西條剛央による被災地から帰って来た今考えること
-
ittokutomano
- 4473
- 0
- 0
- 1

これから仕事があるので東京に戻ります。明日以降取材などなんでも受け付けます。メール(saijotakeo@gmail.com)かDMに連絡してください。支援システムモデルは確立できたので、随時発信していきます。東京に戻っても全力で支援していきます。
2011-04-03 09:32:22
被災地郵送先に関するご質問は盟友の北川さん @TKHDKTGW 宛でお願いします。僕をフォローして下さっている皆様、できましたら北川さん @TKHDKTGW も併せてフォローしていだだけると情報が補完できるので有難いです。どうぞよろしくお願いします。
2011-04-03 15:32:59
母も兄が行方不明の中、涙ひとつみせずにみんなを支えてくれました。「あまり話せなくてごめんね」というと、「私のことはいいから、みんなのためにがんばりなさい」と。
2011-04-03 20:59:13
妻もさぞ心配だったと思うのですが、気持ちよく送り出してくれました。今日は1年目の結婚記念日でほとんど一人で過ごさせてしまったけど、感謝しています。
2011-04-03 21:02:14
1年前のあの日から、まさかこんなことになるとは夢にも思いませんでした。伯父さんと会ったのはあの日が最後でした。泣きながら祝福してくれた顔をはっきり覚えています。
2011-04-03 21:04:32
帰ってくるとサプライズでこっちの家族がみんなで祝福してくれました。姪っ子達は手紙や絵をくれたり、フルートを演奏してくれました。 http://t.co/VJKH6BG
2011-04-03 21:10:02
汚い話なんですが、僕は東京を発って帰ってくるまで一度も着替えませんでした。というか顔を洗ったり歯を磨くことも忘れていました。10分でもあれば自分ができることがある、今自分じゃなきゃできないことがある、と思ってずっと集中していたら忘れてました。
2011-04-03 21:14:29
帰りの車の中でそのことにはじめて気づきました。2日目の夜に頭が働かなくなって一度風呂にざぼんと入っただけでした(だから津波主被害地のコツの19)ぐらいから少し間が空いてしまった)。
2011-04-03 21:16:29
一応言っておくと、顔は洗うのは忘れることはあっても、歯は毎日磨いています(笑)。睡眠時間もいつもは8〜10時間ぐらい寝ないとだめなんですが、今回は2時間ぐらいで大丈夫でした。自分もこんなことってできるんだなと思いました。
2011-04-03 21:18:38
3泊4日の間、昼は津波主被災地を中心に支援に行き、帰宅後はレポートを発信し続け、実効性のある個別支援のやり方をまとめて、「ふんばれ南三陸町」サイトを立ち上げ(これは北川さん@TKHDKTGW が一人で作ってくれました)、そのシステムを実際に駆動させました。
2011-04-03 21:25:50
僕はボランティアという意識はありませんでした。何もせずにはいれなくてやっただけです。やり場のないこの気持ちをどうしたらよいかわからず、ただ自分ができることをすることで少しでも救われたかったのだと思います。
2011-04-03 21:31:07
そういう人はたくさんいると思います。何かをしたくて仕方がない。家族や友人、故郷すべてのものがどうしようもなく傷づけられ、何もせずにはおれないです。
2011-04-03 21:32:37
そういう気持ちを発揮することすらできない、今の現状は変えたかった。最初からプランなどもっていませんでした、出発の2日前に突如行くことに決めて、物資を集めていきました。
2011-04-03 21:33:54
現地の情報をネットで集めた方がよいと頭では考えたのですが、どうも直観的にゲリラ的に現地にいった方がよさそうだと思って、何のプランもなくいきました。南三陸町は父がじゃああそこにいってみようと。
2011-04-03 21:36:31
そこで松前さんが瓦礫の廃墟の中で三浦さんと出会い、その後は現場で感じたことから、どうすればよいかその都度方法を考えていった、という形です。
2011-04-03 21:38:41
被災者の役に立ちたいという思いを実現するのは半分以上は自分のためだと思います。自分がやりたいことをやっているということですから。
2011-04-03 21:41:50
僕らが作った「津波主被災地支援の方法」は一つの参考視点でしかありません。正しいやり方でも、遵守すべきものでもありません。そもそもその場でこうやった方が良さそうだと適当に作ったものです。
2011-04-03 21:43:07
ですから、これを参考にしつつも、囚われず、より有効なやり方がないか工夫して、それぞれが自分のやり方を作っていってもらえたらと思います。そのときにいつも思い出すべきことは「支援の目的は何か」です。
2011-04-03 21:45:53
支援の目的は被災者の力になることのはずです。被災者が求めている物を届け、求めているサービスを提供することです。お役所的なやり方を遵守したり、既存のボランティアのやり方を踏襲した結果、それが実現できなければ本末転倒以外の何ものでもありません。
2011-04-03 21:47:50
そのことだけ忘れないください。そして迷ったときやわからなくなったときは必ず、「今、被災者のためになることはなんだろうか」と考えてください。
2011-04-03 21:48:38
そして「今被災者が求めているもの」を知るためにも、余力がある人は支援物資を搭載して現地に行くのがよいと思います。テレビと現実はあまりに違います。そこにいってはじめてわかることがあります。
2011-04-03 21:50:08