【フォロワー女体化SS】東風屋と不思議なアヒルちゃん【百合ゾン二次創作】

初投稿です
3
くろぐだ @kuroduda

◆百合ゾン◆二次創作◆本日小噺◆

2018-02-24 16:53:02
くろぐだ @kuroduda

◆待ってる方はお待たせしました そしてここ最近フォローした方は始めまして これからフォロワー擬似女体化略して百合ゾンの二次創作物を投稿します。◆

2018-02-24 16:57:21
くろぐだ @kuroduda

◆もし実況などしてくれると作者は喜んで見ます◆ ◆タグは #くろ百合 重点な◆

2018-02-24 16:58:25
くろぐだ @kuroduda

◆なお今回は久々のご投稿となるので少々不慣れな点も多いかもしれません。更新終了に後ほどシロノワール完食監修に赴かせますのでごあんしんください◆

2018-02-24 17:01:30
くろぐだ @kuroduda

昼下がりの喫茶店東風屋。日も少し落ちて来たが赤く照らしているそんな午後の日。 みなとある人気ソーシャルゲームのキャンペーン更新に胸躍らせ、昼食を取り家にすぐさま帰った者もいれば、数人の常連客もまだ食事や休憩の為に残っていた。

2018-02-24 17:10:18
くろぐだ @kuroduda

「今回の強化が来るキャラクター…誰が来るんだろうな…先輩はどう思う?」 黒髪の少女が紫の髪に羊の角を持った少女に尋ねる。 「そうですね、私は静謐さんと牛若さんそれにクーフーリンそんにバベッジさんが来るかと!」 「…いや、今回は元から金枠だけだと思いますよ先輩…」と黒髪の少女が返す。

2018-02-24 17:28:52
くろぐだ @kuroduda

「チベスナさんはどう思いますか?」 眠たげな目付きの狐耳少女に、紫髪の少女が尋ねた。 「そうだね…私はまだよくわからないな」「まだ情報が少しだけですものね。クロカゲさんは?」 「あたし?あたしは…やっぱりマリーじゃ…ん?」と話してる最中に言葉が途切れる。その目線の先には…

2018-02-24 17:37:12
くろぐだ @kuroduda

「どうしたんですかクロカゲさん?急にどもったりして」 「ああ、いや、あんな客いたかな…って思ってさ」 クロカゲが客席の一つのテーブルを指差すと、そこには鮮烈なまでに黄色い肌と暗い髪。顔の中心に陥没してるかの様な大きな傷が付いた、まるでアヒルの様な顔をした少女がいた。

2018-02-24 17:45:09
くろぐだ @kuroduda

「いつもの光景ですね…はぁ」ため息混じりに冷奴に生姜を大量に絞り出すアヒルの様な顔の少女。 「やっぱりいつもの顔ぶれとは違うよな…当然魔ッ茶とも違うし、店主もあんな顔色はしてないし…」 不思議そうに唸るクロカゲ。 「あれ、先輩はφさん知らないんですか?」 「φ?」 チベスナが尋ねる。

2018-02-24 17:53:11
くろぐだ @kuroduda

「いや、あたしは知らないな…そのφってのがまだどんな人…人?なのかも分からないし」 「「あのモーニングチャレンジも知らないんですか!?」」 チベスナとうーるがご二人一緒に尋ねても 「…朝のコーヒーセット?」 クロカゲは知らない様子だ。

2018-02-24 18:01:11
くろぐだ @kuroduda

「あー、クロカゲ先輩って最近この島に来たんでしたっけ…なら無理もないですね」 「最近…って事は前に何かあったのか?」 そこにシー…とそっと少し静かにと口に人差し指を当て うーるはこう言った。 「細かい事は良いですから!φさんはですね…私のお友達です。」

