「経済学的な家族ツイート」まとめ　その３７

本の虫（本体） @honnomusi

経済学的な新人教師の決意1:新人教師「それじゃあ、今日の練習はここまで！」 生徒たち「ありがとうございました！」 部活動が終わり、職員室で資料をまとめている新人教師。 新人教師(最初は慣れない教師生活だったけど、最近では部活動や授業にかなり慣れてきた。)

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経済学的な新人教師の決意2:新人教師(彼女とも大ゲンカにはなったけど、今では上手くいってる。教員生活としてはかなり軌道に乗ってきたといえるかもしれない。ただ・・・) 教室で演劇の準備をする生徒たちの姿を思い浮かべる。 新人教師(俺はあのとき、自分のことを優先してイジメを放置した。)

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経済学的な新人教師の決意3:新人教師(彼はどれだけ傷ついただろうか？そして、その後生徒たちは次々と提案をぶつけてきて、今ではクラスの空気もかなり変わってきた。・・・俺は、教師として守るべき信念を曲げてしまったんじゃないだろうか？) 職員室のドアが開き、ベテラン教師が入ってくる。

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経済学的な新人教師の決意4:ベテラン教師「おお、まだいたのか。遅くまで頑張るな。」 新人教師「ええ、明日の授業の準備をしていて。。。」 ベテラン教師「そうか、熱心だな」 新人教師「・・・あの」 ベテラン教師「？」 新人教師「ちょっと、お話いいですか？」

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経済学的な新人教師の決意5:外の自販機で飲み物を買う二人。缶を開けながら話し出す。 ベテラン教師「なるほど、イジメ問題に果敢に取り組んでる生徒を見て、自分はこのままでいいのかと思い始めてるってことか。」 新人教師「その、大先輩に対してこんなこと聞いていいか分からないんですが・・・」

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経済学的な新人教師の決意6:新人教師「なんで先生は、この問題があったのにそこまで対応しようとしなかったんですか？」 ベテラン教師始めてる新人教師のほうを見る。真っ直ぐな目で見つめ返す新人教師。 ベテラン教師「・・・昔な」 目線を落として語り始めるベテラン教師。

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経済学的な新人教師の決意7:ベテラン教師「俺がまだ君ぐらいの若手の教員時代に、同じようにクラスぐるみのイジメ問題に直面したことがあったんだ・・・」 「当時の俺は正義感が強かったから、『イジメは絶対に許さない！』という態度で、イジメの主犯格を徹底的に追い詰めたんだ。」

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経済学的な新人教師の決意8:ベテラン教師「自宅謹慎を言い渡し、重い課題を大量に与え、反省文の提出も求めた。提出された反省文に対しても、『まだ反省が足りん！』と言って何十回も書き直しを命じたよ。」 「当時の俺はその行動に何の疑問も持っていなかった。でも、謹慎処分が明けたとき・・・」

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経済学的な新人教師の決意9:ベテラン教師「イジメを首謀していた彼は学校に来なかった。こちらの呼びかけに対しても応じず、結局その後も学校に来ることなく転校していったよ。」 新人教師「・・・」 ベテラン教師「今思えば、あそこまで追い詰めずに、最後の最後に逃げ道を与えてやるべきだった。」

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経済学的な新人教師の決意10:ベテラン教師「イジメはもちろん良くないことだが、俺の行動で彼の人生は変わってしまった。今回もそのときのことが頭をよぎってね、どうしても強い態度に出ることができなかったんだ。・・・教師失格だよな。」 新人教師の方が「・・・」

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経済学的な新人教師の決意11:ベテラン教師「俺たち教師というのは、その気になれば子供たちの人生や価値観に大きな影響を与えてしまえる立場だ。しかも、それで彼らの人生を台無しにしてしまったとしても、問われる責任には限度がある。」 「・・・ときどき、その残酷さに身震いすることがあるよ。」

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経済学的な新人教師の決意12:ベテラン教師「もし、君が『このままだとマズい』という思いを持っているなら、今からでも悔いのないように行動してみたらどうだ？」 ベテラン教師「そうじゃないと、積み上がった後悔で、そのうち身動きが取れなくなるぞ。」

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経済学的な新人教師の決意13:職員室に戻って来る二人の教師。 ベテラン教師「じゃあ、お先に失礼するよ」 新人教師「お疲れ様です・・・」 自席で考えにふける新人教師。しばしの沈黙の後、資料を片付け、職員室を後にした。

