ビル・ミッチェル(MMTer)翻訳紹介まとめpart2

part1はこちら https://togetter.com/li/1195236 紹介記事はThe natural rate of interest is zero! / Taxpayers do not fund anything / Money multiplier and other myths part3はこちら https://togetter.com/li/1209122
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望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

ビル・ミッチェル「自然利子率は「ゼロ」だ!」(2009年8月30日) econ101.jp/%e3%83%93%e3%8… @econ101jpさんから ・需給を均衡させる特定の利子率は無いか、仮に存在するとしても不安定なので、それを目指して金利調節をするのは無謀。 ・政策金利を0に固定して財政政策で総需要を調整する方が良い。

2018-02-28 16:01:29
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『1980年代の中央銀行家たちは、物価安定の維持のためにはマネーストックをコントロールする必要があるというミルトン・フリードマンの考えに毒されてしまっていた。マネタリーターゲット政策が追求され、それは結果的にすぐさま完全なる失敗へと陥った。』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-01 09:58:51
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『マネーストックは信用需要によって内生的に決まるのだから、中央銀行がマネーストックをコントロールすることが出来ないことは明らかであった。MMTは貨幣が外生的に決まるなどとは全く考えないが――貨幣外生説は主流派マクロ経済学の教科書の主要な前提となっている。』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-01 10:00:25
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『グリーンスパンの”均衡利子率”は、大恐慌以前まで支配的であったヴィクセルの”自然利子率”理論の焼き直しだということがわかるだろう。しかしながら、ヴィクセルの理論を提唱するなら、その理論構造をすべて包摂しなくてはいけない――その空虚さと矛盾についてもだ。』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-01 10:01:57
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『金利が何らかの形で投資と貯蓄をバランスさせるとか、投資が事前の貯蓄を必要とするとか、そういった正統派の考えはどちらも間違いだということだ。我々がきっちりと理解したのは、投資が所得の調節を通じて自ずと貯蓄を生み出すということである。』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-01 10:03:02
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『1930年代は、ヴィクセリアンの、経済の動態に関するの考え方、金利調節を経済安定化政策の主役に据えるという考え方が完全に信用を失った時代だったのである。』 『しかし、こうした失墜したパラダイムが1970年代に復活し、1990年代まで再び支配的となった。』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-01 10:03:46
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『彼らは、金利変動とインフレーションの関係は疑う余地のないものとした上で、その理論が正しいのだから、自然利子率は測定すらできなくても、この概念に照らして我々がいまどのような状態にあるかを判定することができると言っているだけなのだ。』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-01 10:04:18
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

・趨勢的な”中立利子率”をHPフィルタなどによって推計し、「政策金利と中立利子率の乖離」と「インフレ率、ないしインフレ加速度」をプロットしても、『ヴィクセルの予見に合致するような関係は全く何も描出されていないことがわかるはずだ。』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-01 10:08:28
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『現代金融理論(MMT)の研究者は、金融政策を景気安定化手段として貧弱な代物だと考えている。それは間接的で、効果が鈍く、不確実な分配行動に依拠している。それは機能するとしてもラグがあるし、物価圧力と無関係な地域や集団にペナルティを課すことになってしまう。』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-01 10:14:24
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『債務者、債権者、及び彼らの支出パターンにどういう影響を与えるかについての強力な実証研究もまた存在しない。借り手は貸し手より消費性向が高いと暗に想定されているが、定かではない。』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-01 10:15:00
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『現代金融理論(MMT)の研究者にとっては、財政政策は直接的で、非政府部門の金融純資産を確実に創造or破壊できるという点で強力な政策である。そうした政策は、分配に関する仮定にも依存しない。』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-01 10:15:35
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『その上、現代金融理論(MMT)の研究者にとっての経済の自然状態というのは、完全雇用、つまり、2%以下の失業率および潜在失業と不完全雇用がゼロであることだ。完全雇用からの乖離こそが財政政策設定の失敗を反映する――巨大財政赤字ではなく(他の条件が同じなら)。』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-01 10:16:06
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『財政赤字のサイズは、非政府部門の発行通貨貯蓄需要に基づいて決定されなくてはならない。したがって、もし財政赤字が不十分で失業が発生するなら、政府純支出が支出ギャップを埋めるのに不十分だということがわかるのである。』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-01 10:16:25
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『財政赤字が準備預金を追加し、システム全体の準備預金の余剰を創造する...サポート金利を全く提供しない方がはるかに好ましいだろう。この場合、政府純支出はオーバーナイト金利をゼロに引き下げる。...銀行間競争は、システム全体の余剰を取り除くことができないからだ』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-01 10:18:06
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『したがって、完全雇用という”自然”な政策目標を追求するなら、財政政策は短期金利をゼロに引き下げる随伴効果を持つだろう。この意味で、現代金融理論(MMT)の研究者は、ゼロ金利が自然だと結論付けるのである。』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-01 10:18:44
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『プラスの短期金利を望むなら...中央銀行は超過準備付利を提供するか、債券売却を通じて超過準備を除去するしかない。我々が望ましいと考える政策ポジションは、自然金利であるゼロ金利を保ち、債券売却を行わないことだ。そして財政政策にあらゆる調節を担わせる。』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-01 10:20:02
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