2018-02-24 18:07:20
くろぐだ @kuroduda

「友達……まぁ、先輩の友人ならそう心配する必要もないな」 そんな他愛ない話を厨房でしてると呼び鈴が鳴る音がした。 「注文?」 「違いますよ、お愛想か…あれはおかわりだと思いますよ先輩。」

2018-02-24 18:19:22
くろぐだ @kuroduda

「…いやまてチベスナ…あの顔どう見ても捕食者の目をしているぞ…」 それもそのはず、φは少なくなったチューブ生姜をブンブンと振り回しながら 「キレてないですよーキャットは充分強いですしマリーさんの強化の目もありますしー」 まるで獲物を見つけた民族の様だ。

2018-02-24 18:50:02
くろぐだ @kuroduda

「これも練習です、クロカゲさん。φさんにおかわりのチューブ生姜を持っていってあげてください。」 「えっ!?あの状況のアヒルみた…じゃなかったφにおかわりを?」 クロカゲが驚くと 「ここは、チベスナさんには少々荷が重すぎる予感がしますので」 「私もそこまで仲がいいって訳でも無いですしね」

2018-02-24 18:56:15
くろぐだ @kuroduda

「…まぁ先輩の友達だし早々悪い事はしないだろ…」 とぼとぼとチューブ生姜を御盆に乗せ、φのいる席に向かうクロカゲ。 「お待たせしましたお客様、こちらおかわりのチューブ生姜となりま…」 近づいてもφは反応せず、ただ時折 「…出ない」 そう呟きながらチューブ生姜を振り回している。コワイ!

2018-02-24 19:09:58
くろぐだ @kuroduda

「…おいどうするんだよこれ…」 呆れた様子でクロカゲがそう呟き、厨房の二人に助けを求めるサインを身振り手振りで送る。 「キャットの話をすれば」 「φさんはきっと興味を示しますよ」

2018-02-24 19:13:26
くろぐだ @kuroduda

「キャットって言ったって…元のアイツが当てれてないから詳しい話が出来ないぞ…」と端末を厨房の方に向けクロカゲが二人に伝える。 そう!クロカゲもといくろぐだはまだ!キャットが未召喚なのである! pic.twitter.com/zohA5clvLY

2018-02-24 19:19:40
拡大
くろぐだ @kuroduda

「参りましたね…これだとキャットの話を勧められて閉店時間まで拘束されかれないですよクロカゲさん」 うーるがチベスナに口頭で話し、 「やっぱりうーる先輩が出てきた方が…」 チベスナが妥協案を提示する。

2018-02-24 19:24:16
くろぐだ @kuroduda

「…あの、もしかしてうーる先輩を知ってますか…?」 クロカゲがφに話を切り出す。 これには厨房で見守っていた2人も驚き、 そう、一か八かφがうーるの知り合いである事に賭け、全く別の話題で切り出したのだ。

2018-02-24 19:40:37
くろぐだ @kuroduda

「うーるさんを……知ってるんですか?」 チューブ生姜を振り回していた動きがピタリと止まり、不思議そうにクロカゲにφは尋ねた。 「ええ、良く知ってますとも。私にとって大事な先輩ですからね。」 クロカゲが微笑みを見せ、笑った。 「…こほん、そしてこちらはサービスのチューブ生姜となります」

2018-02-24 19:56:21
くろぐだ @kuroduda

「…あの、店員さん。先程は話しかけてくれたのに気が付かなくてすみませんでした…。」 ぺこりと謝るφ。それに対してクロカゲは 「良いんですよ、お客様。」「これぐらい、気にしてませんから…あ、良かったらお水のおかわり要ります?」 「じゃあ…お願いします」 御盆にカタンとグラスを置いた。

2018-02-24 20:03:59
くろぐだ @kuroduda

厨房に向かうクロカゲは先程とは違い、足取りは軽やかだった。 それもそのはず、また先輩を知る、話せる相手が増えたのだと。 そして其れを見守るうーるの顔は何処か にこやかな表情だった。

2018-02-24 20:14:49