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Takehiro OHYA @takehiroohya
①「A教授に科研費X円を支給」というのはあくまで便宜的な表現で、現実にはA教授の所属するB大学に交付されB大学の資金として使用されるというあたりから説明した方がいいんじゃないかねえ。研究者には常識だけど世間の人あまり知らないでしょ。
Takehiro OHYA @takehiroohya
②なので、物を買うのも一定金額以上は入札とか相見積だし、低額でも業者さんに作ってもらった見積・請求・納品の三点書類と現物を大学事務に持っていって、大学から業者さんに支払ってもらう。英文校閲みたいなサービスでもそうで、成果物が現に存在することは常に確認されている。
Takehiro OHYA @takehiroohya
③謝金や賃金も同様で「これだけ働いてもらったので払ってあげてください」と研究者が大学に依頼して、大学から払ってもらう。その際もやはり勤務簿などからカラでないことは確認している。旅費もそうで、大学の支給基準準拠だしカラでないことはやはり確認されている。
Takehiro OHYA @takehiroohya
④逆に言うと、支払いの主体は常に大学なので研究者の側には完全な記録がない。たとえば「院生さんにY時間働いてもらったのでバイト代を」と頼むと規定の時給で算出して税金だの足して一定の金額が支出されるんだろうけど、それが本当にいくらなのか、頼んだ研究者としてはよく知らない。
Takehiro OHYA @takehiroohya
⑤さらに《科研費での研究を実施すると大学の施設などにも負担がかかるだろうからこれで何とかしなさい》という趣旨の間接経費というのがあり、これは文字通り大学に入って大学が使ってしまうので、研究者の側としては使途も含めて一切承知していない。
Takehiro OHYA @takehiroohya
⑥というわけで科研費というのは研究者の銀行口座に現ナマが入るようなものではなくそれをどこかにポンと渡すようなことはできないし、個々に収支報告書が出せるようなものでもないです、というあたりを踏まえて議論するならしてください、というあたりじゃないですかね。(終)
Takehiro OHYA @takehiroohya
補足1。その善悪は別の問題として、これが《所属機関のない研究者が科研費を獲得できない理由》。研究者が自分で資金管理することを認めていないから、どこか信頼できる機関が会計処理を引き受けてくれない限り、獲得しても資金の受け皿がないのです。 twitter.com/takehiroohya/s…
Takehiro OHYA @takehiroohya
補足2。科研費ではなく民間の研究助成では「研究者の銀行口座に現ナマが入る」こともありますが、普通の大学だとそれは《研究者から所属大学に寄附して大学の経費として使用する》ことになっているはず(逆に、そうするので研究者の所得として申請しないでいい)。ここでも自己管理は禁止なのです。 twitter.com/takehiroohya/s…
齊藤明紀 @a_saitoh
@takehiroohya 「支出はいちいち大学の経理がチェックしてるから見積もり請求納品書がそろってて研究目的に合致しているものしか買えない。A教授個人の報酬にすることは認められていない」とかいったあたりでしょうか。
Takehiro OHYA @takehiroohya
本人の報酬にすることはまったく認められていないのでその点はOKである一方、大学の経理が確実に確認できるのは「伝票があり、現物と対応していること」に留まるというのが正確な表現ではないでしょうか。その現物がどこかに行ってしまう可能性はあるし、研究目的の対応をチェックできるかは疑問かと。 twitter.com/a_saitoh/statu…
Takehiro OHYA @takehiroohya
補足。たとえば私が『観応の擾乱』(中公新書)を科研費で買っていたとして(実際には自腹でしたが)事務としては「お前これに法哲学が何の」と思うかもしれないわけですが『裁判の原点』第6章であり【広告】当該書籍には科研費の成果である旨が表示されているわけです。関係性の判断は相当に難しい。 twitter.com/takehiroohya/s…
Takehiro OHYA @takehiroohya
物品についても消費までの全過程をトレースしているわけではないからどこかに運ばれてしまう可能性はあるし、目的外利用される可能性も否定できない。私も科研費で買ったICレコーダで大学の会議を録音していたことはあります。こういうのまで制度的に排除できるわけではない、とは認めておくべきかと。 twitter.com/takehiroohya/s…
Takehiro OHYA @takehiroohya
出張についてもカラ(完全な虚偽)でないことはかなり厳密に確認しているとは言ってよく私も六本木ヒルズの前で自撮りするハメになったりしたことがあるわけですが、そのあと別の用件も済ませてたり遊びに行っていたりする可能性は排除できない。ただそれも排除できる制度っておそろしいですよね、と。 twitter.com/takehiroohya/s…
齊藤明紀 @a_saitoh
