部族化シリーズ IF その3~異世界転生したらかわいい部族の妹ができたがすぐに寝取られていた話~

いんがが ぎゃくくてん する!
2
帽子男 @alkali_acid

今日はくそほど眠いし頭がもうろうしてるから多分途中でやめる。昨日はさすがにおかしすぎた。でもヨタ話をしていないと心がつらすぎるから。

2018-02-20 21:20:51
帽子男 @alkali_acid

異世界転生したら、かわいい部族の妹ができたがなんかすぐに寝取られていた。

2018-02-20 21:21:58
帽子男 @alkali_acid

ここに異世界転生した男性がいます。中年です。元の世界ではとてもつらい目に遭いました。負け犬でした。転生したらなんかいいことあるかと思ったら、ロボゾンビになってました。記憶もはっきりしないのですが名前は夜鳥(ぬえ)としておきます。なんかそう呼ばれてた気がする。

2018-02-20 21:23:50
帽子男 @alkali_acid

転生したんだけどなんかよく分からない世界のはざまみたいなところに浮いてます。ロボゾンビとして。眠い。めっちゃ眠い。だいたい寝てる。意識が遠のいてる。もとの世界ではずっと体が痛くて具合も悪かったのでそういうのがなくなって眠いだけってのは割と気持ちいいです。ちょいさびしいですが。

2018-02-20 21:24:56
帽子男 @alkali_acid

まあこのまま眠ってるうちに消えていくのも悪くないかなって思っていたらですね。裸の女の子がでてきた。女の子っていうかおっぱいもおしりも大きい、健康美あふれる成熟した女性なんですけどどっか幼げなところもある。なんか野生味もあり、部族って感じだだ。多分はやりの部族化娘。

2018-02-20 21:26:16
帽子男 @alkali_acid

これがまあ男の悲しい願望というか、やたら夜鳥の母親に似ている。 おっぱいの大きさといい。まあ尻は明らかに母親より大きいけど。 夜鳥も中年男性なのでロボゾンビになったとはいえガン見してしまう。 「めっちゃ…えっちやな…」 とは思ったけどでもなんかあまりに母似で親戚っぽい。

2018-02-20 21:27:51
帽子男 @alkali_acid

妹はいないけど妹とかにえっちやなみたいな気持ちを抱くのはどうかと思うのでまああんまり見ないようにしてるんだけど。 なんだかんだおしゃべりをするようになった。向こうは夢か何かだと思っているみたい。こっちも夢かもと思っているのでおあいこ。

2018-02-20 21:29:08
帽子男 @alkali_acid

すごく夢っぽいのは、その女の子…ちなみにモトカちゃんと言います…モトカちゃんがおしゃべりの中で挙げる人の名前とかだいたい知り合いだったりするところ。どこにいて何してるとか、微妙にみんな違う感じなんだけど、おおむね同じ。

2018-02-20 21:30:36
帽子男 @alkali_acid

妙にディティールが詳しくて、一時期じぶんところで預かっていた子供が名前を教えてくれた、いじめっこの双子とか、その性格の悪い父親の話とかが出てくるとこ。

2018-02-20 21:32:49
帽子男 @alkali_acid

でもまあかわいい女の子と話すのは楽しい。 中年のおじさんだからね。かわいい女の子がわりとなついてくれるのも楽しい。まああんまり親戚っぽすぎてちょっと恋愛みたいな感じにはならないんだけど。 「兄さん」 とか呼んでくれるんだな。都合いいよね。呼ばれたいよねかわいい女の子から兄さん。

2018-02-20 21:34:19
帽子男 @alkali_acid

しかも話す内容が明るくて穏やかでよかった。凝ってる料理の話とか、旅行いった話とか、旦那さんとか子供の話とか。 なんか根拠もなく「幸せな結婚してるんだろうな。穏やかな人生送ってるんだろうな」みたいに嬉しくなっていった。 夜鳥おじさんそういうのあんまり縁がなかったからね。

2018-02-20 21:35:52
帽子男 @alkali_acid

「それで夫が寝ながら、モトキって呼ぶんです。びっくりしちゃって。僕のことみたいで。なんで一字間違えるんですかね?起きてからもしかして誰か友達の名前かって聞いたんだけど覚えてないって」 「へー面白い」 他愛なくてもいい。なんかそういう話だけずっとしててほしい。

2018-02-20 21:38:08
帽子男 @alkali_acid

「夢だと気軽に話せていいですね」 「だよねえ…」 「この夢いつも…なんか疲れて意識飛んじゃった時見るんです…心理学だと何ていうのかな」 「さあ。まあくつろげるならいいんじゃないかな。でもえらいな」 「え?」 「いや仕事と家庭両立してて…幸せな結婚されてる感じがまぶしい」 「あっ…あー」

