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フィンエアーの偉業

フィンエアー(フィンランド航空)が米ソ冷戦真っ最中の1983年に達成した偉業について (12月25日のツイートを追加しました)
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twiJIC @twiJIC

今日、フィンエアーはヘルシンキから日本へ飛びません。実は毎年のように12/24の日本線は運休になるのです。フィンエアーは公式には口を閉ざしていますが、きっと今夜は長距離用の機材とパイロットが必要なんでしょう。世界へ向かうサンタクロースのために。 #フィンエアーの偉業

2017-12-24 18:07:26
twiJIC @twiJIC

フィンエアーはいま、こんなルートを「北回り」と呼んでいます。でもちょっと待ってください。30代以上の方は覚えていらっしゃるでしょう。本当の北回りルートはこんなものじゃなかったことを。そしてフィンエアーはその歴史に伝説的役割を果たしたことを。#フィンエアーの偉業 pic.twitter.com/epanjp0qHh

2017-12-24 21:31:49
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twiJIC @twiJIC

ロシア専門旅行社が言うのもなんですが、むかし、民間機さえ撃墜する恐ろしい国がありました。そこで先人たちは命がけで、その国を避けるルートを考え出しました。南回りと北回りです。特に北回りは当時の飛行機の性能の限界に挑戦するものでした。#フィンエアーの偉業 pic.twitter.com/id74IvssBg

2017-12-24 21:33:30
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twiJIC @twiJIC

北回り、南回り以外にもルートはありました。例の恐ろしい国の国営航空会社です。最短経路で飛ぶことができましたが、そのサービスはあまりに高尚で、正しい思想を身につけた者にしか理解できませんでした。#フィンエアーの偉業 #恐るべしアエロフロート youtube.com/watch?v=2x8kcT…

2017-12-24 21:35:22
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twiJIC @twiJIC

「資本主義国では、あなたが旅客機の座席をリクライニングする。ソビエトロシアでは、座席があなたを倒す!」これを #ロシア的倒置法 を使ったジョークだと思った方は甘いです。これは真実でしたし、よく訓練された乗客にとってはむしろご褒美でした。

2017-12-24 21:37:31
twiJIC @twiJIC

この件説明します。ソ連時代、アエロフロートの主要な機材で使われていた座席は、ちょっと押すだけで前方にバターンと倒れる構造になっていました。それが「ご褒美」というのも皮肉ではありません。乗り慣れた乗客は、前方に誰もいない席を選んで、足を投げ出してくつろぐことができたのです。

2017-12-25 19:49:56
twiJIC @twiJIC

「前方に誰もいない席を選んで」という部分も説明が必要かもしれませんね。ソ連時代、アエロフロートでは、搭乗したとたんに自由席になってしまう路線が多かったのです。手元のチケットに書かれた座席番号と関係なく、だいたい早い者勝ちで席が決まりました。

2017-12-25 19:57:50
twiJIC @twiJIC

それもこれもみんな昔話になってしまいました。今のアエロフロートはふつうに快適で、機内食もおいしい航空会社です。しかも伝統的に悪天候にはやたらと強いので、信頼性も含めて評価すると、競合他社に遜色ないどころか、優良と言っていいレベルです。

2017-12-25 21:10:42
twiJIC @twiJIC

話を戻します。北回りルートは、不時着に適した場所が少なく、最寄りの陸地は近づくと撃墜されるという無理ゲーだったので、アンカレッジに寄って給油するのが常識でした。1983年、フィンエアーはそこを無着陸で飛んでみせたのです。誰もが驚嘆しました。#フィンエアーの偉業 pic.twitter.com/b6I7dsRjW5

2017-12-24 21:39:13
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twiJIC @twiJIC

フィンエアーは、この前代未聞の「ベーリング海経由北回り直行便」を実現させるため、特別に座席数を減らし、燃料タンクを増設したDC-10-30ER という機種を用意して臨みました。#フィンエアーの偉業

