- Ten_ya_Wan_yada
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『応仁の乱』に続き
『観応の擾乱』『享徳の乱』
『足利将軍と室町幕府』まで…
今年も色々な「室町」本が話題に
突然の「室町ブーム」に、当の研究者らが『狐につままれたようだ…』と困惑した2017年、だったらしい - Togetter togetter.com/li/1182618 @togetter_jpさんから
2017-12-23 14:44:48え、立役者だったの…?(´・ω・`) twitter.com/seirindo_book/…
2017-12-23 11:51:55おかげさまで3刷決定!室町ブームの立役者である倉山満氏は室町時代のダイナミズムに着目!新たな室町史観が生まれました。『倉山満が読み解く 太平記の時代―最強の日本人論・逞しい室町の人々』 表紙画 はすみとしこ amzn.to/2jf2BEs 。
2017-10-03 19:58:50ブームの下地『室町の王権』の衝撃
-「室町ブーム」発生と変遷、そして「当たり前の研究対象」となるまで(前半)
主要論者の生年は69年(斎藤夏来・水野智之)、70年(伊藤幸司・西島太郎)、71年(清水克行・早島大祐)、72年(橋本雄)、73年(亀田俊和・細川武稔・三枝暁子)、74年(川戸貴史・吉田賢司)、76年(石原比伊呂・大田壮一郎)、78年(松永和浩・桃崎有一郎)、80年(呉座勇一・高谷知佳・山田徹)。
2017-12-23 21:55:10網羅する意図はなかったが、昨日の生年に講座や単著で室町期を扱った方を補足すると…71年(新名一仁)、72年(黒嶋敏)、73年(杉山一弥)、74年(伊川健二)、75年(川本慎自)、76年(木下聡・西尾知己・山田貴司)、77年(須田牧子)、78年(荒木和憲・藤井崇)、81年(大薮海)、82年(芳澤元)。
2017-12-24 22:24:55今谷さんの仕事って今じゃほとんど批判の対象だけれど、今の室町期研究の重要な起点の一つはやっぱり『室町の王権』にあるように思う。
2017-12-23 23:43:08ただ90年代前半は竹内先生の『鎌倉遺文』の刊行が佳境にさしかかっていたのもあって、当時若手の鎌倉期研究者が盛んに研究を進めていた。あと、80年代から続く地域社会論もまだまだ活発だった。そこら辺までは、個別荘園研究も比較的多かった気がするな。
2017-12-23 23:51:49けれども2000年代後半には研究のトレンドは室町期が鎌倉期を圧倒するようになるし、地域社会論や個別荘園といった研究よりも都市や権力を対象にする研究が格段に増えてきた。
2017-12-23 23:59:17そういう流れのなかでは当たり前なんだけど、報告レジュメに載せられている史料に古記録が多くなってきたのも、この頃からだったと思う。
2017-12-24 00:03:56まあ生年は目安に過ぎないけど(論考の発表年の方が重要)。議論の流れで言うと、桜井英治『室町人の精神』(2001)、村井章介『分裂する王権と社会』(2003)、榎原雅治編『一揆の時代』(2003)のような通史の刊行が、その後の室町期研究に与えた影響は大きい。
2017-12-23 22:02:54この頃に川岡勉氏(1956年生まれ)が日本史研究会大会で報告(2000)、単著を刊行(2002)。歴博共同研究『室町期荘園制の研究』の成果刊行(2003)。
2017-12-23 22:52:16私の印象だと、今谷さんの王権簒奪論に衝撃を受けたのが室町ブーム第1世代。第2世代は『室町人の精神』や室町幕府―守護体制論、室町期荘園制論もさることながら、「吉田ショック」が大きかったのでは。吉田さん登場で若手が議論をリードするんだという空気になった。少なくとも私はそうだった >RTs
2017-12-24 01:07:30際限無くなって世代・ブーム云々とはずれるが、天野文雄『世阿弥がいた場所』は2007年。能楽史から公武関係にも切り込んだ重要な研究。
2017-12-23 23:12:10学界における室町ブームは、吉田賢司さんがバリバリ論文を発表した2002~2004年頃から始まり、『室町・戦国期研究を読みなおす』が出た2007年頃にピークを迎え、2010年代はブームというより当たり前の研究対象という感じ。
2017-12-23 12:12:56