喪124「モテないし友達の関係」長文感想まとめ

『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』の「喪124 モテないし友達の関係」の約110ツイート、およそ13000文字に渡る感想のまとめです。
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ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

わたモテ最新話読んで心の震えが手にまで出て作業になんない。前回も感想で「もうこれまで出てきたキャラが顔合わせするだけでも面白いという境地に達している」と書いたけど今回がまさにそれが100%発揮された回だった…。すげえよわたモテ、ただの日常描いてるだけなのにこれほどのドラマと緊張感

2017-11-02 14:41:01
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

やったー久しぶりのゆうちゃん回だ!と喜んだのもつかの間、実は冒頭からしてすでに微妙に不穏な空気が漂っている。クラス内の交友関係の変化がじわじわと見て取れるようになっているのだ。下校時間まず南さんがぼっち回避のためにいそいそと加藤さんを放課後寄り道に誘うのだがいきなり断られる

2017-11-02 14:46:06
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

が、そこにまさかの岡田がインターセプト、断られた南さんの提案を後押しすると加藤さんも「まぁ茜がいうなら…」と消極的に同意、教室を出て行くのだが、その背景ではネモが「良い奴」清田に誘われつつもアニメ見たいからと断っている。ネモが周りに合わせる演技をやめたのを表すコマなのだが…

2017-11-02 14:49:17
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

これまでであれば岡田がネモや清田とつるむことが多かったのに対し、まったく声をかけることもなしにスルーして、加藤さん、南さんとともに教室を出て行く。想像ではあるがこれは恐らくクラス内グループの勢力変化を表しているように思える。

2017-11-02 14:52:32
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

屈託のない清田はネモがアニメ好きをカミングアウトしてもこれまでとまったく変わりなく接しているのに対して、岡田はネモに近づく様子すらなく、これまで素を隠し続けていたネモに対しての心理的距離の広がりを感じられるようになっている。っていうかここまで書いたこと全部が1p内で展開するんだぞ

2017-11-02 14:53:56
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

また付け加えるならば、1p1コマ目、真子に近づいたように見える南さんが、その真子をスルーして加藤さんに真っ先に声をかけに行く。これは早急にクラス内ヒエラルキー上位を獲得したい南さんの焦りも感じさせるし、一対一ではゆりちゃんに対して自分の分が悪いことを自覚しているようでもある。

2017-11-02 14:57:02
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

ただ、真子が近づく南さんに気づいているのに対し、南さんは真子に気づく様子もなくすり抜けて加藤さんに向かっている。あれほど執着していた真子との関係を顧みないこの態度は、悪く考えるとあくまでこの子に取って交友関係は自分のヒエラルキー上昇のための道具でしかないのか?と邪推もしてしまう。

2017-11-02 14:59:24
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

繰り返し言うけどこれまだ1p目だかんな。

2017-11-02 14:59:41
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

まあ自分の中で微妙に南さんの株を下げつつもページをめくると、今度はゆりちゃんが、これまで教室のすみっこでただボケーっとクラスメートを眺めていたもこっちに声をかける。なんかもう自然にゆりちゃんから率先してもこっちを下校に誘っててこれはもう完全に仲のいい友達関係じゃないですか。

2017-11-02 15:04:24
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

が、今度はコオロギこと純粋な変態な天使ことこみなんとかさんが割り込む。久々のゆうちゃんと会う日なのだろうがこみさんにみなまで言わせずにわかってるわ!と返すもこっち。「今日は用事あるからまた明日」「そう…」と断られたゆりちゃん、その後真子に話しかけられても「うん…」としか出てこない

2017-11-02 15:08:50
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

基本無口なゆりちゃんなのでここは見落としてしまっていたが、後から読み直すと、ささやかなことだけど結構傷ついてたんだなこれ。と分かる。もこっちに下校の誘いを断られてガチで落ち込むゆりちゃんという2年までの人間関係図からの微妙な更新が。真子もゆりちゃんの落ち込みを察してか寄り道に誘う

2017-11-02 15:15:51
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

そして満を持して大ゴマで久々のゆうちゃん登場!! ていうかまだ2pラストか! しかしこうしてみると、もここみはほんと良くも悪くもブレないというか…人間強度高いのは確か。反面岡田はウェットでDQN的な、友人の二面性や秘密を認めない「ベッタリした」人間関係に耽溺していたようにも思える

