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2010年3月31日

町山智浩氏の映画批評論

あわせて読みたい: 町山智浩さん ライムスター宇多丸さんの『ハート・ロッカー』評について http://togetter.com/li/10527
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tmk @tmka2010

今回の放課後ポッドキャスト面白いね。自分は映画見てないけど、宇多丸氏と町山さんの解釈のしかたがそのまま映画論評の差に現れているというか。 #utamaru

2010-03-29 01:25:52
tmk @tmka2010

町山さん、物腰は柔らかいけど、俺はこれで飯食ってるけどお前は立場が危うくなったら本業のラップに逃げるんだろ?的なニュアンスが含まれてると思いますた。 #utamaru

2010-03-29 01:27:51
町山智浩 @TomoMachi

いえ。表現者なんだから評論家みたいに「このようにも見えますよ」と客観をキープし続けるよりも「自分ならこうする」と自分に引き付けてほしかったんです。 RT @tmk_tblofficial: 町山さん、お前は立場が危うくなったら本業に逃げるんだろ?的な #utamaru

2010-03-29 02:07:01
町山智浩 @TomoMachi

「インビクタス」は南アチームがなぜ逆転勝ちするのか論理的に見せてないので「なぜ?」と思ったけど宇多丸くんの評を聞いたら、彼らが逆転する理由を言葉と音楽のアーティストならではの立場で解き明かして素晴らしかった→ http://bit.ly/ddiBIz

2010-03-29 14:38:28
町山智浩 @TomoMachi

あれは詩の力を信じている人だからこそ読み解けた。スポーツや映画の方面の人にはできない。あんな風に宇多丸君にしかできない見方が聞きたいんです。 RT @JANEDOE_S ふぉろー…? QT @TomoMachi: 「インビクタス」は~

2010-03-29 13:49:17
ozawachev @ozawachev

だから何回も「どう思った?」って聞いてたのかな QT @TomoMachi: あれは詩の力を信じている人だからこそ読み解けた。スポーツや映画の方面の人にはできない。あんな風に宇多丸君にしかできない見方が聞きたいんです。

2010-03-29 13:57:03
町山智浩 @TomoMachi

「こういう風に誤読される作りですよ」「こう見る人もいますよ」みたいな言葉を延々と繰り返すからさ、自分はどうなんだよ? って聞いたの。RT @ozawachev だから何回も「どう思った?」って聞いてたのかな

2010-03-29 14:01:33
町山智浩 @TomoMachi

ミュージシャンである彼自身に引き付けたら「ハートロッカー」も理解できたかも。主人公が奥さんに爆弾テロの惨状を延々と話すのは自信を失った彼が自分は大変だが必要な仕事をしてるんだってことを自分に確認し、妻に理解してほしいから。でも奥さんは露骨に「そんな話聞きたくない」って態度(続く)

2010-03-29 14:11:25
町山智浩 @TomoMachi

(続き)そこで主人公はまだ赤ん坊の息子に話しかける。「この年になって愛するものは一つだけになった」それは「わかった。評価されない仕事だけど俺はこの仕事が大好きだ。これが俺のすべきことだ」という決意表明。だから再び地獄に向かう彼の顔は覚悟に満ちている。思考停止の顔じゃない(続き)。

2010-03-29 14:15:15
町山智浩 @TomoMachi

(続き)そういう孤独と決断はアーティストにもよくあることではないか。そういうレベルで話すと「戦争や政治の問題を個人の決断に矮小化してる」と批判されるけど、戦争も政治も思想も宗教も単なる理論だけではなく最終的には「で、君は実際にどうする?」という個人の行動に問いかけられると思う。

2010-03-29 14:23:52
町山智浩 @TomoMachi

冒頭の字幕に出る「戦争の快楽」は一時間すぎから始まる三連続の大敗でとことん潰され、戦場には痛みしかなくなる。それでもあえて主人公は自分の天分を受け入れて痛みの中に戻っていく。だからタイトルが「ハート・ロッカー(痛みの箱)」なのだ。

2010-03-29 14:33:50
Nardog @nardog

@TomoMachi 私やウタさんはおろか、国際ジャーナリストのK氏も "War is a drug." に騙されていました…。 http://podcast.tbsradio.jp/dc/files/konishi20100309.mp3

2010-03-29 22:31:21
Nardog @nardog

@TomoMachi (続き)そういえばもうひとつのタグラインは "You don't have to be a hero to do this job. But it helps." でしたね。

2010-03-29 22:33:20
町山智浩 @TomoMachi

ああ! 「戦争は麻薬だ」は惹句にすぎなくて「ハートロッカー」の真テーマはそっちですね。「英雄になるにはこんな仕事をする必要はない。でも救われる人たちがいる」 RT @nardog @TomoMachi もうひとつのタグラインは "You don't have to be ~

