シリアを統治する能力と、シリアの少数派を統治する具体的な絵

まとめました。
IS 黒井文太郎 ISIL 公明党 ISIS シリア 中東 海外 イスラム アサド キリスト教
18
往古来今(元融点0) @youten0
まあ「性奴隷」なんてものを擁しているISILを「普通の国家扱い」して「これが中東で勢力を伸ばしていく」なんて予想していた人達も居たけどさ。 …確かに「勝てば官軍」ではある。しかしながら「官軍として勝つ」為には、最低限の…ほら、アレが必要なんだよ。
往古来今(元融点0) @youten0
「雲のように 風のように」で渾沌が「皇帝になるにはなぁ器量ってモンが必要なんだよ」って言ってたけど。 少なくとも国家を維持するにも、最低限の器量というものは要る。中国史で農民反乱がそのまま統一国家の朝廷に移行した例は少ないのも色々示唆している。
往古来今(元融点0) @youten0
「統治する意思・名分・能力を持つ集団かどうか」をまず見極めれば、反乱が起きた時に、反乱軍が地域で主力の安定した統治者になるかどうかだけは予測できる。シリア反政府軍?愚連隊だったでしょ。どう見たって。
往古来今(元融点0) @youten0
いかに残虐な独裁者だったとしても、 統治する能力のある残虐な独裁者VS愚連隊 では、愚連隊が敗けるに決まってる。「独裁者はいつでも反乱軍に倒されるのだ」ってのは民主主義に慣れた者のナイーブな思い込みだよ。
往古来今(元融点0) @youten0
その意味では中国史ってやっぱり勉強しておくべきものだと思う(私も高校世界史レベルでしかないけど)。中国史では「腐敗してボロボロになった旧王朝」に対し、民衆反乱軍が巻き起こるケースが多い。しかし民衆反乱軍は大概失敗し、新王朝は地方の非貧民・非上流が率いる、統治能力のある集団が開く
往古来今(元融点0) @youten0
やっぱり「文官」系の人間を統治機構に組み込む気があるかどうかが、反乱成否の分かれ目。ロシア革命はレーニンはじめ理論家が大勢いた。ホメイニー革命はイスラム知識階級主導だった。ひるがえってシリアは?反政府軍やISILの統治機構は?ロシア革命やイラン革命ほどには全く見えないでしょ。
往古来今(元融点0) @youten0
クルド人は「統治機構を具えよう」って意思が見えるよね。だから彼らは自治区を維持できている。翻ってシリア反政府軍やISILにそういうのがあったか。後者は性奴隷とかやらかしているから論外なんだけど(董卓軍か)、前者だってそういうの見えない。黄巾党みたいだ。
往古来今(元融点0) @youten0
未だに「アサドのせいだーロシアのせいだーズ」が、「日本の報道は偏向している」みたいな事言ってるけど、シリアについてはもう誰がシリアを安定させる存在だったかという事は立証済みでしょ。反政府勢力の統治地域が本当に平和だったか、キリスト教徒弾圧見れば分かるじゃん twitter.com/fukuda326/stat…
リンク BBC News 2674 Syria's beleaguered Christians BBC News looks at Syria's Christian community, one of the world's oldest.
往古来今(元融点0) @youten0
シリアで政権転覆が成功しなかったのはアサドのせいでもロシアのせいでも何でも無い。 この前もツイートしたけど、統治する能力と思想が無いと、反乱・革命は成功しないんだよ。 ロシア革命でもイラン革命でも、統治する能力と思想はあった。 対してシリア反政府軍にシリアを統治するがあったか?
往古来今(元融点0) @youten0
なんか日本の嫌露親米「ロシアのセイダーズ」知識人達って、一応大学の文系知識人だろうに、シリアにおいて政府軍や反政府軍、ISILを見る時に、「文系知識人(文人・実務者)を登用して運用している組織かどうか」を全然見ていないよね。文系知識人を使う反乱軍かどうかっていうのは、重要な指標だよ続
往古来今(元融点0) @youten0
承前)なにせ「反乱軍」というのは、理論家とか文学者とか法律屋とかは、後回しにされやすいリソースなんですよね。軍人や技術者が真先に使われる。でも反乱成功後や、反乱軍が確保している土地では、後々の為に必要な存在。そこまで考える余裕がある反乱軍かどうかというのは、一つの目安なんですよ。
往古来今(元融点0) @youten0
承前)アベ・シエイエスが居たフランス革命、 レーニンやトロツキーが居たロシア革命、 ホメイニーが居たイラン革命。 みんな「文人」が居る。 かなり政権移行が危うかったけど何とか維持したアフガニスタンのカルザイも、大卒文系。 一方、シリア反政府軍は??という話なんですよ。
往古来今(元融点0) @youten0
安倍政権に限らず、「消極的支持」というのは世界中どんなところでも働く政治力学なんですよ。シリアにおいて「消極的支持」を結局勝ち得たのが、アサド政権であり、クルド人なんですよ。何故か?それは「シーア派やキリスト教徒にどのように接するか」の「具体的イメージ」が両者にあったからです。
往古来今(元融点0) @youten0
中東専門家達って、中東を知っている筈なのに、中東に暮らしているキリスト教徒(多くは東方教会信者)というファクターを無視し続けてきた。シリアでは1割ですよ。1割と言ったら、日本の公明党より大きいんですよ。しかも外国の東方教会組織と繋がりがある。無視していい勢力では無い。
リンク Wikipedia 10 東方教会 東方教会(とうほうきょうかい、英語: Eastern Christianity)は、中東・ギリシャ・アナトリア・東ヨーロッパに広がり成長したキリスト教諸教派(正教会、東方諸教会)の総称。正教会のみを指す場合もある。西方教会の対語。広義の東方教会には以下の諸教会が含まれる。
往古来今(元融点0) @youten0
公明党の存在を無視して日本の近現代政治史を語るヤツがいたら「モグリ」と言われるでしょう。ところが日本の「中東専門家」は、ほぼ全員、「イスラム専門家」です。そりゃ誰が非イスラムを保護しているかなんて関心が無かったでしょう。破壊される教会のニュースとか、ほぼ全く日本では報じられない。
往古来今(元融点0) @youten0
「文官・文人を統治機構に組み込んでいる」 「宗教的少数派をどう統治するかの具体的イメージを持っている」 これをアサド政権が満たしていて、ISILは勿論、反政府軍も満たしていなかった時点で、長期的にどちらが勝ってどちらが敗けるかは必定だったんですよ。
往古来今(元融点0) @youten0
東方教会の聖堂に入ってアピールしていたのは、シリアではアサドだけでした。こういう所なんですよ、「統治者」って。 The Christian Genocide In Syria (シリアにおけるキリスト教徒ジェノサイド) mintpressnews.com/christian-geno…
リンク MintPress News 65 The Christian Genocide In Syria, An Interview from Damascus The Christian Genocide In Syria, An Interview from Damascus
往古来今(元融点0) @youten0
黒井文太郎は売れてる評論家だから、狂った人間も結構相手にしているのかもしれないけど、どうだろ、「アサド・ロシアは無謬で正しい」まで言ってる日本人って、居るのかな…見た事無いですよそんなの。アサドは残虐な独裁者だ、って事は、ロシア擁護派にとってすら、スタートラインじゃないのかな。
往古来今(元融点0) @youten0
その上で、「キリスト教徒とかを保護した勢力は、アサドと、クルド人だけだ。その点はポイント高い」としているのが私なんだけど、黒井文太郎とか彼の一派って、みーんな「シリアに1割存在するキリスト教徒の生存」について、「一言も」言わなかったよね。それこそここ7年。それがおかしいのよ
往古来今(元融点0) @youten0
チベット問題がいつの間にか語られなくなったのもそうなんだけど、日本人ってやっぱり「信教の自由」について鈍感だと思う。黒井文太郎に限らないけど、「イスラムの信教」については関心あるのに、現地の「非イスラムの信教の情勢」は全く関心無いのって、中東研究者の大半じゃないのかな
往古来今(元融点0) @youten0
日本ではフランス革命でのカトリック弾圧、ロシア革命での正教会・イスラム弾圧って側面も、あまり語られない。藤本ひとみなんか「抑圧的なカトリック修道院が弾圧されて解散されました、めでたしめでたし」なんて小説書いてる位。 「アサドが非イスラムの保護者」という側面の重さが理解できない日本
残りを読む(16)

