『鶴見俊輔コレクション』第一巻読書メモ集
『鶴見俊輔コレクション』第一巻(黒川創訳、河出文庫、2012)の読書メモをまとめました。
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荒木優太
@arishima_takeo
海の思想は、青一色をながめてくらしているために、また天を見てくらしているために、陸の思想よりも、はるかに普遍的である。by鶴見俊輔「新島襄」
2018-02-27 10:12:47
荒木優太
@arishima_takeo
他人のいる場所が自分の場所になるということはない。しかし、自分にとっての自分の難破の場所にさえ、人は現実にもう一度ゆきつくことはできないのだ。by鶴見俊輔「難破と周航」
2018-02-27 10:14:27
荒木優太
@arishima_takeo
歴史上の人物は、うまれてからの長い年月の間にであったさまざまな人びとがその内面に入ってくることをとおして彼ら自身になり得たのであり、それらの人物について書かれる伝記もまた、人と人とが会う場所としてあらわれる。by鶴見俊輔「伝記について」
2018-02-27 10:16:19
荒木優太
@arishima_takeo
親子兄弟だから警戒心を解いてつきあわなければ罪を感じるというような考え方を、われわれは、ひきずって生きる必要はない。他人とつきあうように家族ともつきあえばおのずから、別の家がひらけてくるし、その時、家はもっとたえやすいしっかりしたものになると思う。by鶴見俊輔「伸六と父」
2018-02-27 10:18:20
荒木優太
@arishima_takeo
ポストの数が多くなると、学問に興味をとくにもっていない人も、研究職をめざす。by鶴見俊輔「武谷三男――「完全無欠の国体観」にひとり対する」
2018-02-28 10:54:41
荒木優太
@arishima_takeo
「金町からのって上野にむかう途中、私は隅にすわって、なかば宣伝のために雑誌『思想の科学』をひろげて読んでいると」(鶴見俊輔「加太こうじ」)。私も電車内では『貧しい出版者』読もうかな。
2018-02-28 14:43:55
荒木優太
@arishima_takeo
黒川創によれば、鶴見俊輔の処女作は23歳のときに自費出版で出した『哲学の反省』(1946年)になるそうだが、これは復刊、或いは、どっかに所収されているのだろうか。読みたい。
2018-02-28 14:55:43