雑誌=広場論の系譜——南陀楼綾繁、柴野京子、佐藤健二諸氏の行論から

書物蔵:古本オモシロガリズム、森洋介両氏の投稿が興味深かったので、個人的備忘としてまとめました。
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書物蔵C103Sun東ネ58a @shomotsubugyo

雑誌の持つ、「お仲間」形成力といふか、「場」を創る力は、出版研究上も近年注目されてきてゐたはづ。これはとくに小雑誌系の話の事例。地域に地域のメディアが成立するといふわけですなぁ… / “日本の古本屋 / 『編む人 ちいさな本から…” htn.to/p2ZwGr

2017-12-25 11:20:47
リンク Wikipedia 牧野伊三夫 牧野 伊三夫(まきの いさお、1964年7月4日 - )は、画家。福岡県北九州市生まれ。多摩美術大学卒。株式会社サン・アド退社後、画家として本格的に活動を開始。 書籍・雑誌・広告の挿絵や装丁を多く手がける。最近では、故郷の北九州市役所の北九州市にぎわいづくり懇話会発行の情報紙「雲のうえ」編集委員もつとめるなど多彩な活動を行っている。また、毎年12月に表参道のHBギャラリーにて個展を行っている。美術同人誌「画家のノート・四月と十月」の編集長であり、古墳部・風呂会・酒場部など様々な部活動を行っている。 32
リンク www.lets-city.jp 情報誌『雲のうえ』とは 北九州市にぎわいづくり懇話会情報サイトの情報誌『雲のうえ』についてのページです。 13
リンク life-mag-interview.blogspot.com Niigata Interview Magazine LIFE-mag.のBLOG 32
リンク Niigata Inteview Magazine LIFE-mag. Life-mag. 342
リンク www.yanesen.net 谷根千ねっと | 谷中・根津・千駄木の魅力を皆様へお届けします 谷中・根津・千駄木に住みあうことの楽しさと責任をわけあい町の問題を考えていくサイトです 62 users 420
リンク Wikipedia 小西昌幸 小西 昌幸(こにし まさゆき、1956年3月30日 - )は、日本の文化プロデューサー。徳島県板野郡北島町出身。徳島県の北島町立図書館・創世ホールでユニークな企画を開催するほか、ミニコミ発行や個人出版で知られる。海野十三の会副会長。日本推理作家協会、徳島アイルランド音楽愛好会会員。サラリーマン・パンク同盟代表。1978年、中京大学文学部心理学科卒業。1979年、北島町役場に就職。税務課等を経て、1994年より北島町立図書館・創世ホールで企画広報を担当し、2012年3月まで同ホール館長。2000年には徳島謄 13
リンク 先端的硬派雑誌「ハードスタッフ 第12号」 - A Challenge To Fate 先端的硬派雑誌「ハードスタッフ 第12号」 - A Challenge To Fate 昨年11月、徳島の先鋭疾風社という出版社からミニコミ「ハードスタッフ第12号」が発行された。第11号が発行されたのが1993年というから15年ぶりの新刊である。ミニコミといっても200ページ近くあり内容的にも読み応えたっぷりである。発行人は小西昌幸という人で関西方面のアンダーグラウンド文化の中では有名な人だ。徳島県の北島町創世ホールの館長を務めている。東京のレコード店モダーン・ミュージックが年一回発行している機関紙「G-Modern」の中に毎号「ハードスタッフ編集地下室」というページがあり、その存在だけは 1
書物蔵C103Sun東ネ58a @shomotsubugyo

とりあへず最近に文献はこれ、と森洋介さんに教へてもらふたなぁ ・集団的機構としての雑誌 / 柴野京子 文化社会学基本文献集.. 日本図書センター, 2014.1. 260p ;

