中央銀行システムにおける”レガシー”としての国債、そしてOMFへ

国債は何のためにあるのか?→金融調節手段のためのみに存在する 国債でなければならない理由は?→無い。超過準備付利、あるいは単なる超過準備で十分。 参考ページ Overt Monetary Financing would flush out the ideological disdain for fiscal policy http://bilbo.economicoutlook.net/blog/?p=34071
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Finch @omotesando24ji

OMFについての翻訳を読んだが、そもそも用語と銀行業務知らないので恥ずかしながらどこがわからないのかわからない状態だゾ。いや国債出さなくてもそもそもおカネを「刷れ」(この場合記帳するが正しいか)ばいいじゃんというのはなんとなく理解できたが。

2018-01-09 07:51:16
Finch @omotesando24ji

なのでちょいと勉強してからリトライしよう。こういうのは焦らずにじっくりと取り組みたい。知ったかしても仕方ないしね。

2018-01-09 07:53:06
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@omotesando24ji 読み取れない部分を直接引用していただければ、色々と察して解説できると思います

2018-01-09 08:00:13
Finch @omotesando24ji

@motidukinoyoru 翻訳お疲れさまです。恥ずかしながらどこがわからないのかわからないという状況なので、考えさせて下さい。熟成させて疑問点がわかったのなら改めてリプを送ります。何か中銀が実際の業務で何をやってるか?を理解する文献やpdfがありますでしょうか?

2018-01-09 08:13:13
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@omotesando24ji そのものズバリっぽいサイトは「日本銀行の機能と業務」imes.boj.or.jp/japanese/pf.ht…になってくると思いますが、多分玉簾さんが「読めない」と感じた部分を抜粋して下さる方が色々と早いと思います。

2018-01-09 08:16:23
Finch @omotesando24ji

@motidukinoyoru 紹介ありがとうございます。何分、全く専門外で、例えれば用語さえわかってない大学入りたての子が論文読むようなものなので、疑問点を洗い出すためにも翻訳されたのを熟読させて頂きます。いや~折角、翻訳して貰ったのにすみません...(汗)

2018-01-09 08:25:46
Finch @omotesando24ji

@motidukinoyoru "あなたはこのような動態を、いかなる主流派経済学の教科書、あるいは金融経済学の教科書でも見ていないだろう"以下から僕の理解がかなり怪しくなってます。これは僕が内生的貨幣供給論を理解してないと見做していいんですかね?

2018-01-09 08:53:25
Finch @omotesando24ji

@motidukinoyoru 僕も含めた今まで標準の経済学の教科書読んで来た人間のほとんどは内生的貨幣供給論をろくすっぽに理解できてないと思います。多分、望月さんが思ってる以上にほとんどの人は前提知識がないと思われ。noteネタとして、内生的貨幣供給論はいかがでしょうか?

2018-01-09 09:10:26
Finch @omotesando24ji

@motidukinoyoru ネットリフレ諸氏観てると外生論と内生論が両立可能だと思ってる人たちが多いんっスよ。そもそも信用創造の説明が全く違うのでそもそも両立なんて不可能ですよね~ 教科書嫁の呪いです。

2018-01-09 09:26:24
Finch @omotesando24ji

@motidukinoyoru 確認してなかった。望月さんはすでにnoteで内生的貨幣供給論について書いてましたね。

2018-01-09 09:29:29
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@omotesando24ji そうですね。note「お金」「通貨」はどこからやってくるのかnote.mu/motidukinoyoru…の方で中央銀行通貨(国家貨幣)のサイクル「政府支出が創造し、租税で消滅する」と、市中銀行通貨(MSの大部分)のサイクル「借入が創造し、返済で消滅する」を解説し、二種類の通貨の関係・無関係も概説しました。

2018-01-09 11:32:13
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@omotesando24ji note「お金」「通貨」の実態・正体note.mu/motidukinoyoru…の方では、前noteで紹介したメカニズムの成立背景として、租税貨幣論とCT(貨幣循環理論、サーキット・セオリー)を概説しました。まずは事前知識度外視のまっさらな状態でこうした通貨・金融構造を理解するのが”近道”なのかもしれません。

2018-01-09 11:34:04
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@omotesando24ji "あなたはこのような動態を、いかなる主流派経済学の教科書、あるいは金融経済学の教科書でも見ていないだろう"以下は、中央銀行オペレーションの話ですね。これはBuilding bank reserves is not inflationaryでの金融政策概説が参考になるはずです。

