第5回 気象サイエンスカフェ in かごしま「 火山灰を雨雲レーダーで観測すっど! ~研究最前線!灰はどこに流れるの?~」(2018/2/3)
2月3日開催の第5回気象サイエンスカフェinかごしま「火山灰を雨雲レーダーで観測すっど!」は、申し込みが定員に達したため、参加受付が終了しました。多くの皆様のお申込みありがとうございます。当日は、このアカウントでtwitter中継する予定です。お楽しみにどうぞ!
2018-01-22 14:44:01きょう2月3日開催の第5回気象サイエンスカフェinかごしま「火山灰を雨雲レーダーで観測すっど!」は、このアカウントで会場の様子を実況つぶやきいたします。開始は16時ごろの予定です。お楽しみにどうぞ! pic.twitter.com/O1tqgruVik
2018-02-03 09:51:35第5回気象サイエンスカフェinかごしま「火山灰を雨雲レーダーで観測すっど!」 受付が始まりました☆ 今回もどうぞ、よろしくお願いします!(*^_^*) 今回もおかげさまで、予約完売です! pic.twitter.com/FGUh0Ehw7C
2018-02-03 15:40:21会場は、マルヤガーデンズ7F グッデイさん! 今年もお世話になります☆ おしゃれな空間づくりをしているカフェで、雑貨もいいものがそろっていますよ~(*´∀`*) pic.twitter.com/hCnm2vzW0r
2018-02-03 15:41:33きょうの先生は 鹿児島大学地域防災教育研究センター特任教授 の 眞木 雅之 さん☆ 桜島の火山灰を雨雲レーダーで観測する研究をしています!! どんな話が出てくるのか楽しみです(^_^)V pic.twitter.com/iIw53lp8QO
2018-02-03 15:43:53先生のお話をナビゲートするのは、テレビでおなじみのこのおふたり☆ NHK鹿児島放送局の今村聡 気象予報士と、KKB鹿児島放送の松浦悠真 気象予報士!!! 2人とも、実は関西出身!! 漫才のようなボケ、ツッコミが!!?? pic.twitter.com/ajnskallQu
2018-02-03 15:45:44twitterつぶやき担当はKTS鹿児島テレビ気象予報士の渡司陵太、スタッフは鹿児島地方気象台、日本気象学会九州支部、日本気象予報士会鹿児島支部の職員・会員・メンバーです☆ pic.twitter.com/PztuBENR01
2018-02-03 15:52:56第5回 気象サイエンスカフェ in かごしま はじまりました☆ ただいま、あいさつ・自己紹介中です! pic.twitter.com/jf5EJJZntg
2018-02-03 16:02:58眞木「NHKの今村さんは、テレビに出ている時は髪をアップにしていますが、こういう時は髪をおろすんですね。10歳ぐらい若く見えます!(笑)」 今村「苦笑」 眞木「KKBの松浦さんは岡山理科大学ということで、私とも縁がありますね!」 pic.twitter.com/PPOEDK30Vg
2018-02-03 16:07:10眞木「大学時代に気象の世界が好きになって、船舶技師の進路を変更して、気象の世界に飛び込みました。登山家の西堀栄三郎さん、山本三郎さんがいう観天望気に共感。大学院は北海道大学で夜間冷却を研究」 pic.twitter.com/dSmZPEeqk9
2018-02-03 16:15:46眞木「卒業後は防災科学技術研究所に勤務。吹雪などを研究していましたが、三宅島で噴火の観測をするように命じられました。最初はイヤイヤながらでしたが、少しずつ噴煙の研究にはまりました。これが縁で、現在は鹿児島大学の特任教授として、火山の噴煙観測の研究をしています」 pic.twitter.com/2NKjg2aQa2
2018-02-03 16:18:25眞木「気象レーダーについて説明します。RadarはRadio detection and rangingの略。電波をつかって雨粒、火山灰などを検出し、その場所を調べるのが基本的なしくみです。1865年にスコットランドの科学者が電磁波があることを提唱、1988年にドイツの科学者・ヘルツが実験で存在を証明しました」 pic.twitter.com/aAtSlPV16s
2018-02-03 16:22:01眞木「その後、電磁波(電波)は2種類の利用について研究がなされます。テレビ・ラジオなどの無線通信が1つ。もう1つは、船舶がどこにあるのか、飛行機がどこにあるのかを調べるための研究です。飛行機を検出するのは、軍事的な目的がありました。」 pic.twitter.com/CXfK9Zq5RX
