【横山光輝「三国志」講座154「呉軍のつまずき」】

横山光輝「三国志」を1話ずつ解説してみようというコーナー。第154話「呉軍のつまずき」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は大判・横山光輝「三国志」第10巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座154「呉軍のつまずき」01】 第154話です。前回の城取り優先権にて、南城攻めをするのは呉軍から、という約束通り、周瑜は自軍い戻り次第直ちに行動を開始します。先手の将は蒋欽、副将に丁奉、徐盛がつき、5千の兵が続きます。そのあとに、周瑜率いる中軍が続きます。

2018-02-13 12:46:57
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【横山光輝「三国志」講座154「呉軍のつまずき」02】 一方、曹仁が守将を務める南城。呉軍来るの報は届いていると見えます。曹操の命令通り、城を固く閉じて籠城の構えを取っていますが、ここで一人の武将が、曹仁に訴えています。

2018-02-13 12:48:55
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【横山光輝「三国志」講座154「呉軍のつまずき」03】 曹操の命とはいえ、どんな城でも落ちない城はなく、あまりにも消極的な姿勢では城内の士気も下がる一方。故に、外に出て戦うことを許してくれと言うのは牛金です。曹仁はそれも一理あると、牛金に5百の兵を与え、城を出て戦う許可を与えます。

2018-02-13 12:51:10
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【横山光輝「三国志」講座154「呉軍のつまずき」04】 蒋欽らの先陣が南城に到着しましたが、そこで城門が開きます。さっそうと出てくる牛金の部隊。蒋欽は相手が4、500と見て、血祭りにあげろと命じます。兵力差は10倍あるので、かなり舐めてかかっているようも見えます。

2018-02-13 12:53:59
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【横山光輝「三国志」講座154「呉軍のつまずき」05】 突っ込む牛金は、敵将との勝負を望みます。それに応えたのは副将の丁奉。寡兵で大軍に向かってくる度胸だけはかってやると、牛金との一騎討ちが。牛金も腕に覚えがあるようで、なかなかいい勝負を繰り広げます。

2018-02-13 12:56:22
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【横山光輝「三国志」講座154「呉軍のつまずき」06】 ひとしきり打ち合った後、丁奉が逃げ出します。追いかける牛金。しかし、それは丁奉の策。うっかり深追いしてしまった牛金は5千の兵の真ん中に飛び込んでしまったのです。すっかり包囲された牛金は慌てて引こうとしますが、時すでに遅し。

2018-02-13 12:58:23
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【横山光輝「三国志」講座154「呉軍のつまずき」07】 一人として逃がすなと丁奉は牛金に襲いかかります。必死の防戦をする牛金。奮戦をしますが、かなりピンチです。その様子を見た曹仁は、すぐに助け出すのだ、と言います。しかし、曹操は城から出て戦うなと言ってたと、部下たちは止めようとします。

2018-02-13 13:00:46
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【横山光輝「三国志」講座154「呉軍のつまずき」08】 わかっている、と曹仁。しかし、牛金は大事な将。それに部下500は、城中でも重きをなす精鋭。これを見殺しには出来ないと言います。思い返せば、かつて易京楼の戦いで、城外の味方を見殺しにしてしまった公孫瓚は、その後滅亡の道へと転がります。

2018-02-13 13:03:54
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【横山光輝「三国志」講座154「呉軍のつまずき」09】 曹仁が優れた将であることは、部下を簡単には見殺しにしないということからも見て取れます。そして、その救出には曹仁自らが当たるのです。城門を開け、曹仁は兵を率いて打って出ます。それを見た徐盛は迎え撃とうとします。

2018-02-13 13:08:03
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【横山光輝「三国志」講座154「呉軍のつまずき」10】 曹仁は向かってくる兵士の首を飛ばしつつ、まっすぐ窮地に陥っている牛金のもとへと駆けていきます。牛金と合流したそう人は、一緒に城に引き揚げるのだ、というと、牛金も安心した表情を浮かべます。引き揚げを命じる牛金。逃さんとする蒋欽。

2018-02-13 13:10:41
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【横山光輝「三国志」講座154「呉軍のつまずき」11】 邪魔するやつはたたき斬るのみ、と蒋欽と槍で打ち合います。牛金も加勢すると、旗色が悪くなったか蒋欽は逃げ出します。それを指差し、お前たちの将は帆をかけて逃げ出したぞと笑う曹仁。それでもまだ戦うか、と曹仁は一喝します。

2018-02-13 13:14:03
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【横山光輝「三国志」講座154「呉軍のつまずき」12】 その迫力に恐れをなした呉軍は、雪崩を打って敗走します。その様子を高笑いしながら見た曹仁は悠々と城へ帰っていきます。さすがは曹仁将軍と、両手を上げて喜ぶ曹軍。兵士たちの士気は高まり、牛金の目的も達せられました。

2018-02-13 13:15:44
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【横山光輝「三国志」講座154「呉軍のつまずき」13】 曹仁は、紋を閉じ、守りを固めよ、と命じます。ガシャンと城門が閉じられます。城の先には対陣する呉軍が見えますが、その手前には多くの呉の兵たちの死体が転がっています。南城攻防戦の初戦は、曹操軍の勝利で終わりました。

2018-02-13 13:18:01
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【横山光輝「三国志」講座154「呉軍のつまずき」14】 この結果を受けた周瑜が、いかなる動きを見せるか、この続きはまた次回です。 今回はここまで。

2018-02-13 13:18:38