2010-03-29 23:49:09
瀬谷宣洋 @syasen

@TomoMachi 2つ提示されたタグラインの片方を惹句に過ぎないと言い切り、もう片方を真のテーマであると決めつけるのは違うと思います 2つ出しているからにはどちらとも取れるように作っているのではないでしょうか

2010-03-30 02:17:56
@syasen

@TomoMachi 最初に提示された「戦争は麻薬だ」というタグが映画の中のどこに掛かっているのかわからない点が不満でした 主人公は登場した当初からおかしいし、他の二人はずっとまともな状態です だから「惹句にすぎない」となるのでしょうが、何の為に入れてるんだろうと思ってしまいます

2010-03-31 00:13:47
町山智浩 @TomoMachi

その通り両方ですね。「本気(正気のこと)にては大業は成らず」(葉隠)というタグラインはどうでしょう。 RT @syasen @TomoMachi 2つ提示されたタグラインの片方を惹句に過ぎないと言い切るのは違う

2010-03-30 04:29:04
町山智浩 @TomoMachi

「K-19」もソ連の放射能漏れ潜水艦の乗組員という世界から石を投げられる男たちが使命をまっとうする「ハート・ロッカー」と同じ物語だったがソ連嫌いの人には受けなかった。今回は米兵を主人公にしたから米軍嫌いな人には受けない。

2010-03-30 05:26:10
町山智浩 @TomoMachi

世界一のハードコアやおい監督キャサリン・ビグローにはぜひ新撰組を映画化してほしい。

2010-03-30 05:31:54
町山智浩 @TomoMachi

「正気にては大業ならず」(葉隠)で思い出したが与謝野鉄幹の「6分の侠気、4分の熱」は「6分の狂気」だと勘違いしてたことがあったけど、考えてみると狂気なき侠気は侠気じゃない。分別ある侠気は侠気じゃない。

2010-03-30 05:46:48
町山智浩 @TomoMachi

「K-19」もソ連の放射能漏れ潜水艦の乗組員が使命をまっとうする「ハート・ロッカー」と同じ物語だったがソ連嫌いの人には受けなかった。今回は米兵を主人公にしたから米軍嫌いな人には受けなかった。「イデオロギーや戦争に賛成か反対かで物語を見ちゃダメ」と言ったのはそういう意味。

2010-03-30 09:54:54
@abekyoichi

@TomoMachi 町山さんがイデオロギーを批判した「アポカリプト」「捜索者」「地獄の黙示録」と「ハートロッカー」の大きな違いはどこなんですか?

2010-03-30 10:08:48
町山智浩 @TomoMachi

@abekyoichi イデオロギーとは思想のことです。それらの作品の問題は異民族に対する無知とそれに自覚がないことです。でも嫌いと言っても駄作とは言ってません。映画としての面白さやキャラクターは認めてますよ。

2010-03-30 10:18:07
町山智浩 @TomoMachi

好きか嫌いかが結論ではなく、なぜ好きなのか嫌いなのかを解析していく。ワイン評論家は美味いワインと出会った時、その味の成分、原因を説明し、さらにその味を言語化して、実際に味わっていない人に伝えなければ、ただの美食家。

2010-03-30 10:58:41
町山智浩 @TomoMachi

クラシックやジャズ、抽象画や詩など、ただ見ただけ聞いただけではわからず、意味がわかるには知識と経験が必要な芸術は山ほどあるのに、映画だけは「人それぞれの見方でいい」と言われ、解説してあげると「そんなの見ただけじゃわからない」と言われてしまう。俳句だとそうは言われない。

2010-03-30 11:02:58
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コメント

この茫漠たるH.イワシタ OF THE WORLD @iwa_jose 2010年3月31日
RT @TomoMachi: 好きか嫌いかが結論ではなく、なぜ好きなのか嫌いなのかを解析していく。ワイン評論家は美味いワインと出会った時、その味の成分、原因を説明し、さらにその味を言語化して、実際に味わっていない人に伝えなければ、ただの美食家。
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この茫漠たるH.イワシタ OF THE WORLD @iwa_jose 2010年3月31日
RT @TomoMachi: いちばんダメな批評はグルメ的批評。「ここが美味い。ここが不味い」それだけ。その批評が批評者の作品になっていない。対象を解体して自分なりに再構成して自分の作品にしなければ。絵の感動を詩で表現するように。詩の感動を歌にするように。歌の感動を絵にするように。批評もまた創作であるように。
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masatou @bibamasa 2012年2月7日
RT @TomoMachi: 好きか嫌いかが結論ではなく、なぜ好きなのか嫌いなのかを解析していく。ワイン評論家は美味いワインと出会った時、その味の成分、原因を説明し、さらにその味を言語化して、実際に味わっていない人に伝えなければ、ただの美食家。
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