熊、鹿、猪、猿等は「山に餌がないから人里に降りてくる」のではなく「山に豊富に餌があって人里に来るほど数が増えてる」が恐らく正解

ありがちな勘違い
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mukaifumio @KitaAlps

@kyslog 動物は、どんな環境下でも(産児制限できるヒトと違って)普通は常に人口(熊口)過剰状態です。すると、気候の周年変動などで年によって食べ物の豊作不作が変動しますから、豊作の年には熊が増えすぎ、不作の年には必ず飢餓になり、人間が住んでいるエリアまで餌を探しに出てきて人とぶつかるのです。

2018-01-08 18:40:25

年別変動はその通りで、森林開発で……みたいなのはずれている、という感じですかね。

温暖化原因説もあります。

やまねこ⚙楢ノ木技研 @felis_silv

熊、鹿、猪、猿等は「山に餌がないから人里に降りてくる」のではなく「山に豊富に餌があって人里に来るほど数が増えてる」が恐らく正解 - Togetter togetter.com/li/1187764 地域によって違いもあるだろうけど、うちの界隈はこのパターンだな。気温上昇で、無事に越冬する個体数が増えた説もある。。

2018-01-08 22:06:22
おまきざる @capuchinyou2

何年かに一度あった豪雪が減ったため個体数のクラッシュが起きにくくなったのも一因だろうなあ. / “熊、鹿、猪、猿等は「山に餌がないから人里に降りてくる」のではなく「山に豊富に餌があって人里に来るほど数が増えてる」が恐らく正解 -…” htn.to/h62ZAt

2018-01-09 05:29:57

まとめ 野生動物の個体数を減らせば人間との軋轢が減るわけではないという話 秋田県におけるツキノワグマの過剰捕獲の疑いに関するニュースをきっかけにしてつぶやいた、「単純にクマやイノシシなどの個体数を減らせば人間との軋轢が減るというわけではない」という主旨の一連のツイートを自分でまとめました。 20472 pv 139 11 users 28

桔梗屋@Deer Culler @r_kikyoya

野生動物の出没頻度が増える仕組みと、人里に依存・定着する仕組みを切り分けて考えることが必要。読む際はその点に要注意。 熊、鹿、猪、猿等は「山に餌がないから人里に降りてくる」のではなく「山に豊富に餌があって人里に来るほど数が増えてる」が恐らく正解 - Togetter togetter.com/li/1187764

2018-01-10 11:28:18
桔梗屋@Deer Culler @r_kikyoya

確かに個体数が増えれば、個体ごとに餌を探す範囲が拡がったり、新たな生息域を得ようとする個体が出てきたりして、野生動物が人里周辺に現れる頻度は増えると思う。一方、目撃数が増えるのは人間を恐れない個体が増えたからで、農作物等への食害は、容易に人間の食べ物が得られることを学習したから。

2018-01-10 11:40:10
桔梗屋@Deer Culler @r_kikyoya

動物が人里に接近するリスク(怖い思いをする等)と、得られる報酬(美味しい食物が容易に手に入る等)を比較して、その個体にとって、報酬の価値がリスクを上回った時に人里への依存が始まる。学習によって人里と報酬の関連付けが強化されれば、被害は継続・拡大する。これが獣害発生の基本的な構造。

2018-01-10 11:52:22
桔梗屋@Deer Culler @r_kikyoya

個体数の増加は確かに動物が人里に接触する機会を増やすが、それは単に学習機会の増加を意味するにすぎない。もし最初の接触で、その動物が死ぬほど怖い体験をしたり、美味しい餌が得られなかったりすれば、ネガティブな学習が行われて、人里への接近や人間との接触を避けるようになるだろう。

2018-01-10 12:18:56
桔梗屋@Deer Culler @r_kikyoya

反対に、人里に接近しても何も脅威を感じなかったり、美味しい餌が容易に手に入ったりすれば、ポジティブな学習が起きて、人里への依存・定着に発展する。要は個体数の増加はあくまでもきっかけに過ぎなくて、動物にとってポジティブな学習が人間との軋轢を生むという方が本質に近いと私は考えている。

2018-01-10 12:18:56
桔梗屋@Deer Culler @r_kikyoya

「山に食べ物が無いから動物が出てくる」という誤解を解いたとしても、「動物の数が増えたから人間との軋轢が増えた」という単純な図式で、別の誤解を強化することには同意できない。個体数の増加と人間側の社会構造の変化が合わさって、動物の生活圏が人里に接近しつつあるという理解が必要だと思う。

2018-01-10 12:18:56
桔梗屋@Deer Culler @r_kikyoya

裏を返せば、単純にイノシシやクマなどの個体数を減らせば、これらの動物と人間との軋轢が減るというわけではないということを意味する。獣害対策に関わる人間はこの点をきちんと理解しておく必要があると思う。ただし、奥山の植生破壊をもたらすシカについては話が別。シカの個体数管理は絶対に必要。

2018-01-10 12:27:46