【新機能】作り忘れたまとめはありませんか?31日前まで期間指定してまとめが作れる高度な検索ができました。有料APIだからツイートの漏れはありません!
このまとめをお気に入りにして応援しよう!
0
ログインして広告を非表示にする
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-05 01:39:29
「フォビドゥンフォレスト6話「フォビドゥンフレイム」#6 「焦熱する痛み」」をトゥギャりました。 togetter.com/li/1205371
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 00:06:08
フォビドゥンフォレスト6話「フォビドゥンフレイム」#6 「焦熱する痛み」 togetter.com/li/1205371 @togetter_jpさんから
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 00:11:40
(前回のあらすじ:寒風の中、いつものように鳥姫神社を早朝に参拝する片桐。瑠梨を戦わせてしまった後悔が彼の心を灼く)
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 00:11:54
フォビドゥンフォレスト6話「フォビドゥンフレイム」#7 「焦熱する痛み②」
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 00:24:23
「……痛っ……ぅぁぁぁぁっっ!!」 幼い少女が悲鳴を押し殺す。その背から煙が上がる。肉の焦げる匂い。背に押し当てられているのは赤く熱を持った金属………古めかしい焼き印だった。それを手に持っているのは、神主たる瑠梨の父。その表情は重い。 1
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 00:32:10
数秒煙が上がった後、焼き印が肌から離される。鳥の形の火傷が煙を上げる。赤黒い火傷の痕は生涯消えないように思われる深さだった。やがて煙が収まると、傍に控えていた母が火傷に軟膏を塗る。母の手に背中を撫でられ、瑠梨の身体の上下への揺れが収まっていく。 2
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 00:39:51
肩で息をする瑠梨は白装束を着込み、下半身は板張りの床に空けられた穴の中、流水に浸かっている。穴の底は腰の深さで、両足は前に延ばしている。水の流れも緩やかだ。コの字型の手摺を握りしめ痛みが収まるのを待つ。母は様子を見て声を掛ける。「水、いい?」 「お願い……します」 3
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 00:44:53
瑠梨の表情が強張る。母は水桶で流水を汲み上げ、そっと瑠梨の背に流す。傷に水が染み、再び小さな悲鳴を押し殺す。だが二度、三度と水を浴びるたびに冷たさと心地よさが勝っていき、瑠梨の表情が和らいでいく。 「閉めるわね」 「うん」 後ろに開いていた白装束を紐で結んで閉める。 4
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 00:51:27
瑠梨は大きく息を吐くと、手摺を強く握っていた自分の指を解こうとする。硬直してうまく解けないのを母が一本づつそっと開かせていく。手が離れると、瑠梨は薄目で両手の様子を確認し、顔を悲しげに歪める。血豆ができていた。自分の体を抱きしめて暫しうずくまる。 5
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 00:59:10
―――数分が経った。 「瑠梨」 「………はい」 父の声に瑠梨は腕を離すと、装束の下腹部の紐を震える手で自ら外しに掛かる。指が滑り、手こずる様子に母が手を伸ばしかける。 「大丈夫。大丈夫、だから」 顎を震わせながらも母を制し、紐を解き終わる。次いで紐を手摺に結ぶ。 6
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 01:07:12
瑠梨は再び手摺を強く握る。そうしなければ逃げ出してしまう身体を抑え込むかのように強く握る。 「お父さん……お願い……します」 震える声を絞り出して、そう告げた。止める訳にはいかない以上、早く終わらせなkれば恐怖が長引くだけだ。 「ああ。………すまない」 父は小さな声で謝った。 7
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 01:12:50
「ごめんね……ごめんね……!」 母も涙を堪えながらも震える声で顔を抑える。娘が堪えているのに母である自分が泣く訳にはいかない。 「……始めよう」 父が新たな焼き印を握る。瑠梨は悲鳴を飲み込む。今度の焼き印は背中用よりも小さいが細長い。何より今度は正面に見えている。恐怖が段違いだ。 8
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 01:17:59
父が左手で手摺を握り、右手で握った焼き印を瑠梨の腹に近づけていく。娘の表情がよく見えない。熱気で歪んだ空気のためだろうか。 「行くぞ」 「ゃ……」 娘の歯がカタカタと震え、激しく瞬きが繰り返される。手が更に迫る。 9
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 01:24:27
必死に押し殺した筈の悲鳴は、祭儀を行う小屋の外にまで響いた。押し殺そうとしたことで人とも獣ともつかないような奇妙な声になる。救いを求めている筈のその声に恐怖と嫌悪を覚えてしまった。 「なんだよ……!?なんなんだよコレ……」 幼い片桐少年は困惑する。 11
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 01:33:20
焼き印が当てられる直前に瑠梨の元へ飛び出そうとした彼は、背後から円に強く抱き止められていた。今はその柔らかな感触に動揺する余裕など無い。 「これがね……瑠梨ちゃんが鳥姫の巫女でいるために、必要な儀式なのよ」 「そんな……『変身』……するたびに?毎回こんな?」 12
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 01:36:55
「いいえ、違うわ」 円が首を横に振るのを背で感じた。 「月に一度、必ず」 「え……」 「……戦いがなかった時でもよ。いつでも神様を降ろせる状態を保つために、身体を清めなければいけないの」 13
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 01:39:12
「あ……ああ!……あああ!!!」 片桐は絶叫する。 彼はつい先日、巫女の力を目撃した。物心ついて以来の幼馴染にそんな力があるなど知らなかった。 そして憧れた。 嫉妬した。 羨ましい、などと本人に言ってしまった。 14
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 01:43:01
今日、禁足地である鳥姫神社の奥社に忍び込み、途中で円に見つかったのも、瑠梨の両親が儀式の話をしていたのを立ち聞きしたためである。思えばその時の二人の声色はどうであったか?『鳥姫の巫女に関する儀式をする』という意味情報しか頭に入っていなかった。 15
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 01:46:28
せめて円に捕まった時点で気がつくべきだった。『自分が巫女になれるわけではないだろうが、力を得るヒントを得たい』などと賢しらぶった時に、彼女はどんな顔をしていたか。流石の心優しい円も内心では怒っていたかも知れないが、それ以上に憐れみの表情を浮かべてはいなかったか。 16
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 01:53:09
「俺!俺は……!俺は!瑠梨は!俺は!」 泣きじゃくる片桐を円は抱き直し、その顔を自分の胸で抱きとめる。 「はる……いえ、片桐くん。落ち着いて、ね?今は……あっ!」 地面に膝をついていた円を振りほどき、片桐は林の中へと走り去っていった。 17
フォビドゥンフォレスト@カクヨム投稿中 @fbd_forest 2018-03-14 01:53:55
フォビドゥンフォレスト6話「フォビドゥンフレイム」 #7 「焦熱する痛み②」 終わり #8 「焦熱する痛み③」 に続く
ツイートまとめ Twitter小説 288 view 3 フォビドゥンフォレスト6話「フォビドゥンフレイム」#8 「焦熱する痛み③」 カクヨム版:https://kakuyomu.jp/works/1177354054884869599 実況・感想タグ: #禁森感想 全話+まとめのまとめ http://togetter.com/li/1059871 1話「英雄たちの遺産」まとめ http://togetter.com/li/1020459 2話「バケグモ大進撃」まとめ http://togetter.com/li/1024051 3話「蝶舞の町内」 まとめ http://togetter.com/li/1059870 4話「大規模作戦・発動!」 まと..

カテゴリーからまとめを探す

「Twitter小説」に関連するカテゴリー

ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする