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大貫剛さんによる東京都水道局民営化についての解説

人口減少による水道料金収入減、専門技術者人材不足、水道管老朽化・更新問題を考える上でとても有意義な解説と思いまとめました。 同時に将来の海外インフラ受注獲得競争を見据えた経験値になるという点もわかりやすいです。
東京都 水道民営化 社会問題 大貫剛
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いす【海賊盤】 @chairtochair
水道管 老朽化が進行1割以上が「期限切れ」 毎日新聞2015年12月31日 mainichi.jp/articles/20151… 水道管の老朽化が進み総延長の1割以上が法定耐用年数の40年を過ぎている 更新が進まないのは原資になる料金収入が人口減少や節水機器の普及で減少しているため
いす【海賊盤】 @chairtochair
高島泉君 水道管路の老朽化 管路の法定耐用年数は四十年 高度成長期に整備した水道管が更新時期を迎え 七・八%耐用年数を超えた管路 予算が増えない 更新率が下がっている 耐震化が進んでいない 基幹管路三二%耐震化状況 183-参-国際・地球環境 平成25年02月06日 pic.twitter.com/bzdH4zC4yL
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いす【海賊盤】 @chairtochair
2014年10月16日(木) 押し寄せる老朽化 水道クライシス nhk.or.jp/gendai/article… 水道管破損による事故は増える一方で年に数千件 水道管は法定耐用年数が40年 一気に更新ピークを迎え 背景に自治体が新規敷設を優先し長期的な更新計画を後回しにしてきたこと
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi
僕が水道局にいた10年ぐらい前には世界中で水道民営化の失敗事例が上がっていて、それをいろいろ研究し、体制や法の整備を進めてようやく現在の民営化に辿り着いてるんだけど、そういうの知らずに「失敗しただろ、ダメだ」って言うのはいわゆる老害と同じ論理だと思うんだよね。 twitter.com/tsuyup/status/…
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi
東京都水道局は段階的に民営化を進めていて、設備メーカーなどとの合弁企業「東京水道サービス」に技術業務や営業所のかなりの部分を既に移管してる。これを全面移管に進めることで水道メジャー並の経験を積ませ、地方の零細な水道事業の受け皿にするのが東京都と厚労省の目論見。 twitter.com/_inkbn/status/…
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi
この話に「だから成功すると言っている人がいる」みたいなコメントを複数見たけど、僕は「だから成功する」とは一言も言ってない。過去の失敗例ばかり挙げて、中身を見ずに「だから失敗する」と決めつけるのは間違いだと指摘しただけ。それは単なる停滞。 twitter.com/ohnuki_tsuyosh…
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi
それと「現状のままで問題ない」と言う人もいるが、それは現状を自分の視点でしか見ていない。まず問題意識があるからこそこういう話をしているのだし、海外の状況もつぶさに調べた上で問題解決の方向性を検討している。「問題ない」という理由で門前払いするのもまた、老害的思考。
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi
もうひとつ、僕は必ずしも民営化が唯一の選択肢とは思っていない。公営の大規模な水道事業体を作ることも有力な選択肢と思う。それが不可能な大きな理由は、日本には「公務員は減らすべき」といったコンセンサスがあり、公務員による水道事業の維持自体が困難になっていることが挙げられる。
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi
人口は減りつつあり、公務員も減らされ、市町村ではほんの数名~数十名の職員で水道を運営していることもある。知識、経験、マンパワーなどが絶対的に不足する。市町村合併で規模を大きくできればいいが、住民は合併を「住所が変わる」としか理解しないから、こういったことに必要性を感じない。
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi
こういう問題は水道だけではなくて、福祉とか経済振興とか、新しい制度や理解するべき社会情勢とかは膨大にあるのに、公務員は減らされるので能力的にパンクしつつある。民営化でなくても広域連合などの解決策もあるが、住民はそういうことに関心がないので、デメリットばかり言い立てる。
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi
つまり、水道民営化の根本的な視点は ・公務員削減への対応 ・専門性の高まりに適応できる人材確保 ・スケールメリット を同時に解決する方法は水道事業の外部委託しかないということ。
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi
その外部委託先は民間資本である必要はなく、公的主体でも良い。その代表例が、東京都水道局。
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi
東京都水道局は、本来市町村業務である水道を、特別区では都が担うことになっているために設立された、地方公営企業。局という名前だが、東京都庁から独立した法人。
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi
東京都水道局は本来、特別区の水道事業のための組織だが、多摩地域の大半の市町の水道事業を移管されてる。このため各市町は個別の浄水場などを持たず、専門家が多摩地域全体を担当しているので、人的にも効率が良くなった。
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi
ところが東京都水道局は多摩地域の市町から水道業務を移管されるにあたって、公務員の定数増を充分に認められなかった。市町の水道担当がなくなる分、全体では純減になってしまう。その分を補ったのが、民間委託だった。
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi
また、この「多摩水道モデル」に埼玉県も着目した。多摩地域も埼玉県も、独自水源のない狭い市がたくさんある。広域の水道事業体に移管した方が効率的なのは同じ。しかし市業務と県業務を兼ねる東京都と異なり、埼玉県やさいたま市にはそこまでの素地がない。
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi
一方、東京都水道局の悩みも増えてきた。公務員なので増員が困難、若い経験者を中途採用したくてもできない、ベテランを60歳で退職させると技術継承が困難、などなど。そこで、水道局と設備メーカーなどとの合弁企業「東京水道サービス」を設立し、そこを受け皿にした。
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi
東京水道サービスは、東京都水道局の一部エリアをまるごと担当したり、東京都職員に対する研修を行うなど、公務員では困難な専門性のある仕事を担当する企業として業務を拡大している。また水道局の定員を削減し、東京水道サービスへ出向させて双方の人材育成もしている。
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi
東京水道サービスは業務エリアを東京都内に限定されないので、近隣自治体の水道事業も引き受けることができるし、海外の水道事業への技術協力もしている。厚生労働省は東京水道サービスが「日本版水道メジャー」になることを期待している。
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi
東京都水道局の玉川浄水場には研修開発センターがあり、最新の施工方法や、旧式設備の補修方法などを、実物を使って訓練する設備がある。設備は都のものだが、講師は水道局OBの東京水道サービス職員で、一般の水道工事会社や海外からの研修生も受講できる。こういうことも純公営の水道局では不可能だ。
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi
@ikutayoshikatsu 海外の水道事業民営化がいろいろ失敗しているのは、設備を売って元をとったら人材も育てずに引き揚げてしまうからです。日本は、現状分析と改善の模索、技術協力と人材育成で水道事業を育てることを輸出する。そういう「日本版水道メジャー」を育てることが彼らの夢です。
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi
このように、少なくとも東京都水道局の民営化は「海外が民営化しているからうちも」という発想ではなく、独自にひとつずつ進めてきたもの。その過程で海外の事例はつぶさに調査しているし、海外事例は失敗、反面教師と考えている。海外を無批判に真似ようとしていると考えるのは的外れと思う。