2017-12-24 21:41:50
twiJIC @twiJIC

操縦が難しいと言われ、多くの航空会社が短期間で手放してしまったMD-11という飛行機も、フィンエアーは苦もなく使いこなしていました。というか、むしろ気に入って使っていたようです。Mです。#フィンエアーの偉業

2017-12-24 21:45:39
twiJIC @twiJIC

そんな熱いフィンエアーさんが、なぜか今夜は日本へ飛びません。もう毎年のように、12/24は飛ばないのです。一体なぜなんでしょうね。😊(始めのツイートに戻る) #フィンエアーの偉業

2017-12-24 22:16:49

コメント

九十九 @hakqq 2017年12月25日
なぜER機作ってまで、と思ったが、ひょっとしてフィンランド化の影響でアメリカに寄らせない嫌がらせをソ連から受けていたとか?
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アルビレオ@炙りカルビ @albireo_B 2017年12月25日
hakqq アンカレッジ経由ルートを開拓したのはフィンエアーなのでそちらも普通に運行していたと思う。ライバルが増えたのでさらに時間短縮をはかったのでしょう
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nekosencho @Neko_Sencho 2017年12月25日
恐ろしいというか冷戦の最中だからルートの許可が下りてないってだけの話で、許可が下りてないのに勝手に領空侵犯して飛んだら撃墜もあり得るってのは今でも少なからずある。というか日本上空でも未許可のが飛んでたら自衛隊が迎撃に出る
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tama @tamama666 2017年12月25日
大韓航空機撃墜事件とかありましたねえ
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角刈り大魔王 @Great_Satan 2017年12月25日
フィンランドにおけるクリスマス休暇の文化についても触れてやって下さい。
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yappon @yappon_115 2017年12月25日
昔はヨーロッパに行くのは大掛かりな旅だったのね…。
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たいらあおば @aoba_taira 2017年12月25日
tamama666 大韓機は他にもあって…(´・ω・`)
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はやし・しのぶ @Hirarinmac 2017年12月25日
Neko_Sencho 亡くなられたJAL元パイロットさんの本(DC-8からB747初期型の機長さんでした)によるとソ連上空だと航路的に数km程度の幅しかなく、かつ当時の航法だとそれこそ平均台の上歩いてる位だと(で外れると容赦なく警告が発せられるという……)。なお大韓航空撃墜に関しては柳田邦男(遠野物語じゃない方ね)氏の著書「撃墜」を小学生ながら何度も読みました(出てすぐ位なのに市立図書館入れてくれてたんだなぁ……)。
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slips @techno_chombo 2017年12月25日
albireo_B アンカレジ経由の先駆者はSASスカンジナビア航空ですよ…。
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slips @techno_chombo 2017年12月26日
ちなみに旧ソ連のモスクワへ初めて西側諸国の航空会社として就航したのがJALで今から50年前だというのも「偉業」として覚えておいてください。最初はアエロフロートとの共同運航だったけど、ツポレフの機体にはちゃんと鶴丸が塗装されてたんだぞ。
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Worsick Morrel @WorsickMorrel 2017年12月26日
普段はお客を乗せて世界を飛び回るフィンランドのパイロット達も、12/24は家族のために町内を飛び回るのです
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はやし・しのぶ @Hirarinmac 2017年12月26日
techno_chombo だんだん「内子守り化」しちゃってるけど一時期のJALは頭おかしい(褒め言葉です)レベルで色んなところ飛ばしてたからなぁ。イラン・イラク戦争後にテヘランとバクダッド、両方飛ばしてたのはそれこそJALだけだったはず。テルアビブはどうだったっけ?
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やし○ @kkr8612 2017年12月27日
MD-11ってあのマイナー三発機(貨物では現役だけど)か…フィンランドは大戦中に他運用地域だとさっぱり戦果を挙げなかったF2Aが大活躍したりもしたし、どうかすると失敗扱いのマイナー機が活躍するバフスキルでもあんのかね?
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