2017-12-25 13:14:33
書物蔵C103Sun東ネ58a @shomotsubugyo

サトケン先生も雑誌=広場論をやっとったみたいね twitter.com/livresque2/sta…

2017-12-25 13:15:48
森 洋介 @livresque2

佐藤健二が「「広場」としての雑誌」と呼び柴野京子「集団的機構としての雑誌」が論じるやうな雜誌の力學。先驅けて田村紀雄『組織情報と組織媒体の研究』が、マスでもパーソナルでもない中範圍コミュニケーション、大規模な公衆や國民でなくグループを組織するメディアとしての雜誌を課題としてゐた。

2015-08-09 21:29:17
森 洋介 @livresque2

佐藤健二が「「広場」としての雑誌」と呼び柴野京子「集団的機構としての雑誌」が論じるやうな雜誌の力學。先驅けて田村紀雄『組織情報と組織媒体の研究』が、マスでもパーソナルでもない中範圍コミュニケーション、大規模な公衆や國民でなくグループを組織するメディアとしての雜誌を課題としてゐた。

2015-08-09 21:29:17
森 洋介 @livresque2

雜誌と書籍の中間である「講義録」に就ては教育史に『近代化過程における遠隔教育の初期的形態に関する研究』あり(菅原亮芳らの「近代日本教育雑誌史研究」の筋)ci.nii.ac.jp/vol_issue/nels…『文藝講座』の成功を經て昭和期は「講座もの」に移行。紙上の學校、獨學者の疑似集團化。

2015-08-15 07:00:15
森 洋介 @livresque2

フランスのメディオロジーはメディア論に「物象化された組織 organisation matérielle」といふ概念で組織論を組み合せた。web.archive.org/web/2002122322… web.archive.org/web/2001112105… twitter.com/livresque2/sta…

2016-01-07 02:52:28
森 洋介 @livresque2

@shomotsubugyo メディア論は技術的媒體物に集束しがちだが、ドゥブレらのメディオロジーだとMO=「組織された物質」と共にOM=「物象化された組織」(Organisation matérielle)として流通が問題化される。web.archive.org/web/http://tho…

2015-10-01 17:41:28
森 洋介 @livresque2

@shomotsubugyo メディア論は技術的媒體物に集束しがちだが、ドゥブレらのメディオロジーだとMO=「組織された物質」と共にOM=「物象化された組織」(Organisation matérielle)として流通が問題化される。web.archive.org/web/http://tho…

2015-10-01 17:41:28
森 洋介 @livresque2

講義録形式の早い例は金港堂『普通教育』1898~が『国語学史の近代と現代』第5章に。sociallibrary.jp/entry/47589220… 講義録が「「連載」とは異なる「分割配布」ともいうべき単行本」と佐藤健二『歴史社会学の作法』p.273、『柳田國男全集3』の『日本農民史』解題も參照。

2016-01-07 01:11:17
書物蔵C103Sun東ネ58a @shomotsubugyo

しかし、こりゃまた見つけづらいところに載ってゐるなぁ… ・佐藤健二「「広場」としての雑誌――『変態心理』の読解にむけて」『『変態心理』と中村古峡』小田晋 [ほか]編 不二出版, 2001.1 SB231-G54

2017-12-25 13:34:46
森 洋介 @livresque2

@shomotsubugyo 佐藤健二がよく言ふ「「広場」としての雑誌」に就ては、論題に掲げたそれは餘り參考にならず、他の柳田論等の中で使用されてゐるのを讀む方が解り易い。例、『歴史社会学の作法』「第7章 もう一つの『明治事物起原』」中に「雑誌の視覚」の節あり、石井研堂・宮武外骨・柳田國男の雜誌觀を三者對比。

2017-12-25 14:20:21
森 洋介 @livresque2

佐藤健二『柳田国男の歴史社会学 続・読書空間の近代』u-tokyo.ac.jp/biblioplaza/ja…第五章「近代日本民俗学史のために」=初出『国立歴史民俗博物館研究報告』第165集rekihaku.repo.nii.ac.jp/?action=reposi…は、雜誌刊行史から運動としての民俗學の歴史を把握する概あり。附「民俗学雑誌年表」。sociallibrary.jp/entry/47967033…

2017-12-25 15:02:04