災害直後、被災地支援医師のつぶやき

災害後1週間の3月18日から25日まで、気仙沼の災害現場と藤沢町民病院での後方支援にあたった医師のつぶやきです。被災直後の医療事情、現場の写真など、臨場感をもってお伝えします。
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@MORITA_HIROYUKI

今回のミッションはこれで終了。本日夕張に戻って活動報告したあと、明日、家族の待つ宮崎に帰ります。来週からは皆さんお待ちかね、夕張から真打登場です。 お楽しみに!!

2011-03-25 07:26:06
@MORITA_HIROYUKI

「避難所で医者が飽和している」とは現場の医師から聞いた言葉。とりあえず医者が行けば安心と日本人は思っているが、現場で必要とされているのは感染症を蔓延させない衛生環境と日常生活を支えるケア。医療は…。高齢者はとりあえず入院させとけば安心、という心理と同じで、医療に依存しすぎかも?

2011-03-27 18:18:32
@MORITA_HIROYUKI

電気の需給バランスや原発の問題に無関心だった我々も、切迫した問題を目の前に突きつけられれば、誰に強制されるわけでなく総員で節電へと舵を切る。素晴らしい国民性!逆に言えば、医療の需給バランスの問題は、まだまだ国民に切迫感がないということになりますが・・・。

2011-03-26 12:22:17
@MORITA_HIROYUKI

被災地の皆さんが、すぐに遠方へ移ることを考えるのはまだ難しいでしょう。でも北の空には、彼等を温かく迎えてくれる心優しい夕張市民が居ます。市役所の皆さんも、たいへんなご尽力で受け入れ態勢を整えてくれています。被災地の方々がいつか夕張のことを思い出してくれることを願っています。

2011-03-25 07:19:38
@MORITA_HIROYUKI

何のつてもなく夕張に引っ越して来た森田家4人を、夕張の皆さんはとても暖かく受け入れてくれ、そして去る時は涙で送って頂きました。 夕張を去った今でも、家族ぐるみでお付き合いしていただいています。(単身で行くとよくガッカリされます。)

2011-03-25 07:09:56
@MORITA_HIROYUKI

しかし、被災者の皆さんの気持ちも微妙だと思います。いつまでも避難所に居るのが適切ではないことを認識しつつ、でも長年住み慣れた土地を離れたくない。避難所のみんなも一緒に頑張っていて、強固な一体感もあり、それゆえの充足感もある。

2011-03-25 07:08:03
@MORITA_HIROYUKI

夕張市役所の方々のたいへんなご尽力のお陰で、夕張市への一時避難のお誘いのチラシが出来ました。非常にわかりやすく簡潔にまとめて頂きました。感謝です。本日、被災者の皆さんに配りました。

2011-03-25 00:49:02
@MORITA_HIROYUKI

「未曾有の大災害だった!」ということを、皆さんやけに強調されるので、今更…と思っていたら、実は、彼等は地震後から停電でテレビを一切見ていないので、僕たちとは体感温度がかなり違っているのでした。日本中が大騒ぎしていることを彼等は知らないのでした。

2011-03-24 21:49:14
@MORITA_HIROYUKI

「年寄りをこき使ってんだ。でも、仕事があるから辛いことも忘れられる。」とは、家主で工場の親方の言葉。ちなみに今日はドンベエ頂いちゃいました。物資も渡ってるようでしたので。(写真あり) http://photozou.jp/photo/show/1507867/72633243

2011-03-24 21:37:06
@MORITA_HIROYUKI

報道にはあまり出てこないが、実は体育館のような避難所ではなく、個人宅を開放している小さな避難所があります。機会屋さんや建具屋さんなどの作業場。小さいので、高齢者含めみんなで炊き出し等作業しているのが、とてもイイカンジでした。

2011-03-24 21:18:10
@MORITA_HIROYUKI

先日お邪魔した気仙沼市栄町の避難所に物資を届けに行きました。夕張の皆さんからの有形無形の気持ちです。小さな避難所にも物資が十分に届いているようでしたが、夕張市民の気持ちまで含めて、とても喜んで貰えました。