2018-01-09 11:50:33
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@omotesando24ji まず、議論の前提として、中央銀行が目標政策金利を持ち、インターバンク金利をこの目標に合わせようとする、というところが問題になります。財政赤字創出の前後でMB需要が変化しないと仮定すると(本当は少し増えるんでしょうけど)、政府支出によるMB創造はインターバンク金利を下げてしまう。

2018-01-09 11:52:12
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@omotesando24ji こうして生じる「政策金利とインターバンク金利の乖離」にどう対処するか、というのが議論されているところなんですね。 現実的な方法の一つとしては、中央銀行は既に保有している利付資産=政府債券を売って、超過準備を回収するという方法があります。これが一番オーソドックス。

2018-01-09 11:55:01
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@omotesando24ji 次に、よく行われている方法というのが、超過準備に付利をつけて、インターバンク市場に超過準備が放出されないようにする、というもの。この場合、Voxeu著者もミッチェルも指摘するように、「不利のある超過準備」と「利付政府債券」って実は全くの等価物になるんですよね。

2018-01-09 11:56:14
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@omotesando24ji 最後に、日本で過去に行われていた手法というのは、政策金利自体をゼロに下げる。つまり、超過準備による短期金利低下に際して、政策金利の方から合わせていくというか、事実上の政策金利ターゲティングの放棄と言えばよいんですかね。そういう方法もあるわけです。

2018-01-09 11:57:33
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@omotesando24ji ミッチェルらが言っているのは、「政策金利目標を放棄して、インターバンク金利をゼロに貼り付けたって、何か問題あるわけ? 金利誘導による支出安定化なんて碌な成績じゃないんだし、システマティックな財政政策調節を用いた方がよっぽど安定化するんじゃないの?」ということ。

2018-01-09 11:59:19
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@omotesando24ji あと、あんまり意味のない余談ですが、Voxeu著者が方法の1つとして提示している「各日における法定準備の引き上げ」というのは、実務的には荒唐無稽なんで(法定準備はリアルタイムで”管理”されているわけではないから)、無視していいです、とミッチェルも書いてます。

2018-01-09 12:01:17
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@omotesando24ji にゅんさんに先に応えられてしまいましたが、OMFを本当にやるなら、国債というものはなくなりますね。というか政府負債(統合政府負債)がベースマネーに一本化される、と言った方が良いのですかね。

2018-01-09 13:36:41
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@omotesando24ji 既に書いたことなんですが、「付利のある超過準備」と「利付政府債券」というのは、銀行システムから見れば等価物なんですよ。 恒久的なゼロ金利政策においては、「付利」も「国債金利」もゼロなわけで、そこでは超過準備≡政府債券ということになります。そこに本質的な差は生じない。

2018-01-09 13:38:43
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@omotesando24ji もちろん、超過準備は直接的に銀行間決済に使えるが、政府債券は直接的には銀行間決済に使えない、という違いはあるわけですが、例えば決済需要に応じて政府債券の売却が進み、政府債券の金利が上昇したら、その競争圧力を通じて短期資金融通金利も上がるわけですよね。

2018-01-09 13:41:33
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@omotesando24ji というのは、”競争的な”銀行というのは、手元の超過準備を他の銀行に貸し付けたり、他の銀行から利付資産を買い取ったりするチャンスを虎視眈々と狙っているわけで、そこで正金利の政府債券が売りに出ると、そちらに超過準備が集中して、裁定取引によって準備預金融通金利に上昇圧力がかかる。

2018-01-09 13:43:07
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@omotesando24ji 仮に政策金利をゼロとする場合は、そうした準備預金融通金利の上昇圧力を解除するように、政府債券を購入して準備預金を追加することになりますよね。 で、全体を通してみると、ゼロ金利下における政府債券というのは、中央銀行が必要に応じて準備預金に交換してくれることが約束されているんです。

2018-01-09 13:44:29
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@omotesando24ji うっかり「ゼロ金利下における」って書いちゃいましたけど、このストーリーラインは、超過準備付利=国債金利=政策金利が正である場合にもおおまかには変わらないですよ。均衡する短期金利がゼロかそうじゃないか、というだけです。

2018-01-09 13:45:57