「バーフバリ 伝説誕生」「バーフバリ2 王の凱旋」映画理解へのあれこれ 追加増しまし版
マヒシュマティは火神アグニが守る国。だから、火の戦術を多用する。城の守りにも火を使い、火を捧げる儀式をして、最後に因縁を火で浄めた。 マヘンドラは火の戦術は知らないけど弓(と弾性)を使う。インドラ神に弓矢の目立つ神話ないけど、サンスクリット語で「インドラの矢=虹」 #バーフバリ
2018-01-08 02:15:01@gfrrnmsk 通りすがりの者です、はじめまして! アマレンドラ、マヘンドラは神々の王雷神インドラの別の呼び名。 マヒシュマティの王女と恋をした火神アグニは、その詫びに外部から国を守る誓いを立てた。アグニは地上と天界を結ぶ役目のため、嘘をつけない。 バラーの水は考えたことなかった…
2018-02-22 18:54:48『バーフバリ 王の凱旋』でデーヴァセーナが燃えさかる橋を渡るシーン、インドの試罪法で「嘘をついていない者は火に入っても無傷」(火の神アグニは嘘をつかないため)というものに基づいているらしく、自分は間違っていないという絶対の信念が伺えるシーンだったと聞いて朝からたまらなくなっている… pic.twitter.com/mY0sCjhomc
2018-01-29 08:16:21バーフバリはこう、インド神話のコンテクストから観て思い出すことがたくさんあるわけです。 人体を掴んで振り回したり人体を投げつけたりするところのアレだけではなくて、馬車の車輪が燃えるとかは太陽神の馬車と、御者のクリシュナの神話の重ね合わせで神性があがってるなーとか
2018-03-08 04:28:34バーフバリに込められたインド神話要素を理解しようとすると、「マハーバーラタ」、「ラーマーヤナ」、「プラーナム・アーキヤーナム 」を全部履修しないといけなくなる。あとインド人はカルナ大好き、というベース
2018-02-24 02:30:09王バーフバリがマハーバーラタの大英雄アルジュナと悲劇の英雄カルナが合体したみたいな神話の英雄なのに対し、方と秩序を司さどる実務家のカリスマが国母シヴァガミとバーフバリの妃デーヴァセーナの女性陣っていうのが斬新だった…バーフバリは愛され大英雄だけど政治家じゃないからなー
2018-02-09 08:42:54バーフバリが怪力なのは、マハーバーラタに登場するクリシュナ(ヴィシュヌ神の化身)が怪力なのを彷彿とさせるし、幼子のとき命狙われて逃げるのもクリシュナだし、バーフバリ2の日本語版でカットされたダンスシーンではクリシュナ像と一緒に明らかにクリシュナを意図させる構図も出てくるし、クリシュ
2018-01-23 17:49:07@ai_san03 通りすがりの者です、はじめまして! マヒシュマティ王国の姫に恋した火神アグニが、恋の代償に姫の血筋が続く限り国を守ると誓った、というエピソードがあります(マハーバーラタより) 同じ名を持つ火の国マヒシュマティ、火神アグニはいまだに王家の血筋を無条件で守るのかもしれません。
2018-02-02 22:43:09「バーフバリ 王の凱旋」が実にインド叙事詩らしいというのは、ヴィジュアルよりも全体を貫く世界観によるものです。具体的に言うとバーフバリは本当に「理想の英雄・聖王」であって、その理想の権化として、他の人物とは一線を画した在り様を示しているように感じられます。
2018-03-16 18:29:38例えば、常人……他の登場人物は、喜怒哀楽をごく普通に表情や身振りで大いに表します。けれどもバーフバリの感情は、ほぼ即座に行動によって表されます。常人のように見た目に激しい感情表現はほとんどありません。そして、その行動に迷わない。
2018-03-16 18:32:17己が正しいことを知っていて、己の「英雄・聖王」としての義務を粛々と果たす、そんな存在です。この在り様は、マハーバーラタにおいてクリシュナがアルジュナに説いた真理(バガヴァッド・ギーター)を思わせます。
2018-03-16 18:36:34また、国母様が「法(ダルマ)」と劇中よく宣言していて、それは確かに「法律」の意味での法なのだけれど、インド的にダルマというと宇宙秩序や法則、正義、先に述べた義務などを内包するニュアンスなので、劇中では他者の判断を措いて、バーフバリが一番「法」に沿っている不動の存在なのですよね。
2018-03-16 18:41:25あの「法(ダルマ)」多用も、インド思想を少しでも齧った方面には「そう、それ!」といろいろ刺さったんじゃないかと思います。国母様、絶対権力者に見えるけれど、真の王者とは……という演出でもあるのでしょう。
2018-03-16 18:43:09まとめると「最高の理想的クシャトリアが最初から最後まで最高の理想的振る舞いを行う。悪意の存在により一度は討たれるが、最終的には理想のもとに世界は帰結する」というのを、バッチリ仕上げた一作と言えるのではないでしょうか。これが神話的叙事詩的でない訳がないですね。
2018-03-16 18:54:17バーフバリは、シヴァ神礼賛に貫かれてるけど、聖河に育てられ運ばれ、クリシュナ神エピソードとラーマーヤナで話が進み、人物にマハーバーラタの気配をにじませ、名前と暗示に雷神インドラ、裏方忙しい火神、ゲストにカーリー女神、ガネーシャ神、ラクシャーサ。…吉祥映画になるわけだ。
2018-02-05 21:17:48バーフバリが合わない人、多分単純にインド哲学的の神話文脈がその人のエンタメ観に合わなかっただけだと思う(人は万物流転し続け背負ったカルマで最初から生きる人生が決まっている・カースト制度にも見られる"生まれながらにして生きる運命が決まっている"という思想)
2018-03-01 14:59:53カッタッパは奴隷。カースト制度の奴隷は「奴隷階級(シュードラ)」として生まれ、努力しても一生階級は変えられない。クシャトリヤ(士族・王族)やバラモンなど上位階級は下位階級と一緒にご飯食べてはだめで、シュードラから食べ物を受け取けとることは禁忌のはず。それなのに我が王は #バーフバリ
2018-02-09 09:16:21ただ絶対的なカーストありきの世界やからなぁ…カッタッパも奴隷。もちろんバーフたちはカッタッパを奴隷として虐げたりはせんしむしろ背中を預けれる仲間であり父のようであり大切に扱う場面も多い。
2018-02-08 16:46:29でも結局あの時シヴァガミとバラーラデーヴァに逆らえなかったのはカッタッパの一族が王族に使える奴隷やからってのも外せはしないよなと。これ考えてたら伝説誕生みな分からんことが多すぎて、映画館と日程探してる最中…
2018-02-08 16:46:30