自分用メモ2017年12月

桑名銀天＠グレートクイズカーニバル6位 @silverheaven_sk

「何故でしょう」 「歴史と権力のある魔族家系ならば大家族が普通だ。ヤガダの一族の多さはお前も知っているだろう」 　確かに大ズローヴァに始まるヤガダの家は最古の家の一つで、かなりの分家があると聞いている。 「ヤガダの当主が俺以上にお人好しだとは聞いたことがない」 #レメモな日々

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「いえ、そうでもないですよ。ヤガダの一族は面倒見の良い一族として有名です」 「そうなのか」 「爵位を自ら持たないほど表舞台に出たがる一族ではないのでそういうイメージもないでしょうけど。その方針も『ルルベル様の教え』なんだとか。本当かどうか疑わしいですけどね」 #レメモな日々

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――困ったときに駆け込む領地は三つある。ゴドーとドラク、そしてヤガダだ。 　というジョークが（半分以上事実だけど）あることは黙っていよう。 「確かにヤガダほどではないにしても王族の多い一族はいますけど、ギスギスしているところばかりですね」 #レメモな日々

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「魔界というのは本来そういう場所だ」 　だからこそアルドベリク様が変なんです、という話をしていたはずですよ。とはいえ彼を本気で怒らせたら国が一つ消し飛んだという記録もあり、魔族らしくないというより表裏の落差が激しいと言った方が正確なのかもしれない。 #レメモな日々

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「ところで何やら殴り合いの音が聞こえるんですが」 　魔界名物の乱闘だとしたら見物させてもらおう。 「あそこではチェスボクシングをやっている」 　何ですかそれ。 「チェスという異界のボードゲームと殴り合いを交互にやるスポーツらしい」 　想像したらシュールな光景ですね。 #レメモな日々

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「見世物として拳闘をやると意地を張る国があったが、ワクワク魔界フェスティバル運営としてもちろん許可は出来ない。もう少し平和なものにしろと突き返したら、どこから調べて来たのかアレを提案してきた」 「平和なボードゲームとの折衷案ってところですか」 #レメモな日々

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「ク～リスマスが今年もやぁてく」 「やめなさいトート」 「歌うのがダメなんか？」 「図書館だから静かにするのは当然でしょう。それと」 「それと？」 「『音楽著作権使用料を取り締まる異界』の〈カスラック〉が攻め込んできたらどうするんですか」 「何それ怖い」 #レメモな日々

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「彼らは冥界のハクアさん以上に地獄耳なんです」 「著作権ってことは、天界や魔界で生まれた歌ならええんやな？」 「そういうのにさえ作者と使用料を設定する組織なんで無駄ですよ」 「ならワイのオリジナルの『レメモちゃん大好きの歌』も？」 「著作権関係なくやめてください」 #レメモな日々

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「私闘ではないとはいえ暴力を扱うブースは容認できないと突き返そうとしたんだが」 「クルス様が面白そうだからやろうと後押ししたんですね」 「...何故知っている？」 「知っていたわけではないですよ。こういうのに真っ先に飛びつく方なのでそう思っただけです」 #レメモな日々

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もっとも、クルス様のことだから面白そうという以上に別の匂いを感じ取った可能性は否めない。もちろんそれというのは、 「チェス、流行るでしょうね」 「魔族が頭を使うボードゲームに熱中するはずがないだろう」 「いえいえ、むしろ『戦い』だからこそ人口に膾炙し得るんです」 #レメモな日々

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駒にそれぞれ行動が決まっていて、動かし方でいくらでも戦術が構築できるのは『戦闘行為の代替』になりうるし、ワクフェスのコンセプトにも合うはずだ。取った相手の駒を使えるショーギよりこちらの方が魔界にふさわしい、ということを説明する。 「試してみる価値はありそうだな」 #レメモな日々

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いつの間にか活字文化が根付いていたくらいだし、きっとこういう遊びもじわじわと魔界に広まっていくんだと思う。 「全魔界チェス王決定戦なんてやってみたら面白そうですね」 「それをワクワクフェスティバルの目玉企画にするのか。考えておこう」 #レメモな日々

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「その他プレイングカードとかボードゲームとか頭を使った室内競技にご興味がおありでしたら紹介しますけど」 「考えておこう」 「紹介しますけど」 「様子を見てからな」 「是非広めましょう」 「...王侯会議で提案しよう」 「開催の暁には私も参加しますね」 #レメモな日々