コメント

緑川⋈だむ @Dam_midorikawa 2018年3月19日
さて2年ほど前に「イスイス団がどんどん成長して世界を支配する」とかおっしゃってた「イスラム専門家」の人たちをさっぱり見なくなったがどちらに行っていらっしゃるやら
往古来今(元融点0) @youten0 2018年3月20日
[c4766307] 馬鹿なんじゃないの
RXF-91 @rxf_91 2018年3月20日
[c4766307] アサドが孤立無援だったら仰るとおりなんだけどロシアと中国がガッツリ肩入れしてるんでそれが途絶えない限りは有り得ない話ッスわ、もうちょっと国と国との関係考えてモノ言おうね?
YESおじさん @YESUncle_beard 2018年3月20日
旱魃・高い失業率・貧富の差の拡大etc…ってアサドによる失政メガ盛り独裁で不満MAXだった所にデモの武力鎮圧で内戦に着火、これに内戦後の惨状が+されるのでシリアの将来は国外の支援を勘定しても暗いわな。現在のアサド政権の統治能力も殆ど国外頼みだし、アフガニスタン民主共和国再びって感じだ。ロシアがこけたら第二のナジーブッラーよな>アサド
往古来今(元融点0) @youten0 2018年3月20日
こんなに早くコメントがつくと思って無かったので断っていませんでしたが、私は割と気楽にサクサクブロックしますので宜しく。異論があるのなら別に自分でまとめ作るか、御自分のツイートでどうぞ。無駄にコメント欄を重くしたく無いので。(でもさっきの人はブロックする寸前に自分のコメントを削除して逃げたみたい)
Ikunao Sugiyama @Dursan 2018年3月20日
むしろインテリより地味な役割とか実質的なことが出来る実務家の役割が大きいと思います。
ろんどん @lawtomol 2018年3月20日
中国の王朝はたいてい末期に大規模農民反乱が勃発して滅ぶけど、その手の反乱軍が安定政権を作ったのは前漢と明だけだったかな
段ボールが本拠地 @Himade4tama 2018年3月20日
自衛隊だけじゃ日本は維持できない。当たり前なのにシリア向けには忘れられちゃうね。
kero @kero1209 2018年3月20日
ISILが国になると言われてた頃は人的資産として旧イラクの役人が流れて行ってたのと、地方の村とは仲良くやっていこうと見せていたから。ゴロツキが反乱起こして地方に引きこもったインテリ層を取り込みさらに地方勢力の支持を取り付ける中国の革命史をなぞっていたとも言えてしまう。
全自動式メタルクソコテロボ @SU858 2018年4月18日
ISILの最盛期、シリア~イラク間に支配勢力を拡げた段階では旧イラクバース党の幹部や旧イラク軍の幹部が加わって居たので、比較的他の反政府勢力に比べたら国家運営能力が備わっていた。個人的には全盛期ISILと壊滅時のISILは相当違う物だと思う。
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする