倉×安短編集

うさぎ🐰ときどき妄想してました @eitars_h

1 ───こんなふうになるなんて 出会ったあの頃は思いもしなかった ｢…ヤス…｣ 最初は触れるだけ ツンと尖った上唇に軽く… 唇を離してのぞき込むと 『…なにぃ？…』 強がってるようにみえるけど 掠れた…甘い声 ｢……好きやで…？｣ 『わかってるわ』 ふ…笑

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2 壁にもたれて見上げるヤスの 顔の横に手をついてゆっくりと近づく…触れるか触れないかの距離 ──早く欲しい？ 俺も ヤスの舌が自分の唇を舐めた 『っ…ん…』 我慢の限界… 深く口付けて舌を絡めた 1ミリの隙も出来ないように 離れないように 苦しくなると角度を変えて

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3 ヤスの手が背中にしがみつく 幸せや 俺… 『ん…ただ、よし…んん…』 ズルズルとヤスの体が滑り落ちるのを支えて尚も口内を犯し続けて 満足なんて 飽きるなんて… ｢ヤスっ…｣ ないんよ、これっぽっちも 『…誕生日ホンマなんもいらんの？』

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4 欲しい物なら自分でなんでも買えるし ｢…なんもええよ…｣ 『ほんなら…、お揃いのピアスしよか…』 ヤスの手が俺の耳を弄ぶ ｢ん…ヤスの好きなように…｣ 『オマエの誕生日やんか。苦笑』 なんもいらんけど、それはなんか なんて言うか ちょっと感動かも

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5 お揃いってある意味所有の証みたいな感じせぇへん？ 他の誰でもない俺のもの… ヤスがそれを肯定してくれる 『どんなんがええ？』 ｢ん…オシャレなやつ…｣ ヤスの体に手を滑らせながら 再びキスを始めて 思考はもう途絶えた 『た…っ…』 ｢…後で…｣

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6 その話はまた後で 今はヤスを堪能する時間 …してええやろ？ やって今日は俺の誕生日だから ｢ヤス……｣ ───愛してる… pic.twitter.com/gkjpiVpDMO

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1 『おーくらぁー』 あ、なんかヤスの声にドス…俺なんかしたっけ？ 『公衆の面前であんなん言うなて』 あんなん？…なんやっけ？ あー、もしかして。えげつないの即興？ ｢別にええやん。嬉しかったやろ？ホンマの事やし。あんなんでもなきゃ堂々と言われへん｣

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2 『ま…んー…せやねんけど！そりゃそーやけども！』 なんなん？2人きりの時は束縛気味に絡んでくるくせに 『俺らのファンがショックうけたり嫌な思いしたらアカンやん。 みんなに夢をお届けしたいやんか？』 んーーー？ その時を思い返してみる

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3 大丈夫やろ？みんなワーキャー言うて喜んでたもんw ｢俺にも夢をお届けして♡｣ 今ライブを終えたばかりの汗だくのヤスを抱きしめる 『あっほw夢でええの？』 ヤスも俺に手を回す ｢…や・・・現実がええ｣ 『やろ？w』 ｢…うん。笑｣

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4 そっと口付けると少ししょっぱくて、それがまた官能を刺激する ｢打ち上げ行かな…｣ ふと思い出す このままシャワーしてベッドになだれ込みたいのに そしたらそれはヤスも同じ気持ちやったみたいで 『少しくらい遅れたって平気やろ？』 やってw

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5 ヤスはグイッと俺の頭を引き寄せて唇に吸い付いた ｢…ヤス…章ちゃん…章大…｣ あーもーもどかしいくらい好きや…！！ あと… 『んふw何やねんw』 ｢誕生日おめでとう｣ 『明日やで？笑』 ｢うん、みんなより先に言いたいから｣ 決めててん すぐ言うて

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6 『明日も一緒におる予定なのに？』 ｢へ？そうなん？｣ スケジュールを頭の中で思い起こす 『俺とおーくらオフにしたってん』 ニヤッとしてやったりの顔 そこに垣間見えるドS感に一瞬目眩がしなくもなかったけど…

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7 束縛気味で嫉妬深くて… だけどそこに中毒性のある（ってどないやねんw）可愛い俺のコイビトに、明日からの1年間もいいことが起こりますように… そう願いをこめて もう一度ヤスに深いキスをした─── ヤスの誕生日の前日のおはなし・・・ pic.twitter.com/ehrk2brQWP

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