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計画中の実験の倫理審査がやっと通った…。アメリカと日本両国で倫理審査を受けてみて思ったことを(受容があるかわかりませんが備忘録も兼ねて)書いておきます。
2018-01-17 06:57:02全体的な印象は、アメリカのIRBの方がよく組織されてるということ。日本(東大経済学研究科)はメールのやり取りでIRBの書類の提出、リバイスが行われていましたが、アメリカのIRBは基本的にIRBNetというプラットフォーム上でやり取りされます。irbnet.org/release/index.…
2018-01-17 07:00:05複数の大学間でこのプラットフォームがシェアされているようで、一旦登録すれば他の大学の研究者と共同研究する際も簡単にその人をプラットフォーム上で追加できます。
2018-01-17 07:02:34審査の過程は日本と同様に書類の提出→複数回のリバイス→最終承認という流れですが、IRBに関わる各学部にIRBリエゾンという人がいて、学部内でまずは研究内容が確認されます。特殊な知識を要する研究の場合、こうした審査は重要だと思います。
2018-01-17 07:05:48研究倫理に関するトレーニングも、アメリカの方がしっかりと組織されている印象です。トレーニング機関(about.citiprogram.org/en/homepage/)で数時間のオンライン講習とテストを受け、一定の点数以上でないと認証が貰えません。(日本では、講習を1回受けるか、個人の責任で1冊本を読むだけだったと思います。)
2018-01-17 07:08:53日本の先生方から、「最近までIRBがなかった」「うちの大学にIRBがなくて困った」という話を何度か聞いたことがあり、(資金をどう出すか等の問題はあるものの)米国のような共通のプラットフォームがあれば規模の小さい大学でも導入が進むのでは、と思った次第です。
2018-01-17 07:12:29(実験経済学、実験を含む実証研究はこういう手続きや事務処理、プロトコルの作成みたいな研究以外の面倒な作業に耐えられるか、かつそうした作業をどう効率的にさばいていくかが大事な気がする。。。)
2018-01-17 07:17:56