2018年2月17日

【憑依:TS/R18】魂の淫楽

まとめました。
0
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

立てた教科書、枕代わりの腕、机に突っ伏した坊主頭。 "それ"を俺は、"真上"から見下ろしていた。 ――ああ、またか。

2018-02-16 22:56:48
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

退屈極まりない授業の最中。 日頃の夜更かし疲れを少しでも癒そうと、古式ゆかしい至極堂々とした昼寝を決め込んだ俺は。 またもこうして、間抜け面で惰眠をむさぼる"魂の抜けた"自分の姿を、 ぼぅと揺らめきながら覗き込むことになったのだ。

2018-02-16 22:57:12
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

この体質に気づいたのは、いつの頃だったか。 とにかく俺は、こうして『魂を体の外に出す』ことが出来る様になっていた。 いや、出来る――というのも語弊があるか。 というよりは、"なってしまう"と言った方が、むしろ正しい。 俺は言うならば『寝ている時、たまに、幽体離脱してしまう』体質なのだ。

2018-02-16 22:58:51
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

誰かに相談できるものでもないし、しようと思ったことはない。 ああ、とうとうアイツはイカれちまったのか、と憐れまれるだけだろう。 基本的には偶発的なものであるし、自分が好きなときにそう出来るようなものではない。 だが、やってみると、なかなかどうしてこれが案外楽しいものなのだ。

2018-02-16 22:59:28
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

空中を自由自在にのたうつ感覚は、重力に囚われた人の体のままでは決して得られない感覚だろうし、 着替えも風呂場もトイレも自由に、覗きたい放題だ。 自由……そうであればどれだけ良かったか。 正確には、『この体から、そう離れてはいけない』ようだ。

2018-02-16 23:00:03
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

前に一度。洋モノに憧れて、地球の裏側まで飛んでいこうと思ったが、残念ながら途中で引き戻されてしまった。 リードを首輪に繋がれた飼い犬のように、見えない紐で体と魂が繋がれてしまっているらしい。

2018-02-16 23:00:30
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

おっと、そんなことはどうでもいい。 なにより、折角の機会を無駄にするのは勿体無い。 どうせ体は眠っているのだ。 魂だけが少し遊んできたところで、別段疲れるわけでもない。 ――楽しまなければ、損というものだ。

2018-02-16 23:01:19
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

しかし、学校で幽体離脱するのは久しぶりだ。 それも授業中と来た。 仮に今が夏場であったなら、プールの底から目の保養と洒落込んでやる所だが、生憎と今は冬だ。 さあどうしたものかと辺りを見回すと、"おもしろいもの"が目に入った。

2018-02-16 23:02:40
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

二つ結びの長い髪、前後に揺れる小さな頭。 瞼は落ち、握っていたペンは机に転がり、うとうとと微睡みの淵に落ちつつある。 ――ああ、丁度いい。 この授業を退屈に思っていたのは、自分ひとりではなかったようだ。

2018-02-16 23:03:56
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

幽体を動かし、彼女の――クラスメイトの雨城 沙苗(あまぎ さなえ)の頭上に移動する。

2018-02-16 23:04:32
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

こくこくと揺れる彼女の頭。 もう少しで、完全に眠りに入ってしまうだろう。 まだ、まだだ……もうすこし……。

2018-02-16 23:04:56
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

揺れが緩やかになり、すぅと寝息を立て始める――。 ――今だっ!!

2018-02-16 23:05:09
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

がくんっ!と彼女の体が揺れる。 周囲からは、ただのジャーキング現象……入眠時落下感、眠りに入る時のビクンッとした感覚……それとしか思えないだろう。

2018-02-16 23:07:52
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

だが、実際は違う。 俺は"白く細い右手"を伸ばし、目の前に持ってくる。 握り、開き、グーとパーを何度か繰り返し、"きちんと動く"ことを確認する。

2018-02-16 23:08:35
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「……はぁ~っ……」 次第に早鐘を打ち始める心臓の鼓動を宥めるように、ゆっくりと長い息を吐く。 "俺"の喉から発せられた音は、か細く、高く、"まるで女のよう"だ。 にやりと口角を上げ、口の端を歪める。 ――なに、どこもおかしな事じゃあないさ。

2018-02-16 23:09:05
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

"彼女"の綺麗な顔が、どこか下卑たニヤケ顔に歪む。 "俺"は声を抑えながらクククと笑うと、胸元にある大きな2つの膨らみを握りしめた。

2018-02-16 23:10:05
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「……沙苗の体……頂きィ……!」 周りに聞こえないように、小さな小さな声で。 今や"俺のモノ"となった"彼女"の、柔らかな声で呟いた。

2018-02-16 23:11:19
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

――そう。 "俺の魂"は、"彼女の体"に乗り移ったのだ。

2018-02-16 23:11:40
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

もにゅ、もにゅ、もにゅと、制服の上から胸を揉む。 「……ぁっ……」 思わず、声が漏れる。 幸い、周囲には聞こえていないようだ。

2018-02-16 23:24:11
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

じんわりと股間に熱が集まってくる。 今まで何度か女性に乗り移ったことはあるが、この感度は中の上ぐらいか。 意識のない相手にしか乗り移ることは出来ないのが玉に瑕だが……それでも、異性の体は新鮮で、楽しい。 もし何かあったとしても、所詮は他人の体だ。気にすることもない。

2018-02-16 23:25:08
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

とはいえ、クラスメイトが相手では多少の手心も加えてやりたくもなるだろう。 いつもキィキィと喧しい女子だが、かといって特に恨みがあるわけではない。 ……今回は、マイルドに楽しませてもらうとしよう。

2018-02-16 23:26:12
残りを読む(27)

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?