@takehiroohya 備品は年に1回棚卸がありますが、消耗品は本当に研究に使ったかどうかはチェックないですね。とはいえ、個人のし好品や質草になりそうな消耗品がある研究テーマはそんなにはないような。
Takehiro OHYA @takehiroohya
科研費だと備品になる基準は10万円ですからそれ以下で換金性の高い品物は考えることができ、iPadやデジカメの類が新たに管理対象に入りました。 実際に流用されたり別の場所に行ったりしてる可能性が高いと思っているのはコピー用紙の類ですが、まあそれを問題にすべきものかどうか。 twitter.com/a_saitoh/statu…
Kei🍚🍙🍶ヤンバルクイナ @Kei87c1
@a_saitoh @takehiroohya 騒いでいる人は「研究費をそのまま自由に使えるお金として使っている」とは思っていなくて(その点は理解しているはず)、【誰も見ていないし素人作品のサイトやYoutube動画の作成委託「費用」として科研費が別の所(例えば活動家)に流れているのでは無いか】という指摘だと思います。
Takehiro OHYA @takehiroohya
そこはごちゃごちゃにされていると思いますよ。で、成果物が現にあるなら(一定額以下の場合)誰に頼もうが不正ではない。私も友人の働く書店から(私費で)買っていたことはあります。コストパフォーマンスの話なら発注金額などから詰めた議論が必要で、総額の話になるのはミスリーディングです。 twitter.com/Kei87c1/status…
豆柴です @akitakenhachi
@takehiroohya 本を買ったりするのは良いのですが、業務を委託するなどの場合の選定や、成果物を作るだけのインチキ論文、国際会議の中身(参加者が逃げ不法入国した)や大きい金額の適正性は公金として監視対象になるのでは、と思います。
Takehiro OHYA @takehiroohya
モノ・サービスの調達の場合、金額が大きければ入札等で適切さが担保されます。 論文や国際会議の中身が適切であることが科研費の制度として保障されているわけではないので議論するならここですが、それは証拠(たとえばジャーナルのインパクトファクター)に基づいて行なわれるべきです。 twitter.com/YBqwx18MWmUeuV…
Takehiro OHYA @takehiroohya
ただその、「参加者が逃げて不法入国」というのはどんなにまともな学会でも悩まされている問題で、途上国XのY大学のZ教授が実在し当該分野の研究者で学会に来る当人と現実に対応してるかとか各学会レベルで検証できるわけないので、そこは責めるべき筋ではないよなと思います。 twitter.com/YBqwx18MWmUeuV…
Kei🍚🍙🍶ヤンバルクイナ @Kei87c1
@takehiroohya なるほど。確かにそうですね。 研究内容について、軍事研究を大学でするな、の時はほぼ大学関係者はスルーしていましたが、税金が元の(とか本当はあまり言いたくないのですが)科学研究費の配分に国民の意見を反映させるのに比較的多くの関係者が反応するのは明日は我が身だからなんでしょうかね。
Takehiro OHYA @takehiroohya
軍事研究の件でも文句を言っている研究者はいましたが、見えにくい面はあったかなと。後半はまあそうで、純粋数学あたりは慌てるでしょうし、裁判員みたいにランダムならともかく《手を挙げた国民》に任せたらどういう人が押し寄せてくるかということはいろいろな立場から考えてみるべきだと思います。 twitter.com/Kei87c1/status…
bn2 @bn2islander
@takehiroohya 目的外利用の場合、原理的に「研究に差し障りが出る」はずなので、そこまで気にする必要はあるのかなと思います(成果をチェックするシステムは必要だと思います)
Takehiro OHYA @takehiroohya
本来はその通りであるところ、まあ科研費の成果チェックがきちんと行なわれているかというと苦笑いせざるを得ない研究者は多いだろうと。だからここなんですけどね、本質的には。 twitter.com/bn2islander/st…
コーリー(贋) @boguscorey
厳密に排除をしすぎると目的別に複数の同種デバイスを所持するという「全体として無駄になる」が発生・・・・ 科研費テーマ用ICレコーダーと、校費か私費で買った会議用と、共同研究用の・・・・・ twitter.com/takehiroohya/s…
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コメント

bluemonkshood @bluemonkshood 2018年3月6日
科研費番号っていうのは、研究者のマイナンバーみたいなもので、これをつかって検索すると、芋づる式に、過去の業績が全部調べられるという便利な代物です。
いなばてつお @tinaba 2018年3月8日
確かに知られていない気がするし、研究者にその意識もないと思う。知られるべきことだよなぁ。
iwashiryo @iwashiryo1 2018年3月9日
まとめを更新しました。
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