コメント

緑川だむ @Dam_midorikawa 2018-01-06 12:25:08
そもそも、「公務員を減らそう」て言うこと自体がもう時代遅れなんじゃないのかな
nekosencho @Neko_Sencho 2018-01-06 12:59:26
全てを解決し日本国民みんな幸せになるように宣伝された郵政民営化、その結果待ってたのは郵便パンクだからねえ。 民営化絶対ダメとまではいわないけど、検討時にイエスマンだけになってないか、不都合なことに目をつむっていないか、そういうのは心配にはなってくるよ
あかさたな @emesh 2018-01-06 13:29:52
公企業は30年前の国鉄時代ですら、葛西氏が「経営の自由度がなさ過ぎる」と嘆いていたほどだし、場合によっては海外の収益で内部補助という可能性すら考えていかないとならないと考えると民営化がベストでは無いにしろベターと言わざるを得ない。
言葉使い @tennteke 2018-01-06 13:47:08
Neko_Sencho 郵政民営化が法案だったとき、国民新党の綿貫さんの会社トナミ運輸が配送業務を受け持っていて、その利権を守るために反対していると言われていましたが、ゆうパックの配送困難はその下請け、私企業が人員配置に失敗しているだけで、民営化自体はそんなに関係ないのではないでしょうか?
いす @chairtochair 2018-01-06 15:50:08
郵政民営化は政策立案した高橋洋一氏が、大蔵省資金運用部から郵貯を切り離した財投改革によって資金補給困難となり潰れる恐れがあったため国債以外の運用させるために民営化以外無かったと説明しているので、郵便がパンク等は民営化云々とは直接関係ないと思います。
伊都之尾羽張◆ @itunowohabari 2018-01-07 03:30:46
「民間にできることは民間に」と主張した総理に国民は熱狂したが、「なぜ深く考えないのか?」と感じていた。『公共の要素が高く競争原理を導入すると逆にムダが生じる事業は民間に任せない』のが正解で、その業務に関する調達や一部の委託などを民間に求めるならば合理的ではあるよね。
さーたん@もふもふ @tripleodd 2018-01-08 20:45:06
メジャーになったら多摩とか過疎地域で引き上げたりしないんだろうか。郵便局では民営化してしばらくたったら過疎地域でサービスが縮小されたとかあったよね。
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