2017-11-02 15:22:59
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

つうかこれだけ書いてまだ全体の1/5にしかならないのか…。つっても全部で10pしかない漫画だぞ。どれだけの密度だよ…。このまま書き続けると外出の準備とかなにもできなくなるので一旦中断。夜にまた続き書こう。

2017-11-02 15:24:51
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

再開は3pからか。その前に2pまでで昨日のツイート後に気づいたことや書き忘れたことを追加しておこう。

2017-11-03 18:00:21
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

岡田さんとネモについて。多分に想像を含みます。 岡田さんのとった態度はDQN的な人間関係意識を持ってるからと書いたけど、より具体的に言うならばこれは「ネモが、アニメ好きという素の姿を自分に隠し続けていたことが許せない」という感情があって、自己紹介以降やや険悪化しているのではないか

2017-11-03 18:03:28
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

ところで岡田さんの性格をおさらいすると、リア充で現実的、正義感は強く反骨心もあり(担任の荻野を呼び捨てにしているなど)、また、仲間以外に対しては冷淡(バスケの授業でパスミスで手首を捻挫したもこっちを叱責はしても一切心配はしていない、昼食で同卓してももこっちに一切声をかけない)など

2017-11-03 18:11:44
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

3年になって加藤さんと親しくなっているようなので、仲間以外というより、非リア充的なものに対し冷淡なのかもしれない。吉田さんからもこっちを救った際、吉田の行動が己の正義感に抵触しただけであって、もこっち本人へなんら関心を持っていなかった様子からもその可能性は高い。

2017-11-03 18:16:57
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

より掘り下げるのならば岡田さんは非リア充…特にオタク的なものやコミュ障的な空気の読めなさに対する忌避感があるのではないだろうか。というのも上記の岡田回(喪118)でもこっちを見ながら「3年になったら二度と顔を見ることもない」「別に…どうでもいい」)とわざわざ【意識して】いるのだ。

2017-11-03 18:26:10
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

もちろんこれを岡田さんのもこっちやその周囲への無関心さの現れと見ることはできるが、メタ視点で読み解くならば、真に無関心なものをわざわざフキダシに三点リードで含みまで持たせて「どうでもいい」と明記させるだろうか。あえて意識までして無関心であることを自分に言い聞かせているように見える

2017-11-03 18:29:48
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

岡田だけで語りすぎ…。 その後、もこっちを救い出した際にもお礼をするもこっちに対し「別にあんたのことはどうでもいいけど」「陽菜の友達でしょそれだけだよ」(普通本人に言うかこれ…?)と、目も合わせずに冷淡さを露にしてむしろ意識して無関心であろうとしている様を明らかにしている

2017-11-03 20:06:25
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

が、その直後、もこっちの口からあまりにもエキセントリックな事の発端を聞かされ、ついには「二度と合わないし」「二度と話したくないけど」「今さらどんな奴かめちゃくちゃ気になる」と、無関心を殻を保てなくなりネモにもこっちについて尋ねてしまっている。

2017-11-03 20:10:13
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

この時の岡田さんのもこっちに対する意識は、ニュートラルであった「どうでもいい」から、「二度と話したくない」というネガティブながらも積極性のある意識になっており、通常の自分であれば本来無関心でいるべき人物に対してどうしても「気になってしまう」ことにショックを受けているとも考えられる

2017-11-03 20:16:24
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

上記を踏まえ、岡田さんの対人交流のスタンスは、「リア充である【べき】自分は共通点のない非リア充的人物に対し強い関心を持つ【べき】ではない」というものではないかと推測する。【べき】をあえて強調したのは、これが必ずしも貫徹されているわけではないからである。なんかもう岡田論になってきた

2017-11-03 20:21:59
ラヂヲヘッド @Radio_paranoia

そろそろまとめて感想の続きに入らないと…。 で、話はめぐり戻って1pにおける岡田とネモの描写についてである。このシーンでの岡田さんはそもそも登場時からして奇妙だ。キバ子が加藤さんににべもなく誘いを断られてようとしているところ、なぜか不機嫌そうに遮りつつもキバ子に肩入れしている。

2017-11-03 20:27:52
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