地域おこしでおきているトラブル、ミスマッチ

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岩迫 @ohafuku

旧住民と、U・Iターンの若者のトラブルはあちこちで顕在化してきている。福井でも農業関係では色々な話が耳に入ってくる。その「マッチングや調整や摩擦解消にかかるコスト」と「U・I若者を1人呼び込みました!成果」と天秤にかけてどうするか?は行政もあまり考えてないと思う。

2018-01-06 13:04:28
岩迫 @ohafuku

地域おこしには「よそ者、若者、馬鹿者が良い」と言ってますが、実際は「馬鹿者はいらない。(郷に入れば郷に従う「賢い若者()」が欲しい)」が、後継者不足に悩む集落や自治体の本音で、その時点で既にミスマッチが生じている。

2018-01-06 13:09:52
岩迫 @ohafuku

U・Iターンとか新規就農者とかを呼び込みたい地方行政や年配者の中には「若者の中には都会のドライな人間関係に疲れ「TOKIOのダッシュ村みたいな生活に憧れている人」がいるはずだ」みたいな考えを強固に持つ人がいて、確かに「「憧れ」を持つ若者はいるにはいる」から尚更ミスマッチを生んでいる。

2018-01-06 13:25:03
岩迫 @ohafuku

若者を呼び込みたい地方の年配者が都合よく考えてしまうのはこの「ダッシュ村的生活に対するぼんやりとした憧れを持つ若者」は、「都会の便利さや娯楽施設やイベントの多さ、消費選択肢の多様さ、情報の集約・発信力、煩わしい人間関係からの解放」という都会の魅力を捨てられると思ってしまうから。

2018-01-06 13:37:09
岩迫 @ohafuku

いやいやおじさま方、そんな都会の魅力捨てられる訳ないでしょう?あまりに魅力的だからこそ、ご自身のご子息さまは都会に進学したまま帰ってこない訳でしょう?娘さんに対して奥様方が「農家の長男に嫁いだら苦労するわよ」と説いてる訳でしょう?

2018-01-06 13:42:49
岩迫 @ohafuku

まぁ、だからU・Iターンの呼び込みパンフに「都会からのアクセス」だったり、「1番近い繁華街、イオンモール、郊外店集中エリアへのアクセス」を紹介して、田舎の自治体職員とかが必死こいて若者を呼び込もうとしている。そうなるとアクセスに近い田舎が有利と言う事になる。

2018-01-06 14:38:30
岩迫 @ohafuku

けれど実際には、アクセスが必ずしも良くない、北海道や離島の方が呼び込みに成功していたりする。だから「ほうら遊びに行こうと思えば街に近いよ。これなら田舎暮らしも我慢できるでしょ?」みたいな呼び込みをあからさまにするとまた新たなミスマッチが起きたり。

2018-01-06 14:42:16
岩迫 @ohafuku

「今はネットがあるから、田舎で手に入らないモノはないし、都会じゃなくても情報発信や自己実現できる」をあまり若者が信用してない事は、SNSやスマホがある現在でも東京への人口集中が続いている事が示していますよね。

2018-01-06 14:48:49
岩迫 @ohafuku

中山間での農業は本当に儲からないので「「半農半X」的な生き方は、半農しなくても「全X」でも生きていける余力がある人がやるべき」みたいな声もある。

2018-01-06 14:50:22
岩迫 @ohafuku

地域おこし協力隊なんかの制度も、そういった「都会に都合のよい田舎」的な価値観や、「若者には来て欲しいけど馬鹿者には来て欲しくない」と言う地方自治体や地区集落の年配者の意識改革なしでは、「地域おこし協力隊を入れた地域同士の潰しあい」で終わってしまう

2018-01-06 14:59:17
岩迫 @ohafuku

「地域おこし協力隊員が古民家改修してカフェ開いて永住。めでたしめでたし。」みたいな事例も良く聞かれるようになりましたが、これは都市間競争における行政の施策として成功なのか?道の駅の間に道の駅作るとか直売所の間に直売所作るみたいに古民家カフェをポコポコ作るといいのか?

