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70年代ぐらいだと田舎から農閑期に「出稼ぎ」に行く季節労働者の方が大勢いて、その中で「蒸発」と呼ばれて、姿をくらます人がいたのです。

出稼ぎに行ったお父さん達は自分の住んでいる場所と都会の暮らしぶりの格差を知り、そして自分の一生が家族のために野良仕事と都会の建設現場との明け暮れで終わるという事を知る内に、中には耐えられなくなる人もいた、と そりゃ「親の癖に、一家の主の癖に無責任な」という批判は当然だと思いますけど、人間ってそういう自分の人生の行く末が嫌になり、逃れたくなる瞬間が誰しもあるものではないかと。 こういう風に蒸発して、故郷に帰れなくなった人の中には、今都会で孤立死をしたり、いわゆるドヤ街なんかで暮らしている方もいるんじゃないかと思います。例えば、ああいう方達の中には「故郷があるけど帰れない」という場合もあるし。
思い出 昭和時代 昭和史 印度洋一郎 戦後の闇 戦後史 ひよっこ 出稼ぎ
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印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665
時々聴きたくなる。「父ちゃんどこさ行った」 歌詞は実話で、歌っている方のお父さんの話だそうです。 youtube.com/watch?v=zLjzRP…
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リンク YouTube 425 父ちゃんどこさ行った/奈良寮子 悲しい、悲しい歌です。 どうしてこんな歌が売れると思ってレコードになったのか謎です(笑)
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665
これ聴いても何だかわかんない人も多いと思いますが、70年代ぐらいだと田舎から農閑期に「出稼ぎ」に行く季節労働者の方が大勢いて、その中で「蒸発」と呼ばれて、姿をくらます人がいたのです。
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665
この歌の中にも「東京の姉ちゃんに騙されて」という歌詞がありますが、まぁ出稼ぎに行ったお父さん達は自分の住んでいる場所と都会の暮らしぶりの格差を知り、そして自分の一生が家族のために野良仕事と都会の建設現場との明け暮れで終わるという事を知る内に、中には耐えられなくなる人もいた、と
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665
そりゃ「親の癖に、一家の主の癖に無責任な」という批判は当然だと思いますけど、人間ってそういう自分の人生の行く末が嫌になり、逃れたくなる瞬間が誰しもあるものではないかと。この「東京の姉ちゃんに騙されたお父さん」の行く末も多分明るいものではなかったと想像出来ますが、愚かとは笑えない。
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665
私が小学生だった70年代には、まだ田舎では出稼ぎというものがリアルに感じられる時代でした。ウチの町は巨大な工業プラントがあり、皆そこの従業員で農業は先祖伝来の家事労働みたいな家ばかりだったので、実際に出稼ぎに出ている人というのはいませんでした。
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665
だけど、ウチの祖母は「工場がもし無くなったら、この町では暮らせない。皆出稼ぎだ」と言っていました。そういうわけで私にとって、巨大な工業プラントや工場の煙突から立ち上る煙は「町の繁栄」の証でした。工業=貧困からの解放というイメージがあるのは、多分そういう育ちだからでしょう。
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665
ウェールズの炭鉱町を舞台にした映画「我が谷は緑なりき」なんか観ると泣きますよ。色々思い出すことと被るから。
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665
今でも憶えているのは小学校の社会科の授業で習った、東北の農村の親子の話。冬になり野良仕事が無くなると、お父さんは都会に出稼ぎに出る季節になる。息子はお父さんが行ってしまうのが寂しいけど、家のために働きに行ってくれるのはわかっている。だから、お父さんが出かける日には二人でかくれんぼ
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665
父も息子も出稼ぎに行くのはわかっているけど、二人はわざと「かくれんぼ」をして、息子はかくれんぼのおにになり、お父さんは姿を隠しながら家を離れるという話。子供心に格差というか、世の中ってのはこういう事があるのかと思って、嫌だったなぁ。
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665
この歌の歌詞にある「近所の人達口うるせ」がリアルだよね。 「あの家の父ちゃん、出稼ぎ行って、東京で女さ作って蒸発しちまったんだとよ」 「じゃあ、あの家も大変だな」 「そりゃあ、家の中で面白くねぇ事あったんじゃね?」 「あそこの母ちゃんってどんなだ?」 「え~っと・・・そういえばさぁ」
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665