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経済学的な醜いアヒルの子(part2)1:高校の入学式、ブス子は厚化粧の晴れ晴れとした顔で列に並んでいた。 ブス子(ついに来たわ。憧れの都会、憧れの高校生活、憧れの一人暮らし！) 式に集まる顔ぶれを見渡すブス子。 ブス子(私が進学先の高校に設定した条件は都会であることに加えてもう一つ・・・)

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経済学的な醜いアヒルの子(part2)2:ブス子(生徒の男比率が圧倒的に高いこと！) ブス子(ある研究によると、女子比率の高い高校は男の方が恋愛の主導権を握るため、女にとって厳しい戦いを強いられることが分かっているわ。パートナーが見つからなかったり、望まない妊娠をしたり、その弊害は様々よ)

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経済学的な醜いアヒルの子(part2)3:ブス子(しかし、「逆もまた真なり」！女子比率の低い学校では、女子の取り合いになるので必然的に質の高い出会いが得られるのよ。私はこのために苦しい受験勉強を耐えて来た。ここで私のイケメンパラダイスを作り上げるのよ！)

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経済学的な醜いアヒルの子(part2)4:ブス子の前にプレゼントを持って列をなす男子たち。嬢王様気分であしらってゆくブス子。 ブス子「オーッホッホッホッホッホッ！」 ブス子(パートナーへの「これだけは譲れない条件」のことを「留保価値」というわ。この市場なら、留保価値は高く設定できそうね。)

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経済学的な醜いアヒルの子(part2)5:ブス子(ブスな私でも、自分の勝負できる市場を見極めて参入すれば、チヤホヤされるしモテモテよ！) ブス子(あと、できれば1年生のうちに相手を作りたいところね。男は一般的に若い女性を好むから、3年生になってからでは低学年の女子とも競争することになるし)

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経済学的な醜いアヒルの子(part2)6:アナウンス「こうしてブス子は、的確なマーケティング戦略により高校生の間に彼氏を作り、順調に関係を発展させてゆきました。ところが・・・」 ブス子「ちょっと、もう終わりにしようってどういうこと？！」 彼氏「言葉通りの意味だよ。」

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経済学的な醜いアヒルの子(part2)7:アナウンス「恵まれた市場環境の中、自己評価が高まりすぎたブス子は、彼氏への要求がエスカレート。破局となりました」 男子生徒「なんかよー、あいつの態度に鼻につかねぇ？」 男子生徒2「みんなでカラオケに行ってんのに奢らなかったらキレるしさ。何様だよ！」

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経済学的な醜いアヒルの子(part2)8:アナウンス「大学進学をしても、高まったプライドはなかなかおさまらず、さらに大勢の見目麗しい女子が大量に参入したことでブス子は冬の時代を迎えます・・・」 ブス子「ううっ、あの輝かしい日々はどこに行ったの？何でこんなことに・・・」

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経済学的な醜いアヒルの子(part2)9:ブス子鼻に一人でトボトボと家に帰る。すると、向こうから一人の女性が歩いてきた。 ブス子「お姉ちゃん？！」 姉「あら、ブス子。奇遇ね、こんなところで会うなんて。」 ブス子「地元の大学に進学したんじゃなかったの？」

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経済学的な醜いアヒルの子(part2)10:姉「ええ、ちょっと用があってね・・・」 喫茶店に入る二人。 姉「高校進学からしばらく会ってなかったわね。随分垢抜けたじゃない。」 ブス子「お姉ちゃんこそ・・・」 ハンカチで目を拭く姉。 ブス子「どうしたの？目が腫れぼったくない？」

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経済学的な醜いアヒルの子(part2)11:姉「・・・実はね、今こちらに住んでる男の人とお付き合いしてるの。」 ブス子「えっ、遠距離恋愛ってこと？」 姉「・・・うん」 ブス子「ねえ、もしかしてその男の人って、奥さんいたりとかしないよね・・・」 姉「・・・」 ブス子「・・・マジで？」

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経済学的な醜いアヒルの子(part2)12:ブス子「どんな人なの？」 姉「歳は6つ上。中小企業で社長をやってる人よ。」 ブス子(ある研究チームが、全米の男女に対して実施した調査によると、男の25%、女の14%は婚外で何らかの関係を持っているという。)