- shun_akikusa
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ウラジーミル・ナボコフ「ヴェラへの手紙」。作家ナボコフが、出会って間もない頃と、結婚したばかりの頃の妻ヴェラに宛てた手紙を、秋草俊一郎が訳・解説。妻との関係から作家はどのようにインスピレーションを得ていたのか。日記が公開されていない作家の貴重な生の声が聞こえる。#すばる12月号
2017-11-05 10:28:38このナボコフ『ヴェラへの手紙』は、「今のところ邦訳出版される予定がありませんので、こちら『すばる』掲載版が最初で最後の翻訳の可能性もあります」とのこと。 yakusunohawatashi.hatenablog.com/entry/2017/11/… twitter.com/subaru_henshub…
2017-11-06 15:33:38解説のなかの、「夫」に「ウラジーミル」、「妻」に「ヴェラ」のルビに感動しました。Vladimir と Véra。V から V へのラブレター。夫妻の友人へ手紙を代筆したとき妻は「V と V」と署名をしました。頭韻のような美しい署名。 twitter.com/subaru_henshub…
2017-11-06 18:31:12「きみはぼくの人生にやってきた──それも(帽子もとらない)客なんかじゃなく、王様としてやってきたんだ──そこではすべての川がきみの姿を映すのを待ち、すべての道がきみに踏まれるのを待っている」(「ヴェラへの手紙」)
2017-11-07 14:22:18ここ数日で、フローベールを全部読みかえしてしまった。『ボヴァリー夫人』を読み、再読した。世界文学の中でも最高に天才的な小説だー内容と形式が完璧に調和しているという意味で。 ウラジーミル・ナボコフ『ヴェラへの手紙』(「すばる」12月号) pic.twitter.com/kqYh0PJh3S
2017-11-07 22:56:46昨日の晩、ポツダマー通りを歩いていると、突然、きみが存在していることを感じて心があたたかくなったんだ。きみは、なんというよろこびなんだろう。そうだ、『マーシェンカ』が翻訳されて大金がはいったら、ピレネーに出かけよう。 ウラジーミル27歳、ヴェラ24歳。 ナボコフ『ヴェラへの手紙』
2017-11-07 23:44:21この手紙の日付が1923年11月8日。94年前の今日、ベルリンでナボコフが書いたヴェラへのラブレター。 twitter.com/in_vertigo/sta…
2017-11-08 01:57:14「ぼくのスズメちゃん、きみもあまり雨に怒っちゃだめだよ。雨にしてみたら、降らなくちゃならないし、抑えることはできないんだ。雨が悪いわけじゃない。結局のところ、雨は上に降ることはできないんだから」(「ヴェラへの手紙」)
2017-11-11 22:48:41「言いたいのは、ぼくの一日は毎秒毎秒がコインのようにできていて、その裏面がきみになっているっていうこと。毎秒ごとにきみのことを思い出さなかったとしたら、ぼく自身の顔が変わってしまうんだ。別の鼻、別の髪型、別の──ぼくだってわかってもらえなくなってしまう」(「ヴェラへの手紙」)
2017-11-11 22:52:25「ベルリンを夢みるなんて思いもしなかった──そう、地上の楽園みたいに(天空の楽園なんてたぶん退屈さ──熾天使の羽がわんさか舞っていて、禁煙だってさ。でもときどき、天使たち自身が袖に隠して煙草を吸う──大天使が通ると煙草を投げすてる。それが流れ星なんだ)」(「ヴェラへの手紙」)
2017-11-13 13:00:35ナボコフもヴェラ夫人へのラブレターで「ぼくのスズメちゃん」と呼びかけていました… twitter.com/roshiaNOW/stat…
2017-12-16 02:34:04ロシア人は相手を「動物呼ばわり」することがしばしばある。「山羊め!」「子猫ちゃ~ん!」「あいつはガチョウだ」などなど。それらはどんな意味とニュアンスをもっているのだろうか。 jp.rbth.com/education/7943…
2017-12-14 19:53:08セカンドハンドの時代/アレクシエーヴィチ カストロの尻/金井美恵子 オクトーバー/ミエヴィル 対岸のヴェネツィア/内田洋子 書物の宮殿/グルニエ オープン・シティ/コール 三ギニー/ウルフ 百年の散歩/多和田葉子 ヴェラへの手紙(すばる)/ナボコフ #2017年の本ベスト約10冊 pic.twitter.com/TCg9FVxejt
2017-12-23 20:10:56