2018-02-03 16:24:29会場のお客さまには、マルヤガーデンズ7F グッデイさんの美味しい飲み物と、ミニ菓子が提供されています。twitter担当の席に届いた深煎りコーヒーは香り豊かでおいしいですよ~(*´艸`*) pic.twitter.com/p2HVBzcacZ
2018-02-03 16:25:57眞木「その後、レーダーは多目的に用途が広がります。航空機を運用するためのレーダー。雨雲を観測するためのレーダー。昔は富士山の山頂にも設置されていました。船舶の運航用。風の観測。最近の車の衝突防止装置。ミサイル検出のための防衛用レーダーなどなど。」 pic.twitter.com/ITszG4FxZ8
2018-02-03 16:29:14眞木「気象レーダーは、波長3センチぐらいのXバンドと呼ばれるものが活用されています。竜巻、強風、洪水、土砂災害、ゲリラ豪雨などの観測に欠かせないものとなっています」 pic.twitter.com/jR12L52PeP
2018-02-03 16:33:51眞木「最新のものがフェースドアレイレーダです。立体的に雨雲を解析ができます。どれくらいの雨が、どう降るかの研究に使われています。とても高価です。火山の噴煙の研究に活用できないかとお願いしましたが、できませんでした。」 pic.twitter.com/CZlLcLQpFf
2018-02-03 16:35:51眞木「戦後、レーダーは気象の世界での活用が一気にすすみました。防災科学技術研究所にいたときは、レーダーを研究してくるようにいわれて、渡米したこともありました」 pic.twitter.com/AbB4P5opVz
2018-02-03 16:40:05眞木「ここから本題です。気象レーダーをつかって、火山灰を観測するというお話です。これを研究している人は、本当に少ないのが現状です。最初は、雨雲を観測していた人が、たまたま雨とはちがうものがレーダーにうつり、それが火山灰だったというのが、この研究の世界が始まったきっかけです」 pic.twitter.com/SeSCf42Ugg
2018-02-03 16:43:46会場から質問「レーダーで、雨と火山灰の区別はできるんですか?」 眞木「いい質問ですね。実はですね、区別ができないんです。雨が降っている時に、噴火があると、なかなか区別ができないんです(汗)」 pic.twitter.com/dhGzjsenMg
2018-02-03 16:46:09眞木「まずは、噴煙についてお話しましょう。火山灰、噴石は重いので落ちるはずですが、強力な浮力が働いているため上にあがっていきます。火口付近で勢いよく噴き出たあと、高温でまわりの空気より暖かいので上昇。ある程度、上昇するとまわりの空気と同じ重さになって傘のように広がっていきます」 pic.twitter.com/KrkTYRie0c
2018-02-03 16:49:43眞木「火山は噴煙だけでなく、溶岩、火砕流などによってさまざまな影響をもたらします。先日は、草津・白根山が噴火して、1人が亡くなってしまいました。御嶽山、雲仙普賢岳などでも被害が出ました」 pic.twitter.com/n5Ol3Fy014
2018-02-03 16:52:36眞木「火山から様々な噴出物があり、火砕流もありますが、現在、気象レーダーで観測できるのは噴煙です。噴火が多い桜島は、噴煙を観測するレーダー観測のメッカです。国土交通省、気象庁の雨雲レーダーに加えて、京大・神戸大、気象研究所、鹿児島大のレーダーなど、たくさんのレーダーがあるんです」 pic.twitter.com/6duiHiIpNo
2018-02-03 17:01:23今村「それぞれのレーダーにXとかCとか、いろんな頭文字がついているのは?」眞木「レーダーの波長で名前がついています。8cmなど波長の数値がついていたらいいんですが、軍事用途に使われることもあるので、波長がわからいようX、Cなどのようになっていると、どこかの本に書いてありました」 pic.twitter.com/5zG2B1m7B4
2018-02-03 17:04:13眞木「噴煙は、みなさんがテレビなどで見ている雨雲レーダーでも見られることがありますが、実は立体的に見ることもできるんです。時間ごとに、噴煙がどう成長しているのか? どこが火山灰が多くて、どこが少ないのか? 非常によくわかります」 pic.twitter.com/SOlXQVT683
2018-02-03 17:06:43