桑名銀天＠グレートクイズカーニバル6位 @silverheaven_sk

「出場するのか？」 「何故出ないと思われたのですか」 　フェスティバル開催中に足繁く通うほどの魔界通の私が。 「言葉を間違えた。歓迎しよう」 「それでこそです」 　良くも悪くも変化することを恐れず、常に変革し続ける。それは魔界の強みだと私は思う。 #レメモな日々

桑名銀天＠グレートクイズカーニバル6位 @silverheaven_sk

レディアントのストーリーを考察する際の障害の一つが「魔道研究所」の存在。ティシカら４人が研究所サイド(＝主人公側)だけど、カルロマは研究所に裏切られて憎んでいると説明される。アーデの人体実験しているような描写もあったと思うけど、実は悪の組織でした、でいいのか。 #銀天の創作メモ pic.twitter.com/AnNZEiHvtY

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桑名銀天＠グレートクイズカーニバル6位 @silverheaven_sk

とはいえ善悪の軸なんて相対的なものでしかない。カルロマと研究所の間に何があったのか全く触れられないし、あの世界と時代の人々は人体実験が許容される価値観を持っているのかもしれない。ここはレディアント２で研究所の掘り下げを待たないとどうしようもないところ。 #銀天の創作メモ

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最初に書いたように実は魔道研究所は秘密裏に非人道的な魔道実験を繰り返してきた、という筋書きにしてもいいけどこれやるとそっちがメインになるからNG。かといって材料を並べると全く触れずにおけるシナリオじゃないんだなこれが。 #銀天の創作メモ

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２ちゃん見てるとたまにレディアントはUGの過去と言っている人がいるけどそう言える論拠はどこにあるのだろう。アイ関連のシナリオとUGを書いた人が別だからか(そして同じ世界だと知らないのか)、今まで繋がりを感じさせる要素は全く描かれていないはずなんだが？ #銀天の創作メモ

桑名銀天＠グレートクイズカーニバル6位 @silverheaven_sk

「擬似的な戦争で現実の争いを避けるというならそれこそスポーツをやれば良いという発想にはならなかったんでしょうか」 「魔界に『チームワーク』なんて言葉があると思うか？」 「ないですね」 　むしろ全員スタンドプレー。アルドベリク様だけがルールを守る光景が目に浮かぶ。 #レメモな日々

桑名銀天＠グレートクイズカーニバル6位 @silverheaven_sk

国別対抗戦が本物の戦争に発展してしまう可能性もゼロではないし。 「平和的で文化的な祭典なら、人間が来ても良いものにしないといけませんね」 　かつては上界（天界から見れば下界）から流れ着いた人間が多数いたけど、諸事情で今はめっきり見なくなってしまった。 #レメモな日々

桑名銀天＠グレートクイズカーニバル6位 @silverheaven_sk

前にも書いたけど、金アイという魔道工学の傑作と、UHGでアリエッタが作ったエリスボックスなどのアトラクション人形を比較した場合、アリエッタの開発した「ひとりでに動く人形」の魔道をベースにして娘を模した心のないアンドロイドを作り上げたというのがしっくりくる。

桑名銀天＠グレートクイズカーニバル6位 @silverheaven_sk

これがもし逆だったら、アイの創造主はアリエッタを超える天才ということに。機械人形の技術は外道とされていたから完成品であるアイ＆アイには誰も注目せず人知れず技術が失われた、とすればある程度筋は通る。その場合魔道杯のスワンのくだりは無視することになるが。

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そもそも魔界は人間にとって住みにくい土地だし「住む」ための世界ではないし、人間を招待するお祭り、というのも変な話ではあるだろうけど。 「せめてこの会場内だけでも、人間が安心して歩けるようにしないといけないな」 　アルドベリク様がおもむろに鎧に差していた剣を引き抜く。 #レメモな日々

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スワンをどう扱うか。 序盤で拾ってシェムニール内部で手に入るアイテムを使って進化させるという公式のギミック、マスターに尽くすボイスやスキル名をヒントに形作っていくとしたら、「降り注ぐ思い出」を魔力に変換して動く家政婦アンドロイドといったところだろうか。 #銀天の創作メモ

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その視線の先には、翼を広げて武装した一団の姿があった。 「時々ああいう連中がやってくるんだ」 つまり、仲良しこよしなんて魔族らしくない、と反発する勢力がまだまだ残っているということだ。 「戦うんですか」 「戦って従わせるしかないだろう。会場内で怪我人は出せないからな」 #レメモな日々