2018-01-06 15:12:39
岩迫 @ohafuku

農水省の施策も「農業は儲からないから農地を集約化してコストを下げましょう。でも米、中、豪とかの大規模農業にはどうやっても敵わないけどね。だけど集落が1農場になれば、若者1人くらいは食べていけるかな?その1人以外は集落で生きていく意味はなくなるから今後空き家増えるけど」みたいな感じ。

2018-01-06 15:20:37
岩迫 @ohafuku

そこで集落の維持に、その空き家に都会の若者をマッチングするのか、外国人研修制度という奴隷を連れてくるのか、より大きい農業法人や企業に飲み込ませるのか、集落の維持を放棄するのか?これから重くのしかかってくる問題だと思う。

2018-01-06 15:25:37
岩迫 @ohafuku

そういう問題は、海外生産できる製造業以外の、介護とかインフラ維持とか他の分野にも良く似た兆候が現れてるんでしょうけど。

2018-01-06 15:29:58
Kobayashi @nougakuto_tetsu

@ohafuku 僕の大学の地域おこし系学部や地域おこし系のサークルに対して思うのはそのような軋轢がうまない都合のよい部分だけを利用されているのではないかということですよね。

2018-01-06 18:40:14
Kobayashi @nougakuto_tetsu

@ohafuku その場しのぎのために使われて結局根本の課題に触れられていないのではないか? 誰かのために何かをするという気持ちよさをエサにして。

2018-01-06 18:43:28
Kobayashi @nougakuto_tetsu

@ohafuku そもそもとして中山間地がそもそも残るべきなのかとかのそもそも論をすっ飛ばして,貢献することが前提になってしまっている

2018-01-06 18:45:25
Kobayashi @nougakuto_tetsu

@ohafuku 授業で地域に入るとセクハラやアルハラ見たいなものも受けるわけです,しかしそれらについて疑問を持って考えることができない物わかりの良い学生(それがいいか悪いかを別として)

2018-01-06 18:47:24
Kobayashi @nougakuto_tetsu

@ohafuku うちの大学の学生が素直だからかもしれませんがそこら辺のきちんと立ち止まって直視していかなければならないと思います。それが大学の使命かと

2018-01-06 18:48:31
岩迫 @ohafuku

@nougakuto_tetsu はいそれも痛感します。今はそういった学部生さんやサークルさん相手の見学ツアーや産官学連携課題解決や卒論協力みたいな事をやる自治体増えてますが、迎える側、迎えられる側どちらにも「お客さん気分」があって表面的な付き合いになっている気がします。

2018-01-06 19:33:28
Kobayashi @nougakuto_tetsu

@ohafuku そのようなことも地域に深くかかわらない学生さんたち向けや,きっかけづくりとしてはいいと思いますがそこにとどまってはだめですよね。

2018-01-06 20:06:45
Kobayashi @nougakuto_tetsu

@ohafuku けど,深くかかわるのも難しいですよね。地域に対して責任を負わなければなりませんし。中途半端な気持ちでは取り組めません。そこに対しても安易になっていると思います。

2018-01-06 20:09:23
岩迫 @ohafuku

@nougakuto_tetsu はい。それは迎える側も同じで、若者に理解あるホスト農家やおもてなし第一の行政担当者がフロントに立ってしまうと、その人たちとのやりとりだけでは見えてこない部分がミスマッチを産んでいる気もします。

2018-01-06 20:26:21
岩迫 @ohafuku

@nougakuto_tetsu 院とかに進んでもサンプル採取の現場として特定の集落と長いこと付き合いがあって「お前、もうこの村住めよ」みたいに言われるいい関係が築ける学生さんもいたりしますけど。でも住んで食べていくとなると話も変わってくる訳で。

2018-01-06 20:30:35
Kobayashi @nougakuto_tetsu

@ohafuku いかにして普通の人の声を聞いてくかが大事ですよね。普通の人という表現がいいのかわかりませんが。それは僕もたまに授業で地域に入るときに気を付けているところで。

2018-01-06 20:38:42