自分は僻地の生まれだけど、家族も周囲も出稼ぎの経験者はいない。生まれた町はTVの民放は少なかったけど、NHKしか映らない難視聴地域でもでもない。家は専業農家でも兼業農家でもない。労働者階級ですけど、苦労と言えるほどのものもなく、結構のほほんと生きてきたんだと思います。
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665
仙台にいた若い頃、バイト先で「お前、家は農家か?」「工場務めの会社員です」「田んぼはないのか?」「爺さんが退職後、ちょっと畑をしているだけです」「家は出稼ぎとか行かないのか?」「出稼ぎは話で聞くだけです」と話すと、「何だ、こいつボンボン育ちじゃねーか」と言われ、世間は広いな、と
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665
で、こういう風に蒸発して、故郷に帰れなくなった人の中には、今都会で孤立死をしたり、いわゆるドヤ街なんかで暮らしている方もいるんじゃないかと思います。例えば、ああいう方達の中には「故郷があるけど帰れない」という場合もあるし。

コメント

ISW @ISW007 2018年2月26日
これは完全に過去の話になったわけではなくて、出稼ぎで無理して維持していた「家」は、子供たちが出て行き高齢者のみの世帯となって継ぐ者もなく消滅しつつあるのが現在。あと十年か二十年でようやく完結する長い物語。
与太八 @farmers_father 2018年2月26日
ウチの辺りではいまだに冬場の出稼ぎがあります。 土木作業ではなく灯油宅配とかの仕事らしいですが。
bluemonkshood @bluemonkshood 2018年2月26日
以前は、老人病院には付き添いといってベッドのとなりに簡易ベッドおいて、病人の世話をする中年女性がたくさんいました。看護師さんの指示で、病人に食事させたり、体交したり、オムツ交換したり。でも田舎の女性にとっては、働いてお金がもらえるし、辛い除雪もなく、田舎にいるよりはいいみたいでした。私の祖母の商家にも、冬、住み込みで田舎のおばさんが来ていましたが、横浜はあったかくて雪が降らないだけ極楽といっていましたね。
bluemonkshood @bluemonkshood 2018年2月26日
関連として、跡取りの長男を残して中卒で金の卵として、都会に流出した若者達もいたんですよね。
agegomoku @nekofurio 2018年2月26日
この時代は結婚早くて「父ちゃん」といってもまだまだ遊びたい盛りの若い男性もたくさんいましたから、そりゃキレイな姉ちゃんにフラリとしてしまう人多かったでしょうね
たろー @hanpa64 2018年2月26日
「釣りキチ三平」の父親も出稼ぎに出たまま行方不明という設定で、メジャー少年誌のストーリーに折り込めるくらいには、よくあることだったんだろなと。
ゴマちゃん@最古の日本刀の世界 安綱・古伯耆展行くぞー @YMT1939 2018年2月26日
友人の父親がまさにこれでした。 出稼ぎ→東京で女遊びにはまって離婚→行方不明 友人はまだ小さかったので、そーいえば父親どこ行った?気づいたら居なくなってたような…程度の感覚だったそうです。 多かったんでしょうね、こういう家庭
川田零三 @kawada0zo 2018年2月26日
帰ってきたウルトラマンの「怪獣使いと少年」(1971)も、出稼ぎに行って蒸発した父親を追って東京に出てきた設定だった。全く登場しないので父親の印象は薄いけど
sotoyama @sotoyama0 2018年2月26日
移動販売の石焼き芋は農閑期の出稼ぎのために東北地方の県民会が始めたと聞いたことがある。
なんもさん @nanmosan 2018年2月26日
北国ですと冬は地面が凍結して土木工事が激減(道路工事は基本ゼロに)しますから、農業関係なくいまでも土木関連では出稼ぎ的な働き方がそんなに珍しくないですよ。今の時期ですと、東京で北海道ナンバーのダンプみかけたらそうだと思ってください。
やって後悔よりやらない選択 @Negative_IsGood 2018年2月26日
吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」(1984)なんてのもこの辺の話と地続きだよな(こちらは最初から故郷に愛想を尽かして出ようとしている)
IJN(踊り:スクールメイツ) @JapanNavy_Blue 2018年2月26日
夏休みに日テレの『お昼のワイドショー』観てると「あなたの知らない世界」「再現ドラマ体験談シリーズ」「テレビ公開捜査」のローテーションみたいな有り様だったが、特にまとめに関連する内容の三番目は「失踪」「行方不明」よりも「蒸発」というフレーズが当たり前のように使われていた
Ito Manabu (まなびぃ) @manaby76 2018年2月26日
最近だと、昨年の朝ドラ「ひよっこ」のお父さんが東京の出稼ぎ先から突然蒸発するパターンだったけど。まあアレは強盗に暴行され記憶喪失してしまうだったなぁ。
木下(ビーフストロガノフ作戦) @onece_a_fool 2018年2月26日
北国じゃないから直接は知らないけど、70年代には「出稼ぎ」からの「蒸発」はドラマなんかでも良くあるパターンだったな。
ハイホー @Ho__Hi 2018年2月26日
子供の頃によくNHKとかで「蒸発」についてのドキュメンタリーとか放送してて怖かったなー。「蒸発」って言葉がすでに怖かった。今村昌平の「人間蒸発」ってドキュメンタリー映画もあるね。
万年雪 @perennialsnow 2018年2月26日
manaby76 お母さんが警察に捜索願だしても最初に受け付けした人はなおざりな扱いだったのはこんな前例が多かったからかも。
ケットシー @kettosee333 2018年2月26日
能美峠の世界だ・・・(あっちはブラックだけど働きしだいでは大金ゲットできた分まだまし・・・かな?