2018-02-20 21:41:01
帽子男 @alkali_acid

モトカちゃんはうつむく。 「あのー」 夜鳥おじさんはちょっと悔いる。 「や、立ち入った言い方をしてすいません」 「偉くないですよ…」 「おしつけがましかった」 「あ、そうじゃなくて…僕、浮気してるんですよね…」

2018-02-20 21:44:52
帽子男 @alkali_acid

ここで宇宙を背景に両眼を開いた猫画像を思い浮かべていただきたい。 まさに夜鳥おじさんの心象風景はそれだった。 「う、わき…」 つらみが込み上げてくる。何が幸せな結婚だ。本当に童貞中年の目は節穴だ。

2018-02-20 21:46:05
帽子男 @alkali_acid

「あの、話にくい内容だったら」 「…兄さんに、できれば聞いて欲しい…かも…」 「あ、うん。はい」 ロボゾンビのチューブが意味もなくうねり、回路がいくつか放電する。 「えっと…あのモトカ君がつけてる、まじない師の骨飾りと関係あるのかな…」 「はあ…まあ…」

2018-02-20 21:48:28
帽子男 @alkali_acid

沈黙。 半壊の機械に収まったおっさんの死体は何か今、かつて味わった色々なつらみを上回る何かを感じていた。 「…そっか…うん」 「ごしゅじんさまは…」 「ごしゅじんさま!??」 つい声が出てしまう。いけない。怯えさせたら、吐き出したい妹を萎縮させてしまう。 「あ…うん。続けて」

2018-02-20 21:50:12
帽子男 @alkali_acid

「ご主人様は…キョウマ様と言って…あの…うちのナギとナタの血筋上の父親で」 「ああ…うん…なんか知ってる…いや知ってるやつに似てそう」 すべてがどんよりしてくる。この話だいぶ聞きたくない。本当に聞きたくない。でもモトカちゃんはめっちゃ言いたそう。

2018-02-20 21:51:53
帽子男 @alkali_acid

「ご主人様は…不器用な人で」 「…はい」 相槌に感情が混じらないように努める。まじかよ。異世界に転生して可愛い妹ができたと思ったら浮気相手がいて、しかももとの世界のクソ男にそっくりのやつとは。どんだけだよ。 「悪気はないんですけど」 「ある…いや、うん続けて」

2018-02-20 21:53:24
帽子男 @alkali_acid

「僕と無理矢理関係した感じになってしまって…まあそういう面はあったのですが」 それ以外ないだろあいつは。そう思ったが夜鳥おじさんは心を静めた。それは異世界転生前に知っていたよく似た別の男の話だ。モトカちゃんが好きになる男だ。いいとこあるに違いない。

2018-02-20 21:55:27
帽子男 @alkali_acid

「僕の氏(うじ)…つまり家族と険悪になってしまって…ご主人様の家族とは最近色々取引があったり、子供達がよく行き来したりしているので…無理矢理関係した件は一応おさめたんですけど」 「…そうか家族ぐるみの付き合いがあると大変だよね」 「それで…でも僕とご主人様は接近禁止になって」

2018-02-20 21:57:39
帽子男 @alkali_acid

「そっか」 手ぬるい。去勢手術をすべきでは?夜鳥おじさんはいぶかしんだ。 「僕もまあ犬にかまれたと思えばいいかなって初めは割り切ってたんですけど、ご主人様は…諦めてなかったみたいで」 「なるほどね」 ちょっとモトカちゃんの自分を大事にしないところはよくないなと思うが突っ込まない。

2018-02-20 21:59:20
帽子男 @alkali_acid

「あ…それでちょっと話がそれるんですけど、僕。色々あってこの骨飾りがないとあんまり食べ物の味が分からなかったり、目とか耳が利かなかったりするんですけど…」 「え?そうなの?」 ぜんぜん平和じゃない。なんだそれ。俺は妹に甘い夢ばかり見て大変なことになってるの気づきもしなかった。

2018-02-20 22:01:10
帽子男 @alkali_acid

「ばれにくいでしょ?僕わりと人から弱ってるとこ隠すの得意なんですよ…隠し事…うまいんです…」 「なるほどねえ」 でもそれはいざ助けが必要な時、誰も気づいてくれないから問題じゃないかな。信頼すべき相手には弱いところを見せるのも大切だろと夜鳥おじさんは思ったが言わなかった。

2018-02-20 22:02:55
帽子男 @alkali_acid

「まあ眼鏡みたいなものだし、うちの子のシメちゃんには不思議な力があって、それで治してもらってるから、だんだん良くなってるんですけど」 「…うん…でも過信しすぎちゃ…あ、そうなんだね」 「はい…それで…骨飾りがないと仕事とか家事があんまりできないのでいつもつけてるんですけど」

2018-02-20 22:04:25
1 ・・ 7 次へ