ビル・ミッチェル「納税は資金供給ではない」(2010年4月19日) econ101.jp/%e3%83%93%e3%8… @econ101jpさんから ・現代的な中央銀行システムを有する主権国家には金融的制約はなく、税には収入としての機能はない。 ・財政ハト派は、将来の財政黒字が必要と考えている時点で財政タカ派と同じ穴の貉。

2018-03-04 17:49:30
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『古いタイプのケインジアンが支持した財政ハト派主義......は税収が”支出の資金供給になる”と論じており、たまには財政赤字を見逃そうと考えているに過ぎない。彼らは公的債務発行を懸念しており、総じて「なぜ公的債務が発行されるのか」についての理解に乏しい。』econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-05 10:32:24
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『MMTは、非政府部門の支出(及び貯蓄需要)によって内生的に財政赤字が決まると考えており、また適切な雇用成長率を保つために総需要を下支えするものでなければならないとも考えている。』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-05 10:37:00
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『MMTにとって、完全雇用を達成するのに必要な財政赤字がGDP比1%なのか、GDP比10%なのかは重要ではない。必要な財政規模の違いは、単に非政府部門の支出性向の違いを反映するに過ぎないのだ。』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-05 10:37:40
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『「過去の財政スタンスが現在の通貨発行権持ち政府(currency-issuing government)の財政選択の実行を阻害・制約し得る」という考えはナンセンスだ......こうした信条は、財政ハト派や主流派の思考を下支えしている神話的代物である。』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-05 10:39:41
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『過去に形成した財政黒字が政府に追加的支出余力を齎すということは起こらない。 同様に、過去に形成した巨大な財政赤字が、政府の支出余力を減らしたり、その巨大財政赤字の維持余力を減らしたりすることもない。どれだけ巨大であってもだ!』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-05 10:40:21
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『第二次世界大戦の前年、当時のニューヨーク連銀総裁のBeardsley Rumlはアメリカ法曹協会である講演を行った。.....スピーチ(及び記事)のタイトルは収入のための租税は時代遅れ(Taxed for revenue are obsolete)というもので、これは確実にあなた方の心に響くだろう。』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-05 10:41:49
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『重要なのは、租税が ”政府にとって、費用を払うための収入” ではないというところだ。』 『納税は資金供給にならない。租税は、公共目的を追求する国家政府が政策パラメータを操ることによって、購買力が失われたり獲得されたりする事象である過ぎない。』 econ101.jp/%e3%83%93%e3%8…

2018-03-05 10:47:17
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

ビル・ミッチェル「貨幣乗数、及びその他の神話」(2009年4月21日) econ101.jp/%e3%83%93%e3%8… @econ101jpさんから ・MB増→MS増という因果を示す貨幣乗数という概念は根本的に誤り。 ・CTは、水平取引については正しいが、政府-非政府部門の垂直取引の意義を包摂し損ねている。

2018-03-06 10:05:57