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan 2018年2月27日
その逆が中島みゆき「ファイト!」の一節ですね 『 ♪薄情もんが 田舎の町に あと足で砂ばかける って言われてさ 出ていくならお前の 身内も住めんようにしちゃる って言われてさ うっかり燃やしたことにして やっぱり燃やせんかったこの切符…』https://okwave.jp/qa/q9257288.html
有村悠@C97 12/29(日) 西P-08b @lp_announce 2018年2月27日
子供のころ見かけた浮浪者たちはそういう成れの果てだったのだろうか
foxhanger @foxhanger 2018年2月27日
矢口高雄先生のマンガだと、出稼ぎは村から人手を奪い子供を孤独にしながら、本人は都会に触れて満更でもなかったりとアンビバレントに書かれていますね。
foxhanger @foxhanger 2018年2月27日
矢口氏は秋田の銀行員時代「ガロ」に、出稼ぎに行ったまま帰ってこない父親を待つ子供を描いたファンタジー風の作品を投稿していました。
SAKURA87@多摩丙丁督 @Sakura87_net 2018年2月27日
今でも単身赴任のお父さんが赴任先で女作っちゃうってのはよくある。
tsuachiya @tsuachiya1 2018年2月27日
工事現場で働くんでしょ?今だと機械化で必要な人手も減り、専門化で飛び入り参加は難しいかもだけど。
tsuachiya @tsuachiya1 2018年2月27日
東日本大震災の後かな、原発で仕事ができたので、農閑期に出稼ぎに行かなくてよくなったと言っている人がいなかった?
言葉使い @tennteke 2018年2月27日
横溝正史「悪霊島」の映画版は、冒頭でヒッピーだの蒸発だのモノローグで時代説明をしていたけど、途中で父親が刑部島で消息を絶ったから探しに来た人が出てきて、警察に言っても「蒸発したんじゃないの?」と言われて捜査されなかったんじゃないかなと思ってます。
tsuachiya @tsuachiya1 2018年2月27日
もっと昔は、傘地蔵みたいに、農閑期に傘や筵を作って町で売って現金収入を得ていたんでしょ?酉の市はその名残で、消費財として売っていた熊手が縁起物になった。
はやし・しのぶ @Hirarinmac 2018年2月27日
bluemonkshood 実はそれは既に大正時代からあって、大正時代の第1回国勢調査の時から核家族率60%近くあったんだよね。
暴君虎 @Tyrannotiger 2018年2月27日
出稼ぎじゃないけど、七人の刑事「二人だけの銀座」は寺田農演じる千葉の漁師が東京に連れ去られた彼女をようやく見つけたら、華やかな東京から離れたくないと拒否られ、やり場のない怒りからか何の関係のない通行人を襲撃してしまう話だった。
Chack'n @Chackn 2018年2月27日
今だと現場作業員は厚生年金に入ってないと、現場に入れないことも多いから短期出稼ぎとかは難しそう。
@4ddoor 2018年2月27日
親類のところに来てたヘルパーさん、農閑期の出稼ぎって言ってたな 減ったんだろうけどまだある
makioka~🐏 @_mz01 2018年2月27日
うちの叔父は東北から東京へ出稼ぎに行って連絡が取れなくなったと思ったら東京のアパートで亡くなってました。東日本大震災以後の話です。
@meltyblue 2018年2月27日
hanpa64 確か最終回でお爺さんが亡くなってしまったので、三平の保護者となる人を必死に探した結果、実は記憶喪失になってた、というオチがついたような。
うす曇り/N.S @usugumori 2018年2月27日
技能実習生が人知れず死んで行くと、本国から見るとそんな感じじゃ無いですかね。これから日本が衰退してくと、我々の子孫もどうなるかわからんですが。
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan 2018年2月27日
“都市=蟻地獄”だった…江戸時代からみる 日本の人口減退期に起こること | THE PAGE https://thepage.jp/detail/20161222-00000009-wordleaf
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan 2018年2月27日
「人口歴史学」的には、江戸期の人口がある時期から安定したのは、「若年人口が江戸など大都市に出ていく→劣悪環境で家庭を作らず早死にする」という”都市アリジゴク機能”によるものだと…だれの説だったかな…重鎮が語ってたんだよな
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan 2018年2月27日
だから松平定信や水野忠邦の”仁政”は「江戸や大阪に来た連中を、故郷に無理やりにでも帰還させ、人の移動・都市への人口流入は制限する!これこそ、お上のご慈悲である」という流れになったわけだけど、もちろんそんなんで済まないのが経済という生き物だったのだな
叢叡世Степин Будимир @kusamura_eisei 2018年2月27日
上野や新宿の公園にいる人達ってそう言う人達なのかな?
Daiji @Daiji75 2018年2月27日
今の教科書にあるのかしらないけど、三浦哲郎の『盆土産』もそんな世界だった。あのお父さんは農閑期じゃなくてずっと出稼ぎに行っているようだけど。お盆にたった一晩えんびふらいを持って帰る家、そうまでして維持しないとならない家の呪縛。逃げたくなる人もいるだろうね。
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