アレフガルダーズ ver11.42 婆ちゃーん！金貸して！グランマーズが預言するミネアの未来の姿とは？

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アレフガルダーズ ver11.42 用語説明 NPC：ノンプレイヤーキャラクター PC：プレイヤーキャラクター PT：パーティー グランマーズ：ドラクエ6の夢占い師婆さん。ミレーユの師匠で、最近はドラクエ10にも出張してきて、ダークドレアム関連のイベントで元気な姿を見せた。

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これまでのお話 傭兵隊長バレンタインのカカオ原産地への買い付けの旅がなぜかマーラ様になって、その後トルネコ相場編になったと思ったら、ミネアの回想編がはじまろうとしている。どこに着地するつもりなのか、正直誰もわからない。

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それではミネア回想シーン開始！グランマーズの館にて「......」「......」ミネアとその友人らしき金髪ストレートの若い女の子が、横になっている老婆を見下ろして黙っている「あの、もうすぐ起きられると思うから」沈黙を破ったのは金髪ストレートの方。そしてミネア「もうしばらく待ちましょう」

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さあ勘のいいドラクエファンならすぐにわかったと思うが、ミネアの友達というのはドラクエ6のミレーユのことで、寝てる婆さんはグランマーズなのだ。婆さんは夢占いとかいうジャンルの第一人者で、多分アリソン・デュボアみたいに予知夢とか幽霊の訴えとかを受信するんだろう。多分そんな感じ。

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すると婆さん、急にガバッと起き上がり、ミネアに向かって「あんた、このままだと人生を棒に振るぞよ......」「......それはいったいどういう？」「おばあちゃん！何が見えたの？」グランマーズ、ふむうとため息をつくと「人生とはままならぬものじゃのう。ミネアよ、お前の相談のことじゃが」「はい」

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「姉の浪費癖を治すにはどうしたら良いか、じゃったな」「そうです」「この問題は、姉だけの問題ではなく、お前自身の問題でもあるのじゃ。今ここで言ってもわかりづらかろうて。わしが見た夢を見てみたいかの？」「はい、お願いします」「ではゆくぞ。ラリホー」ミネアその場で卒倒！予知夢の世界へ。

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ふと目が覚めると「あら、ここは？」ミネアは見慣れぬ部屋のベッドに横になっている自分を発見したが、すぐにここは見慣れぬ部屋ではなく長年暮らしてきた自室だと気がついた「若い頃の夢を見ていたようね」姉さんのことで色々と悩んでいたあの頃のことを懐かしむミネア婆さん75歳「昔のことよ」

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ヨボヨボと起き上がり台所に向かうと「婆ちゃーん！俺だよ！オレオレ！」外から若い男の声が。またあの子か「エドガンかい？」「そうだよ！金貸してくれよ！」玄関を開けてやると、目元が姉のマーニャの若い頃にそっくりの若者が立っている「金なら昨日渡してやっただろうに」「それがさ、ちょっと」

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「上手くいかなくてさ。今回で最後だから！頼むよ！カジノで当てたら倍にして返すからさ」「......しょうがないね。でも賭け事に使っちゃダメだよエドガン。真っ当な仕事に就く種銭にすると私に約束しなさい」「うん約束するよ」若者は金をひったくると走り去った「ふう......」ミネア婆さんため息。

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エドガンも、もう二十歳を過ぎていい大人になろうという年頃なのに、いまだにカジノに入り浸り遊びほうけている。何回諭してやっても全然聞く耳を持たない困った子なのだ「ダメなところばかり姉さんに似てしまって」でも身よりのないミネアにとってかわいい姪孫（てっそん。姉妹の孫の意味）なのだ。

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「しかし、私の人生、何だったんだろうねえ」振り返ると、マーニャ「ごめーん！またお金貸して」「もう姉さんったら」次、マーニャの娘ミーニャ「ごめーん！叔母さん、お金貸して！」「仕方ないねえ」そしてエドガン「婆ちゃーん！金貸してくれよ！返すから」この繰り返しであった「私の人生......」

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気がつくとグランマーズの館「あれ？私は」ベッドに寝かされたミネアは眠りながら涙を流していたのに気がついた「どうじゃ？わかったかい」「グランマーズ様、今のは、夢？」「夢であり、これから起こるかもしれない未来の出来事じゃ」「お婆ちゃん、ミネアはどうすればいいの？」「うむ、それはな」

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グランマーズ様の教え開始「ミネアよ、お前の姉への献身が、逆に姉の浪費を強化し、さらにはお前自身の人生を姉の人生の奴隷にしてしまっているのじゃ。わかるかい？」「......はい。わかる気がします」「ではやることはひとつ。姉を甘やかさないこと。使うそばから金を出してやるのではなく」

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「姉が自力で自分の問題に気がつくまで、あえて助けないでおく。そういう覚悟が必要なんじゃ」自分がどんなにやらかしても助けてくれる人がいると、本気で問題に向き合おうとしないんだよね。ミネア、そういうことをアドバイスされ「財布を2つ持つことじゃ。ひとつは姉が本当に困ったとき用のもの」

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「そしてもう１つは、これがとても大事なんじゃが、お前自身の将来のための財布とするのじゃ。そしてこれは姉用の財布よりも多めにお金を入れ、絶対に貸してはならん。わかったの」「はい......わかりました」回想終わり。視点は占いの館に戻りミネア「2つの財布、か。私の人生ための......」

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「姉さん」薄暗い部屋の中で物思いにふけっていると、コンコンと戸をたたく音「はっ！どうぞ」「失礼します。私、トルネコさんの紹介で」「うかがっております。どうぞこちらの席へ......」「実は投資の案件で迷っておりまして」「詳しくお話ください」ミネア、自分の人生の貯金のために頑張るぞ！

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「アレフガルダーズ」つづく

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タグ #dqxtails 毎晩泥酔して帰ってくるのを止めない夫の行動を強化するのは、玄関先でゲロ吐いて倒れてる夫を布団まで連れて行って着替えさせ寝かせてあげる妻の献身にある。だから、一度自分の行動から来る不利益を実感させる必要があるみたいなのを思い出したんです。そういうお話でした。