「注文をまちがえる料理店」を読んで

kingstone @king1234stone

今日、「注文をまちがえる料理店」を書店で立ち読みしていて泣いてしまい、しばらく別の本を立ち読みして落ち着いてからレジへ持って行った。 amazon.co.jp/%E6%B3%A8%E6%9…

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あらまあ・・・「注文をまちがえる料理店」の言いだしっぺ、小国士朗さんって、NHKで「プロフェッショナル」を作ってた人なんだな。でもってリアル風見さんという風貌・・・「NHK番組をイジって話題、これもアナタでしたか」　business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview…

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この本によると「注文をまちがえる料理店」のアイデアは2012年からぼんやりと小国さんの頭の中にあり、2016年11月に仲間集めを始めた。

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小国さんは「これは仕事以外でやろう」と考えた。 それによって組む相手とかのしがらみを捨てられた。

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小国さんの考えた仲間集めの３条件 1.100%面白がってくれる人 2.小国さんにできないことができる人 3.自分の利益を捨てられる人

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小国さんの考えた「自分にできないことリスト」 ○デザイン ○海外展開 ○IT ○お金集め ○認知症の知識、介護のスキル ○料理・レストラン運営

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外食産業の経営者の勉強会で15分間をもらい、プレゼンをしたらすぐに木村さんが手を挙げて下さり、「いい候補地があるよ、明日見に行く？」と声をかけて下さった。

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実現していくためのミーティングには当事者のご夫婦（演奏をして下さった方）も参加して下さっていた。「注文をまちがえる料理店」だから「まちがえるしかけ」も作ろうかという話になった時、夫さんの言葉。

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「"間違えちゃうかもしれないけれど、許してね"っていうコンセプトはとてもいいと思うんです。でも、妻にとって、間違えるということは、とても、つらいことなんですよね・・・」

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これで「しかけ」をするのはやめられたそう。で、間違えない工夫をいっぱいするわけですが、でもみなさんおおいに間違うので、結果的には「しかけ」なんて必要なかったんだろうな。

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2017年6月3日、4日　プレオープン 「注文をまちがえる料理店」一般にも！　間違えても笑顔絶えない空間 withnews.jp/article/f01708…

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注文をまちがえる料理店プレオープン（動画） youtube.com/watch?v=mKeCpn…

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そして 第２回（本番？）　2017年9月16日、17日、18日 に開催されています。 １日に店を開いているのは4時間。 働いて下さった認知症の方にお出しする謝礼は3000円。

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0916「注文をまちがえる料理店」にて。バッハ・プレリュード youtube.com/watch?v=CjQspx…

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３日間のイベントとして開催されたわけです。今後も年に１〜２回はイベントとしてやっていきたいと。

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小国さんに経済界の方から「これをきちんと経済の仕組みの中に組み込めたら」という提言は頂くそうですが、現在の小国さんにはとても考えられないと。 そらそうやなあ・・・と思ってしまいます。

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クラウドファンディングで800万円を目指して資金集めをし、1291万円集まったのでできた企画だし・・・

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さて、ここまでは実現までの流れ、レストランの現場ではとても寛容な空間になったそう。あとはいくつかのエピソードを。

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Aさん。 いつもは外出する時にスタッフに声をかけてから出る。その後ろをスタッフが見つからないようについて行く。しかしレストランで働いた後、黙って外出。あわててスタッフがついて行くと、謝礼金で買い物をしに出たのだった。久しぶりに働いて手にしたお金だった。

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謝礼金に関するエピソードはいろいろ出てきます。みなさんにとってすごく大切なものだったようです。ただし、大事にとっておいて、すぐに忘れてしまわれた例が多いですが。

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でも「働ける」（もちろんいっぱい間違えはるのだけど）「感謝される」「お金をもらえる」「嬉しい」というのは多くの方に共通していたみたい。

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Bさん。 ピアノを演奏された方。夫さんはチェロを弾いてはる方。 認知症の介護施設でいきいきと活動してはったのですが、ある時（最近話題にもなった）過呼吸を起こして倒れはります。その理由。

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「男の人たちが、お昼の用意を全然手伝わないの。お礼も言わないし、片付けもしないのよ。うちにはそんな人いないでしょう。なんだかすごく腹が立ってしまって。そしたら急に苦しくなったのよ」

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Cさん。 企業経営。って外食のお店かな。小国さんがプレゼンをしはった現場におられ、プレゼンを聞き 「すごく共感できる話だ。しかし実現は難しいだろう」と思われたと。しかし木村さんがすぐに手を挙げ、そこから実現に向かってプロジェクトが動き出した。

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実はCさんの長男さんには知的障害がある。もともと人が好きでついつい声をかけてしまうので、それを止められたせいか、今度は逆に人の中に行くこと、外食も嫌になっていた。しかしCさんが「注文をまちがえる料理店に行く？」と声をかけたら「行く！」と。