立場がない哨戒機用ASMの役割
低速で機動性に欠け自衛能力に乏しい哨戒機は敵からの迎撃を受ける前に対水上攻撃を完了し退避しなければならない 敵戦闘機の脅威が拡大する現状では迎撃される前に攻撃できる長射程ASMの装備が不可欠 従来比2倍程度の射程と推測される新哨戒機ASMの開発自体は当然だった これまでは
2018-02-25 12:18:15しかしここで最低でも従来比3倍の射程を持つLRASMの導入が決定された F-15への搭載予定だがLRASMとAAM-4では使用ステーションが異なるため同時搭載スイングロールミッションが可能と推察 自衛能力は哨戒機とは比較にならない
2018-02-25 12:23:57F-15で対艦攻撃するなら多少ASMの射程が短くてもその速度とAAMにより自ら防空網に穴を開けてドロップポイントまで移動することが見込める これは哨戒機としては高速のP-1でもできないことだ
2018-02-25 12:26:28つまり長射程ASMを必要としている具合で言えばF-15よりも哨戒機の方が必要性が高い なのでF-15にLRASMを積むことが予算に出た時には哨戒機ASMの開発は取りやめられると思っていた
2018-02-25 12:29:4912式SSM改は理解できる LRASMは重量が倍になるために車載した時に弾数が減るだろうし車載化は実質新規開発になり高額化する 赤外線画像誘導のため全天候性に欠け島嶼防衛の守勢装備には不向きだ 攻勢で使うならタイミングは選べるが守勢で使うなら全天候性が必要
2018-02-25 12:34:19しかし哨戒機は異なるのだ 航空機というビークルを使う哨戒機ASMの攻撃は守勢的ではなく能動的攻勢的なはずだ 海自は哨戒機ASMとして全てアクティブレーダーホーミング採用なので全天候性への拘りがあるのかもしれないが確証がないため一旦置いておく
2018-02-25 12:37:1112SSM改はそのまんま12SSMの改良っていう意味が強い気がするし 地形とかも考えると必要十分だからわざわざ新しいの海外から引っ張ってくるまでもないし
2018-02-25 12:38:19特に海自の場合は米国製弾薬との互換性を頑なに維持してきた 使用しているASMは米国製ハープーンとそれに互換性を持つASM-1C
2018-02-25 12:38:42新哨戒機ASMも互換性を継続するようだがアメリカ海軍の次期対艦ミサイルであるLRASMとの互換性を確保したいという希望が海自にはあるはずだ LCSへのNSM搭載からF-35CへのJSM搭載に繋がった場合についてもJSMとの互換性を求めるはずだ
2018-02-25 12:40:49LRASMもJSMも今後空自が使用する そして能力は新哨戒機ASMと同程度または上回る 並行装備にはあまり向かない アクティブレーダーホーミングな点は相補的と言えなくもないが
2018-02-25 12:42:20以上のことから海自が新哨戒機ASMの開発に着手することに違和感を覚える はやくもSM-6入手に着手し27DDGにSEWIP電子戦システムを積もうとしているほどアメリカ海軍とべったりな海自の動きとは思えない
2018-02-25 12:44:43簡単に言えばJSMもLRASMも現在調達予定の対艦ミサイルはあくまで小規模な調達で留める予定で、海外製対艦ミサイルへの移行はなく、あくまで国産ミサイルへの繋ぎでしかないからでは?
2018-02-25 12:47:53今後も国産ミサイルを主体としていくのなら生産ラインを一気に削減するのは企業体力から良くない LRASMは高額で飽和攻撃に向かない JSMはそこまで国産ASMに対して優位性を持たない
2018-02-25 12:50:07哨戒機による対艦攻撃は副次的なものであり、実施する場合でも敵防空網を突破するためには数が必要であり安価で調達性のよい国産ASMが求められたのではないか
2018-02-25 12:51:32JSMもLRASMもあくまで特殊装備 運用研究用の装備なのではないか 大きく舵を切った装備というより大きく舵を切るためにウインカーつけたのがこれらに思える
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