佐藤正美Tweet_20180201_15

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佐藤正美 @satou_masami

アルゴリズムで動作する機械は、じぶんのアルゴリズムそのものを判断することはできない――チューリング・マシーンは、それを「停止問題」として証明しています [ プログラムが停止するか否かを決定するプログラムを作成できない ]。

2018-02-03 20:19:46
佐藤正美 @satou_masami

マシーンは自分を疑わない [ 疑うことができない ]。

2018-02-03 20:24:22
佐藤正美 @satou_masami

百花繚乱のごとく現れては消えてゆく、様々な意匠の場には私は加わらなかった――そういう錯乱の場において共犯にはならない、と。しかし、そういう錯乱の「証左を語る精神はまた愚劣に充ちている」(小林秀雄)。

2018-02-03 20:27:08
佐藤正美 @satou_masami

そういう精神が、何故、愚かなのか、、、様々なる意匠の共犯を免れるには、じぶんを晒す [ 告白する ] しかない。しかも、告白する場は、錯乱状態の「社会」の中です――告白するにも相手が要る、独りじゃできない。

2018-02-03 20:32:31
佐藤正美 @satou_masami

「社会は決して俺を埋めつくす事は出来ぬ」(小林秀雄)が、私は「社会」から離れることもできないし、錯乱状態の社会の中で告白するしかないというパラドックスです。パラドックスに陥らないためには、社会の中で表現しなければいい、世捨て人になればいい。

2018-02-03 20:36:13
佐藤正美 @satou_masami

しかし、「人はこの世に動かされつつこの世を捨てる事は出来ない、この世を捨てようと希う事は出来ない。世捨て人とは世を捨てた人ではない、世が捨てた人である」(小林秀雄、「様々なる意匠」)。

2018-02-03 20:38:58
佐藤正美 @satou_masami

そういう世の中で「ものを書く馬鹿々々しさは はっきり感じている。だから私たちは黙っていないのだ」(コクトオのことば)――語ることの馬鹿々々しさを はっきりと感じていながらも黙っていられない、これを愚かと言わないで何と言おうか。そして、私は、その愚かさに共感を覚えます。

2018-02-03 20:43:11
佐藤正美 @satou_masami

自分を告白すること――そして、自分を見失わないように自分に語りかけてくれる人が存在して欲しい。

2018-02-03 20:46:40
佐藤正美 @satou_masami

「人は愛も幸福も、いや嫌悪すら不幸すら自分独りで所有することは出来ない。みんな相手と半分ずつ分け合う食べ物だ。その限り俺たちはこれらのものをどれも判然とは知っていない。俺の努めるのは、ありのままな自分を告白するという一事である」(小林秀雄、「Xへの手紙」)。

2018-02-09 19:18:11
佐藤正美 @satou_masami

「俺が生きるために必要なものはもう俺自身ではない、欲しいものはただ俺が俺自身を見失わないように俺に話しかけてくれる人間と、俺のために多少はきいてくれる人間だ」(小林秀雄、「Xへの手紙」)。

2018-02-09 19:21:18
佐藤正美 @satou_masami

「歓びや悲しみを分かちあう友を持て」というような陳腐な人生訓を、ここで引きあいにだすつもりは、私には更々ない――他人の言を多量に取り込んで、それらを適宜 出力するだけの [ しかも自分の脳内に取り入れたがために、自分の意見だと思い込んでいる ] 機械的人間を私はわんさと観てきた。

2018-02-09 19:28:30
佐藤正美 @satou_masami

社会から遮断された「個性」などは存在しないでしょう――もし、じぶんで じぶんの性質を思いめぐらして「個性」を論じているのであれば、妄想にすぎない。妄想と謂うのが言い過ぎであれば、社会のなかで「証明されていない」ちから などは自惚れにすぎないと言い替えてもいい。

2018-02-09 19:32:11
佐藤正美 @satou_masami

「愛」は――勿論、夫婦愛に限らないで、恋愛や、親子の情愛などもふくんだ広い概念で私は考えていますが――、どうして繰り返し論じられてきたのか。それは、じぶんを確認する [ 思い知らされる ] 場面だからでしょうね。

2018-02-09 19:35:35
佐藤正美 @satou_masami

「たとえ社会が俺という人間を少しも必要としなくとも、俺の精神はやっぱり様々な苦痛が訪れる場所だ、まさしく外部から訪れる場所だ。俺は今この場所を支えているより外、どんな態度もとる事が出来ない」(小林秀雄、「Xへの手紙」)。

2018-02-09 19:43:00
佐藤正美 @satou_masami

「君は解ってくれるだろう、瑣事のもつ果てしない力を見まいとする人たちに立ち交って、こういう夢をみつづけるのはかなり苦しい事だということを。俺は人々が覚め始めようという点を狙って眠り始めねばならない」(小林秀雄、「Xへの手紙」)。

2018-02-09 19:47:17
佐藤正美 @satou_masami

「お前は何故大海の水をコップで掬(すく)うような真似をしているのだ」(小林秀雄、「Xへの手紙」)。

2018-02-09 19:49:08
佐藤正美 @satou_masami

小林秀雄氏が「Xへの手紙」を綴った年齢は30歳です。私も30歳のときには、彼の思いに似たものを持っていましたが、小林秀雄氏の天才たる所以は、その思いを綴る「文体」を30歳で持っていたという点でしょうね。

2018-02-09 19:52:02
佐藤正美 @satou_masami

小林秀雄氏が吐露している思いに耐えきれないのであれば、世捨て人になるしかないでしょう――だから、私は出家(僧形)にも憧れています。しかし、出家は出家で煩悩を見据える覚悟が要る。その覚悟が、いま、私にはない。今の私は、西行を読んで、西行に憧れるしかない。

2018-02-09 19:57:49
佐藤正美 @satou_masami

65歳近くにもなって、私のなかに巣くう言い知れぬ苦悶は、いったい どうして生まれてきたのか、、、その苦悶は、過去の思い出が堆積して溶けて変形した無体物にちがいないのだけれど、ひとつの化け物のように棲息している。

2018-02-09 20:00:50