おれはSSに限らず小説は何を伝えるための媒体だと思うけどな。「面白さ」とか「切なさ」とか作者の「哲学」とか。文章力、描写力は大事だしそれだけで評価の対象になるけど(作者の面白い日常観察の視点とか)ただ言葉を弄しているだけのように思えるときがある。
2011-04-06 14:55:06もちろん文章力や描写力はいらないわけじゃない。おろそかになれば伝わるものも伝わらない。だけど字数制限という制約上、SSはそのへんをあまり考慮しないで書けるものだと思う。それがSSの特徴だと思う。
2011-04-06 15:06:39@semotaren 俺は一般に言う文章力と、俺の哲学的な文章力を分離している(俺のいう哲学的な文章力は、うまい、へたではなくて、なにか信念をもって書かれていること)。けど、それは一般に言う文章力だよね。それでいうなら、短い文章でうまく書くこと、が文章力だと思うんだけど、
2011-04-06 15:09:47@semotaren その文脈だと、あたかも「字数が長いことが文章力がある」ことで、なのでSSの字数の制約上、「短いと文章力が発揮できない」と感じた
2011-04-06 15:11:02@semotaren それが「職人の技は、とてもうまい。それが哲学と呼べるほどに」という意味なら、やや違う。俺がいうのは、うまい、へたではなく、なにか信念を持って書いていると言うこと。
2011-04-06 15:12:14@semotaren でも話の構成に加えて言葉の使い方もより大切になってくるから、なんだかんだ言って文章力は必須。必須というか、高ければ高いほど良い。
2011-04-06 15:16:45@semotaren ちなみに、俺は、文章とは本来、意図して短くするべきものではないと思う。意図して長くするべきものでもないけど。たいていの場合、文章力のない人は、SSのような短い文章で多くを伝えることができない。よってたいてい、長くするべき。
2011-04-06 15:17:05@semotaren 俺の経験上、文章を書ける人と書けない人は、段階的になっていて、第一、いちばん書けない人は、長い文章を書けない。次に、すこし書ける人は、長い文章を書けるけど、短くまとめられない。第三に、うまい人は、長い文章を書けるし、短くまとめられる。
2011-04-06 15:18:42@semotaren そしていちばん書けない人の長いものが書けないというのは、短いものが書けるという意味ではなくて、それしか書けない。
2011-04-06 15:19:36@semotaren SSのように短く書ける人は、とてもすごい。だから原則として、たいていの人は短く書くべきではない。短く書くのは、とてもうまくなってからにするべきだと思う。
2011-04-06 15:20:42@semotaren そのとおり!でも、一般にいう文法とは違う。たとえば、一般に、セリフと(一般にいう)描写は区別される。しかし、おれはそれらを区別せず、描写と呼ぶ。そういうわけで、俺はセリフが多くなっても描写が少なくなっても気にしない。
2011-04-06 15:23:15@semotaren そして俺の小説の大事なひとつの哲学は、小説とは「伝えるため」だけのものではないということ。小説は目的を持つ。しかし伝える、というのは、小説の持つ目的のうち、ひとつの例でしかない。たとえば、俺はファンタジーの目的を、特に異世界を書く、だけに特化させる。
2011-04-06 15:28:13