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思考のメモ帳としてのCT

備忘録として
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望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

CT(貨幣循環理論)については、togetter.com/li/1182051で解説したのだが、今いろいろな経済事象を頭の中で整理するのにすごく役に立っている。個人的には、IS-LM(IS-LM-BP)並か、ひょっとすればそれ以上に依存している『思考のメモ帳』かもしれない。

2018-01-04 10:26:53
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

CTでは、借入による通貨発行が生産資金となり、財の売上によって通貨を回収し、返済することで貨幣性生産サイクルが完結する。ここでは、発行通貨の最終需要は「企業の返済」であり、したがって通貨の用途は企業の生産する財の購入に最終的には帰結せざるを得ない。

2018-01-05 11:03:39
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

プレーンなCTのモデルでは、「企業が最終的に生産した財が『期待外れ』だから通貨支出を差し控える」というようなことは実は起き得ない。発行された通貨の用途は、借入した企業の生産に限られるので、通貨を『温存』する意味がないからだ。

2018-01-05 11:21:57
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

複数の企業が借入&生産を行う場合は、特定の企業の財が買い控えられる場合はあるが、この場合はその分だけ他の企業へ支出が向かい、他の企業の生産品の価格が上昇することになる。借入資金を回収できなかった企業は、貨幣性生産サイクルを完結できず、破綻することになる。

2018-01-05 11:22:10
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

銀行は、破綻分だけ回収できなかった発行通貨の回収を、差し押さえた担保資産等の売却(銀行の売却では、その分だけ発行通貨は回収され消滅する)や、他の企業に対する利上げなどで行うことになるだろう。

2018-01-05 11:22:19
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

繰り返しになるが、一般論としては、CTの理解上、「企業の生産財が一般的に魅力的でないから、広範な通貨貯蓄過剰が起こる」ということは起き得ないのである。銀行通貨の最終需要が財購入のみにあるので、通貨を保存しておく意味がないからだ。

2018-01-05 11:27:50
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

ただし、例えば現在の企業の財は好まないが、将来の企業の財は好む(将来の財に期待する)が故の貯蓄、というなら「"今の"企業の生産財が"将来の"企業の生産財より魅力的でない」という形で、貯蓄が増加する可能性が出てくるかもしれない。 とはいえ、この場合は、潜在貯蓄過剰にはならないだろう。

2018-01-05 11:36:45
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

なぜならば、将来の財生産が好まれるということが企業側にもわかられている場合は、企業側も将来の財生産を目指して借入・生産を行うからである。これは実体的には経済成長という形で観測されるのではないだろうか。

2018-01-05 11:38:17
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

問題となる貯蓄増加は、「将来の生産を(相対的に)期待しての貯蓄」ではなく、「将来の生産を悲観しての貯蓄」になるだろう。 将来の予想所得の低下は、将来における消費水準の維持のために、貯蓄圧力をもたらすが、一方で借入は(予想投資収益率低下のため)減少することになる。

2018-01-05 16:56:07
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

この借入-貯蓄の不均衡は「信用の価格」である金利の下落を通じてバランスすることが望まれるが、金利が低水準になれば、ゼロ下限制約にはまり、バランスが達成されず、貯蓄過剰(正確には、潜在貯蓄過剰)に陥ることになる。これは内的には調整不能であり、いわゆる長期停滞に陥ることになる。

2018-01-05 17:01:33

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