Ａ１ピクチャーズで自殺者が出たほんとうの理由

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７６）そろそろ見えてきませんか。

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７７）「正社員」という破格の扱いで雇用されていたはずの人物が、過労と心労でついに自殺に至ったという、あの悲しいできごとのバックグラウンドがですよ。

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７８）「３Ｋ職場にはしないぞ！」という設立者の理想が、メビウスの輪のように裏返っていくなか、「正社員」であったはずの彼が一番のブラック被害者になっていったのです。

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７９）ポジとネガ。理想主義の陰画。

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８０）Ａ１の公式サイトにはＰたちのインタビューが揃っていて、それぞれの入社のきっかけが確認できます。a1p.jp/staff/staff_ca…　大半が外部からの移籍組なんですね。制作進行からの社内たたき上げは、先に紹介した清田氏くらいか。

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８１）移籍といっても傭兵ではなく、よそのスタジオ（の作品）で働いていたところに、先輩とかの口利きでＡ１に入ってきたというのが典型パターン。

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８２）新卒採用での制作進行さんは未来のＰ候補（大半は入社１年で脱落するとしても）なのだと私も思っていたのですが、どうやらそうではなく、繰り返しますがただの兵站用兵力なのですね。成り上がる可能性はほぼないという。

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８３）傭兵もやはりＡ１内でＰに成り上がる可能性なし。あちこち移っていくような輩をＰとして正規雇用するわけないだろうが！というわけです。

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８４）なれるのは、Ａ１内でも信頼が厚い人材（監督とか）が「あいつはデキる奴だよ」と経営者側に耳打ちするような人物のみ。そういう方がＡ１に招かれてやがてＰに取り立てられていく…こんなところではないかなーと想像します。

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８５）制作デスクやＰ補佐とかの名簿は今のところ作成していないので、いずれ作成しないとね。それと突き合せれば、Ａ１の人材事情がもっとはっきりするはずです。