2011-03-24 21:12:15
@MORITA_HIROYUKI

指先が赤く腫れて痛がる方がいました。恐らく瓦礫を片付けているうちに傷がついてばい菌が入ったのでしょう。でも、ガソリン不足もあり病院までのハードルは高い。

2011-03-24 20:29:47
@MORITA_HIROYUKI

停電中なので、トンネル内も真っ暗闇。これは意外に、、、恐ロシイです。(写真あり) http://photozou.jp/photo/show/1507867/72624316

2011-03-24 20:22:03
@MORITA_HIROYUKI

今日は被災地廻りです。避難所の環境も変化してきていて、皆さんなかなか風呂に入れないせいか、空気が澱んで来た所も。そのためか風邪も増えているようです。風邪薬をお渡ししましたが、やはりまずは、環境です。

2011-03-24 18:08:40
@MORITA_HIROYUKI

一歳の女の子を連れたお母さん、親子で受診。昨日、避難所から藤沢の実家に来たとのこと。2人とも、ノドが真っ赤、鼻もやられていrた。避難所は換気も不十分(暖気も逃げるし)で空気も悪かったとのこと。実家に移ってからは良くなったようだ。

2011-03-24 07:32:10
@MORITA_HIROYUKI

昨日も藤沢で一日中外来をしました。藤沢はライフラインもいち早く復活した比較的安全なところなので、被災者の方々が沢山こられているようです。外来にも多数お見えになりました。

2011-03-24 07:22:19
@MORITA_HIROYUKI

どちらにしても、、、騒がれている今も重要ですが、しばらく経って騒がれなくなった時期も大事です。長期的な支援が求められているように思います。明後日、また被災地を廻って自分は帰りますが、夕張から交代の先生がきてくれそうです。

2011-03-22 22:08:23
@MORITA_HIROYUKI

個人宅のような小さな避難所、避難所ではないけど被災して困っている個人宅はまだいっぱいあります。今は単身でそうした所をどんどん回って行くような機動力が求められるのかも。そして、いつまでも避難所でなく、しっかりした生活ができる土地への移住ということも考える時期にきているのかも。

2011-03-22 22:05:59
@MORITA_HIROYUKI

それなら医師も他の避難所に行けばいいのですが、ガソリンも医師一人一人の車もないので、結局そこにいるという感じ。そんなところに、東京からバス一台に5人の医師が乗ってやって来て、、、

2011-03-22 22:05:25
@MORITA_HIROYUKI

ケーウェーブという大きな避難所は、基本的に健常な方の避難所なので医師もそんなに必要ないのですが、そこに医師が5~10人も居た日があったようです。

2011-03-22 22:01:31
@MORITA_HIROYUKI

これからの医療のニーズは、高血圧や糖尿病のような 慢性疾患をいつも通りコントロールして行くようなところにあると思います。病気や怪我と戦う医療、ではなく、生活を支える医療です。 僕らのような田舎の医者が活躍できる数少ない場面ですね。

2011-03-22 21:58:34
@MORITA_HIROYUKI

急性期医療が必要な方ももちろんおられますが、その方たちも現場の避難所にはあまりいなく、すでに後方病院に搬送されています。そんな中、「やるぞやるぞ!」という使命感に燃えた医師が、なんの情報もなく集まってしまって空回りする場面がみられるようです。

2011-03-22 21:57:55
@MORITA_HIROYUKI

また、10日目を超え、そろそろ怪我などの急性期疾患は落ち着いてきています。 もともと、地震被害というよりは、津波の被害が圧倒的なので、 被害も、0か100かみたい な感じです。 元気な被災者か、ご遺体か、ということです。

2011-03-22 21:57:06
@MORITA_HIROYUKI

医療チームも、自治医大の他に、日本医師会、地元宮城県医師会、日赤、国境なき医師団、など、乱立しています。地区地区で、出来うる限りコーディネートはしているようですが、統一の情報交換もなく、、、、意外に現場は、混乱しています。

2011-03-22 21:56:15
@MORITA_HIROYUKI

被災地の情勢は日々変化しているようです。 ここ数日は、全国からの物資が行き渡り始め、各避難所は山のような物資の仕分け、分配で大変と。実際、夕張の皆さんからお預かりした物資も、まだ避難所に渡せていません。なるべく困っている所に、、と思っていると、意外に皆さん困っていないようで、、、

2011-03-22 21:55:12