20180114 島村鬱月 #2

うつ病になった島村卯月bot @SimamuraUtuduki

未央ちゃんが遊びに来ました。未央ちゃんは安心します。凛ちゃんやプロデューサーさんと違って、ゴミの私を受け入れてくれるから。

うつ病になった島村卯月bot @SimamuraUtuduki

「ねぇしまむー、ふだん何してるの？」 「……？何も、していませんけど……あっ、寝てます！あと頑張ってます！」 「……あはは……。しまむーさ、生活変えてみようとか思わない？外に出て、みんなと遊んだり、映画見に行ったりさ……」

うつ病になった島村卯月bot @SimamuraUtuduki

「……未央ちゃん」 「なーに？しまむー」 「言っている意味が、よくわかりません……」 「どういうこと？」 「だって……」 「この世に楽しい事なんて何一つ無いのにどうして養成所に行く以外の目的で体を這いずって外に出たりモニターを見つめて何も感じず苦痛を増幅する必要があるんですか？」

うつ病になった島村卯月bot @SimamuraUtuduki

「頑張る以外にすることなんてあるんですか？時間の無駄ではありませんか？分かりません、みんなは才能があるから頑張らないことに時間を使えるのかもしれません、でも私はダメだならもっと頑張らないといけないんです、なのに遊んだりするなんて耐えられません、楽しいことなんてひとつもありません」

うつ病になった島村卯月bot @SimamuraUtuduki

「……しまむー」 「投薬療法のお陰で抑鬱には陥らなくなりました。もう苦しむ必要はないんです。でも、外に出たらフラッシュバックします。みんなと1回でも訪れた場所、養成所に戻る前にいた場所、全て。だから私は何もしたくないんです。ただ、養成所でレッスンして、苦しまないで、死にたいんです」

うつ病になった島村卯月bot @SimamuraUtuduki

未央ちゃんは黙って抱きしめてくれました。何も言われませんでした。プロデューサーさんはたじろぎ、凛ちゃんはぞっとしたような表情をしていました。未央ちゃんは安心します。でも、こんなダメな人間のために時間を使って欲しくありません。早く、早く、アイドルに戻れるように頑張らないと……