマ #ラテン語ひとかじり

2017-12-22 23:53:40
ラテン語たん @Latina_tan

「野原の」と言いたければ -ī をつけて campī カンピー です。 「イー」の音がある種の「目印」になってきますよ、この先もそれを念頭にごらんくださいな。 #ラテン語ひとかじり

2017-12-22 23:56:36
ラテン語たん @Latina_tan

女性名詞も同様に ī に変えるのかな、と思ったあなた、よい着眼点です。 でも、 romī とされてしまうと、元が romus なのか roma なのかわかりませんね。不可逆になってしまいます。 …だからというわけではありませんが、女性名詞はちょっとだけ違います。 Rōmae 「ローマの」 #ラテン語ひとかじり

2017-12-22 23:58:31
ラテン語たん @Latina_tan

ちなみにこれ、時代にもよりますが 「ローマイ」と発音されます。実質 i だと思っておけば覚えやすいのかなーと思います。覚える都合でいけば、「属格は ī 系列」だと思っておくとすんなりしません? #ラテン語ひとかじり

2017-12-23 00:00:01
ラテン語たん @Latina_tan

ラテン語で ai 「アイ」というスペリングはほとんど見ません。 aī 「アイー」は更に有り得ません。 #ラテン語ひとかじり

2017-12-23 00:01:25
ラテン語たん @Latina_tan

この先も、 「対格(直接目的語)には -m 」 「与格(間接目的語)には長い母音(二重母音含む)」 「属格は ī 系列」 この辺はわりあい応用がききます。一番面倒な第三変化は後日になるかと思いますが。 #ラテン語ひとかじり

2017-12-23 00:03:59
ラテン語たん @Latina_tan

ですので、campus「平原」で「平原の民」と言いたければ populus campī ですね。 #ラテン語ひとかじり

2017-12-23 00:06:11
ラテン語たん @Latina_tan

では、ここでなんの説明もなく出てきた populus 「民」を使って「民の」としたい場合はどうでしょう? populī ポプリー です。そうです。 #ラテン語ひとかじり

2017-12-23 00:08:02
ラテン語たん @Latina_tan

では、以下を訳してください。 Vox populī vox deī. vox voice と同源の「声」という意味の名詞です。変化はここでは扱いません。deī は deus 「神」から、先程の変化と同じように変化させたものです。 #ラテン語ひとかじり

2017-12-23 00:10:50
ラテン語たん @Latina_tan

(反応を待つかのようにちょっとつぶやきをストップしてみたりして。今のうちにココアを淹れてきます)#ラテン語ひとかじり

2017-12-23 00:11:31
ラテン語たん @Latina_tan

Vox populī vox deī …どうでしょうか。populi dei がそれぞれ「民の」「神の」ですので、全体では「民の声、神の声」となります。実際には「民の声は民の声」「天声人語」などと訳されます。 #ラテン語ひとかじり

2017-12-23 00:20:22
ラテン語たん @Latina_tan

もうひとつ、Rōma の属格も見てみましょう。-a を -ae にしますので、Rōmae です。「テルマエ・ロマエ (ローマの浴場)」の Rōmae ですね。本当は伸ばすんですね、これ。#ラテン語ひとかじり

2017-12-23 00:21:36
ラテン語たん @Latina_tan

ちなみに Thermae の -ae は複数形の形なのでまた別物です #ラテン語ひとかじり

2017-12-23 00:22:00