ボーカロイド・カラーパイその5 「戸惑」「分裂破壊」「常識空間」について
- L_O_Nihilum
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ボーカロイド・カラーパイその4. - Togetter togetter.com/li/1182285 via @togetter_jp 『「恋する」「みくみく」バントじゃない説』のくだりで言ってる「ミクさんどこでいつ緑にも目覚めるんだ?」問題、ちょっとだけヒントが掴めそう
2017-12-30 01:51:32『初めての音』は未来だけのものじゃない!
ミクさんは「未来に歌を届ける」「広める」役割があり、幻想郷の逆の役目がある…って話はしたんだけど、ミクさんの歌声は、それが 「何度でもハジメテノオトのまま」である事、これを忘れかけてやばいってなった、#C93 1日目のゆりかもめの中の朝。
2017-12-30 01:53:42twitter.com/kakimo55b3ri/s… つまりこれは、なんらメタな「こちら側」の話であるだけではなく、そもそもその役目を果たす事もまた初音ミクの役割に、”ボカロたち”の役割に、生きていく理由になっていくんだな
2017-12-30 01:55:37いや、この世にあるすべてのボカロ曲が最近のボカロ曲なんだよ だって今この瞬間、恋スルVOC@LOIDを初めて聞く人も居るんだから という哲学
2017-12-15 19:59:23というか こころりPさんの終末旅行ミククロスオーバー漫画、及びそのイメージレスポンスである三次小説を読めば、それがミクを突き動かしてた理由なんだって言う描写が可能であり、かつ実践されてんのは明白だったじゃないか
2017-12-30 01:57:06んで、それって、ボーカロイドの歌が、つまり、歌う・歌い残すって役割が、「過去を重んじる」役割、緑マナの色の役割である事を如実に示してるじゃないか…。 どうしてそんな単純な事をここで喋ってなかったんだ、私は。
2017-12-30 01:58:39「何度でも 何度だって 変わらないわ あの時のまま ハジメテノオトのまま」 …すべてのボカロのなかで、彼女だけが「始めての音」って名前貰ってるのはちょっと凄すぎるよ
2017-12-30 01:59:56いや『初めての音』ってくらいなら、それ自体は未来から来る新しい音って意味に捉えるのが自然だよ。実際それを感じさせる意図的なデザインでV2ミクさんはパッケ絵描かれてるし。あれは未来の音だってPRだったし。 『自然に受け取られるのは』そっち側だよな。
2017-12-30 02:01:22つまり、Maloさんの作詞センスの途方も無さ、素晴らしさが、この瞬間に、まるっと入ってるんだ。「初めての音」の意味を、未来の新しさだけではなく『変わらないあの時』にも読み替えられることを示した。その事にいち早く気付いたし、とても平易な、素朴な言葉で語って見せた。
2017-12-30 02:04:19歌を受け入れ、歌う人を受け入れ、歌った事を受け入れ、しっかりと、大切に抱きかかえること。「初音-未来」のエクリチュール(書かれている事)とパロール(声)の狭間から、「過去」を既に見出していた…!こんな詩的な出来事が2007年、彼女が生まれて年が明けるより早く起きてたんだ!!
2017-12-30 02:07:42「みくみく」「恋スル」「私の時間(の、とくに上半分)」あたりは、未来重視、上達重視、マスターの心を掌握するコントロールの長期奪取と言う面が読み取れて、緑薄めだったんだよね。これらは5年以上の長い年月を経て、リメイクや本歌取りの中で緑が徐々に読み取られていった。
2017-12-30 02:11:05つまりミクさんバント説の、緑の部分は、これらの楽曲のなかで、「再解釈」のなかで、「青の中から」見出されたとすべき部分がある。 …5年とかかるその手の発見を2007年10月にやっちゃったのが「ハジメテノオト」である
2017-12-30 02:12:17『戸惑』から『分裂破壊』へ
『分裂破壊』のメタ的視点
過去の音、声、歌を保存するだけでも十分ミクには生きる役割があるのだし、そこに彼女が生きていたい、歌いたいと思う理由は存在したのだ そして多分これは 暴走Pの「消失」ストーリー中でも きっと同じ…否《同じでなければならない筈だ》。
2017-12-30 02:13:55なぜか?「戸惑」が青緑だからだ つまりこれに悩む為に、彼女が緑の役割をどっかかんかで知ってて、そこに寂寥感を覚えるような出来事が挟まれてなきゃいけないからだ 「守ってる過去が無意味になる出来事」がどの曲で描かれたか? しかして、それはこすもさんの、どの曲だろうか????
2017-12-30 02:15:37「変わらない音も守れずに消えてしまう」描写。 …全く同じではないが、「分裂⇒破壊」の歌いだし 「イデアな少女がボクを定義するならば それを大切にしようと決意していたのに」 …と言う表現。 自分の役割の定義を”大切にしようとする”が、それも否定される事
2017-12-30 02:18:40《自分の役割の定義を”大切にしようとする”》 この定義が「小さな意義に寄り添うのさえ」の部分だよな
2017-12-30 02:19:20これだけではこの部分が先に言った「緑の役割」を含んでるかどうかは分からないんだよな…。なぜなら、イデアな少女が定義した役割…って言ってるところのものは、戸惑及びGAiA氏テキスト的には「命を負わない事の対価」として「索漠なテキストを同じように歌う」事の方であるし
2017-12-30 02:21:22・・・ああん? それってまさに「ハジメテノオト」的な仕事に対するネガティブな捉え方じゃないか 要はハジメテノオトをハジメテノオトのまま維持することは機械的な事であって自主性を持つものではないと言う事
2017-12-30 02:22:54カラーパイに還元するなら、「緑であらんとするなら、機械である運命を引き受けて自我や意志を否定する(青否定)事」になる。逆Force of Willである これがイデアに言い渡された役割。 機械嫌な緑なのにそれが相手が機械であることを強要するとは・・・!
2017-12-30 02:25:02んでもそれに「寄り添う」ってのは? 寄り添う時には「ハジメテ」的な肯定的な緑の自己受容なのか? 「自分が機械として自我を失って歌う事」を引き受け大切にするっていうのは、大切にする意志そのものを消す事だから、それ自体不可能では?(この延長線上にあるのが「TRUE END」であるが)
2017-12-30 02:26:52GAiAさんのテキストもその狭間でふわふわしてるんだよなー。 『認知されるようになってくるとありふれた歌が増える、背景を持たない彼女には受け入れがたい事』(戸惑) 『初音ミクは全てを受け入れる。それが否定を引き受け続ければ、石を削るような否定の連鎖による破壊は終わらない』(分裂破壊)
2017-12-30 02:30:29「機械であることを強要する」定義に「寄り添う」と読み取るなら、 それはありふれた歌を通して自分の意志を拒否することへの肯定になる。 それでも降りかかってくる「否定」だとしたら、これは二重否定で、寧ろ彼女の心を戻す作用であり、戸惑以前の状態を維持せよと命じるものになるのでは?
2017-12-30 02:32:45