『サムスンがなぜ、世界を制したのか~韓国に学ぶ経営戦略』より

東京大学大学院経済学研究科ものづくり経営研究センター 吉川 良三 氏の講演 (日経BP社イベント、2010年3月31日) http://ac.nikkeibp.co.jp/nbonline/asia0331/
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福田 譲 (Yuzuru Fukuda) @Yuz0130

特許取得数は日本は世界でダントツ。研究開発投資は二位、研究者の数も70万人超で世界二位。にも関わらずGDPは坂道を転げ落ちて今や20位以下。東大の吉川先生(サムスン勤務経験あり)曰く「特許の数は大事では無い。いかに早くそれを世界のデファクトにするか」日本はここが弱い、と。

2010-03-31 13:29:00
福田 譲 (Yuzuru Fukuda) @Yuz0130

「無謀な投資と先見の名は紙一重」韓国の経営者は、技術とマーケティングに裏打ちされた度胸がある、日本は石橋を叩いて壊す経営者、叩くことすらしない経営者、ビジネスパーソンが多過ぎる。サムソンが経営スタイルを変えた言葉、「創造経営」。市場を自分で作って行く考え方。

2010-03-31 13:32:53
福田 譲 (Yuzuru Fukuda) @Yuz0130

中東での韓国電機メーカーの戦略の一つ。日本企業が本来は強かった「おもてなし」。テレビを買ってくれた消費者の自宅まで、購入後に定期訪問。「不具合ありませんか?」と。もともとは日本企業が強いはずなのに、日本企業はグローバル化の中で逆行しているように思える。

2010-03-31 13:43:47
福田 譲 (Yuzuru Fukuda) @Yuz0130

サムソンは、この10年で売上4倍、利益は10倍。1998年の韓国IMF危機の時に、本当に潰れそうになった会社とは思えない。これを成し遂げた背後の大改革こそがサムソンの強さでありDNA 。

2010-03-31 13:47:13
福田 譲 (Yuzuru Fukuda) @Yuz0130

この改革を主導したサムソンのイ・ゴンヒ会長。余りモノを言わない、営業利益率10パーセントを実現できない幹部は更迭、考えさせる、危機管理ではなく危機意識

2010-03-31 13:50:28
福田 譲 (Yuzuru Fukuda) @Yuz0130

生き残りをかけた大改革の中身の例。自動車をルノーに売却、重工をボルボに売却、物流をテスコに売却、防衛をトムソンに売却、10,000人を超える強制退職、全社員の給与30パーセントカット、交際費、消耗品費、会議費はゼロへ。

2010-03-31 13:53:47
福田 譲 (Yuzuru Fukuda) @Yuz0130

意思決定のスピードを最重要視、飛行機の離発着時以外は決裁可能なシステムを作って自ら使いまくったそうな。

2010-03-31 13:54:57
福田 譲 (Yuzuru Fukuda) @Yuz0130

顧客を見た開発を禁止、「顧客の顧客」へ直接入っていって実態を把握、ものづくりをする仕組みへ。このために作ったのが地域員制度。

2010-03-31 13:57:56
福田 譲 (Yuzuru Fukuda) @Yuz0130

日本では廃れつつある化粧品の対面販売。中国ではいま大ブーム。国によって顧客のニーズは全然違う、本社にいたんじゃわからない、日本を基準に考える限り新興国市場は攻略できない。商品開発を根本から変えないと。日本はようやく舵を切り始めた。韓国は10年前にもう舵を切った。

2010-03-31 14:01:39
福田 譲 (Yuzuru Fukuda) @Yuz0130

サムソンは10年前に議論、「国際化ではなくグローバル化」を目指すことにした。労働力が安いから本国で設計して海外で生産する、ではなく、各国市場に張り付いて、現地密着型のビジネスを展開した。そのための人事制度、人材開発、組織設計、IT戦略(SAP)、、

2010-03-31 14:27:42