トーキョーN◎VAリプレイ『ふりむけば死』を読んで

問A．（といエー）👩‍🔬 @sopranist_Q

『ふりむけば死』の雑誌掲載版と単行本が揃ったので、未来の知識を振りかざしながら、ネタバレにならない程度に話していく #トーキョーNOVA pic.twitter.com/3rQnymod9Q

拡大

問A．（といエー）👩‍🔬 @sopranist_Q

まず「ふりむけば死」は、ホビージャパンの雑誌『RPGマガジン』No.22（92年2月号）に掲載された『サイバーパンク2020』のリプレイで、初代『N◎VA』発売の1年前、ワールドはあってシステムは無いN◎VAを別のシステムで遊んだリプレイだ（このあたりは単行本後書き参照）

問A．（といエー）👩‍🔬 @sopranist_Q

登場人物は4人。夜叉、オトワ・ナミコ、メルトダウン、カッコウ。「30人殺し」の夜叉にナミコが目をつけ、さらに企業側のメルトダウンとカッコウが組んで夜叉を追うというストーリー。組織等の固有名詞は『N◎VA』と全く違う。「ヤロール」が「アフターライフ」だったり

問A．（といエー）👩‍🔬 @sopranist_Q

その「アフターライフ」を訪れた夜叉が「命の洗濯をしな」「XYZ」というやりとりをしていて、伝統芸の大切さを実感する

問A．（といエー）👩‍🔬 @sopranist_Q

雑誌掲載時には、逆探知を警戒したカッコウが長距離回線を利用して世界を駆け抜け、月まで行って帰って来るシーンがあった。ここは単行本（N◎VA）では省略され「千早が経費で出すよ」と言う電話料も桁が大分小さくなっている（はず）

問A．（といエー）👩‍🔬 @sopranist_Q

このアクトで登場したのが不老不死の複合研究「タジマモリ」だった。 今日はこのあたりで切り上げる。言い忘れはまとめの際に補完する。順番が前後するが、明日はキャストの話を詳しくする

問A．（といエー）👩‍🔬 @sopranist_Q

雑誌掲載時のロールはそれぞれソロ、フィクサー、コーポレイト、ネットランナー。南海子は「特徴：背中に彫り物（荒海に鯨とりのモリ撃ち）」と書かれている

問A．（といエー）👩‍🔬 @sopranist_Q

夜叉 スタイルはカタナ＝カタナ◎、カゲ●。PLは神谷真氏。 復讐に生きる男。東洋人風の外見だが「どっから来た？」という質問には旧グリーンランド（ヴィル・ヌーヴ）と答えている。「夜叉が生きていた頃」と言われると「死んでない」と答えるけど「夜叉がいた頃」と言われると「いつだっけ」ってなる

問A．（といエー）👩‍🔬 @sopranist_Q

音羽南海子 スタイルはミストレス、カブト●、クロマク◎。PLは鈴吹太郎氏。 RLに判定の方法などを聞き、ルール解説を挟む役でもある。重ねて言うが、PLは鈴吹氏だ。夜叉に最初に近づくキャストで「30人斬ったって？」「よせよ……半分ぐらいだろ」のやりとりが良い

問A．（といエー）👩‍🔬 @sopranist_Q

「気安く声をかけた男はサイバーレッグにタマを蹴り潰される」という記述が『2nd』かどこかにあったが、後になるとサイバーレッグ（カスタマイズされたIDA10）について特に言及されなくなった

問A．（といエー）👩‍🔬 @sopranist_Q

『ふりむけば死』は初代『N◎VA』のルールで書かれているので、神業が無い。つまり、南海子の腹心のカゲムシャ・弁天がまだいない。初登場は「闇に踊る男」（『猟犬たちの午後』収録）のはず

問A．（といエー）👩‍🔬 @sopranist_Q

メルトダウン スタイルはカタナ＝カタナ●、クグツ◎。PLは山本剛氏。 千早重工後方処理課第三班のクグツ（雑誌掲載時はアラサカ）。篠原郁の命令で、協力関係にあったルテチアのカッコウとともに夜叉を追う。父親がCFCロンドン支社のタタラだったという話は初耳だった

問A．（といエー）👩‍🔬 @sopranist_Q

「わたしの右腕がうずいた」と独白しているが、荒事には参加しなかった。『カムイST☆R』でクリルタイに栄転、そして『R』でN◎VAに戻ったときには「千早重工社長　千早雅之」になった。モスグリーンのスーツ、左利き、そして快楽殺人症といった設定もどこかに消えたがカタナ2枚はずっと持ち続けている

問A．（といエー）👩‍🔬 @sopranist_Q

リプレイ『ビューティフルデイ』での小上紫乃の反応を見ると、後方処理課に所属していた過去も（表向きは）無かったことになっている。しかしながら、内部のエグゼク達は当然彼の仕事を見ているし、覚えているだろう（小説『ブレインハンター』エンディング）

問A．（といエー）👩‍🔬 @sopranist_Q

カッコウ スタイルはクグツ、ハイランダー、ニューロ◎●。PLは朱鷺田祐介氏。軌道から降りてきたレ・トロン・ド・ルテチア（Le Trone Du Lutetia。雑誌掲載時はキロシ／ケンジ研究所）のニューロ。アイコンはクロームの嘴を持つカッコウで、おどけた口調ながら腕は一流。使っているタップはM-7

問A．（といエー）👩‍🔬 @sopranist_Q

後にイントロンに心身が耐えられなくなり、ルテチアを抜けてタタラ街でフェニックス・ソフトウェアというトロン企業を開業した（『CHM』）。他のキャストほどには出演や言及は多くない（『SSS』で依頼人として登場した程度）が、彼こそが最初のニューロなのだ